信用金庫は、いろいろな対象者限定で多数のカードローンを取り扱っている所と、対象者を意識した限度額設定で少数のカードローンを取り扱っている所に区分けすることができます。
今回ご紹介する朝日信用金庫は、後者のタイプ。限度額が最低100万円の高額カードローンと、最高でも50万円の少額カードローンを扱っています。
朝日信用金庫には2種類のカードローンが用意されています。その商品名はコチラ。
商品名で判別できますが、「プラチナカードローン」は高額の限度額設定、「朝日カードローン」は幅広い方が利用できる少額の限度額設定となっています。それでは、その違いを表にして見てみましょう。
内容 | 朝日カードローン | プラチナカードローン |
---|---|---|
申込み可能年齢 | 20歳以上65歳未満 | 20歳以上60歳以下 |
勤続年数 | 特になし | 2年以上 |
年収・雇用形態 | パート・アルバイト・主婦OK | 税込年収200万以上 |
限度額 | 10万・30万・50万 | 100万~500万 (100万円単位) |
保証会社 | (社)しんきん保証基金 | (株)オリエントコーポレーション |
さて、ここから何が見えてくるでしょう。少なくとも条件の厳しさの違いは感覚的に掴めたのではないでしょうか。
「朝日カードローン」は幅広い方を対象にした、開放的な商品であることを「パート・アルバイト・主婦の方もOK」という一文で理解することができます。この一文だけで親近感というか借りやすさを感じ取ることができるでしょう。
(⇒キャッシングをするための職業情報)
一方、「プラチナ」という単語を用いているとおり「プラチナカードローン」には年齢、勤続年数、年収の基本事項で、対象者を限定した商品であると知ることができます。
「朝日カードローン」よりも4歳若く上限設定され、勤続2年で新入社員や転職間もない人は対象外。年収200万円はパートで働く兼業主婦が超えられない条件となるでしょう。
また、「プラチナカードローン」の方は、アルバイトOKの記載がありません。単純に勤続年数が2年以上で税込年収が200万円以上とだけ記されています。(こちらもご参考に→その他職業の方にオススメのカードローン)
通常ならば、暗に「月給制の正社員や派遣社員まで」の意思表示と判断するところですが、アルバイトで年収200万円を稼ぐにはどれくらいの時間がかかるものなのか、ちょっと気になりますよね?なので、簡単なシミュレーションをしてみましょう。
朝日信用金庫は東京都台東区に本店を置き、東京14区と埼玉県三郷市、千葉県の一部(松戸・市川・浦安・船橋の4市)を営業範囲にしています。
では、その東京都・埼玉県・千葉県の最低賃金はいくらなのでしょう?毎年のように変わってしまうので都度確認が必要ですが、一気に100円も200円も上がることはありません。
ほんの数十キロ離れただけで時給が100円近く異なるのは驚きですね。さすが首都圏。それでは続けて、この最低賃金でアルバイトをした場合、税込年収200万円を突破するにはどれ位時間がかかるのか計算してみましょう。
地域 | 最低賃金 | 必要労働時間 (200万÷最低賃金) |
---|---|---|
東京都 | 888円 | 2,253時間 |
埼玉県 | 802円 | 2,494時間 |
千葉県 | 798円 | 2,507時間 |
これを週5日、月22日勤務(週休2日ペース)で計算すると…
週5のバイトなら東京で1日平均9時間、埼玉と千葉なら10時間勤務をすればクリアです。因みに、月収換算だと平均16万7千円がクリアラインになります。もちろんこれは「最低賃金」ですから、これ以上の時給で働いていれば労働時間は短くて済みますよ。
しかし、これはあくまでも「上限」なので、ギリギリの場合は審査が厳しくなることも想像ができますね。
信用金庫は影響を受けませんが、消費者金融業者からの借入れは、業界からの借入合計が年収の1/3以内と法律で決められています。年収200万円なら他社と合計で66万以内。それと比較すれば、100万円まで融資可能となっているのは条件的に緩いと言えます。
同じカードローン業界でも、信用金庫や銀行などの金融機関は法的制限を受けずに融資ができるのが魅力。それを感じさせる内容でもありますね。
さて、朝日信用金庫のカードローンに話を戻します。2種類のうち、「プラチナカードローン」については大まかな条件が理解できたでしょうから、もうひとつの「朝日カードローン」について具体的に見ていくことにしましょう。
「申込める」ということは、「問題がなければ融資しますよ」ということでもあります。ここで言う「問題」とは雇用形態とか収入ではなく、既に他社からの借入が多いとか、過去に破産や延滞などのキズを持っているとかの「信用に関すること」を指しています。
わざわざ借りれないものを条件にして募集はしませんよね?そんな手間をかける必要はありませんし、審査落ちになった人には恨まれる可能性も高くなるわけですから、「借りれますよ」が前提であることは安心していいでしょう。
「プラチナカードローン」と対照的に、「朝日カードローン」は限度額が最少10万、最大50万と少額の商品です。より高額な限度額を希望する方は物足りなさを感じるかもしれませんが、「少額で充分」「少額でも借りたい」という方には魅力的な商品です。
その魅力はこの記事のテーマでもある「借りやすさ」にあります。主婦・パート・アルバイトの方もOK。兼業主婦で扶養控除の調整をするために100万円前後の年収であっても、限度額10万円、30万円なら安心して申込めそうですよね。
ここまで見てきたとおり、借りやすいのは「朝日カードローン」です。しかし、両方の申込条件をクリアしている方にとってはより高額な限度額をつけてもらえる「プラチナカードローン」も捨てがたく、悩んでしまうでしょう。
そんなときには個人ローンセンターに電話で相談するといいでしょう。平日は9:00~18:30、土曜日でも9:00~15:00が利用できるので、どちらが適しているか「問い合わせ」をして決めるのも悪くないですよ。
【参考ページはこちら】
三島信用金庫のカードローンは10万円から
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