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複数カードの使い方はこれを確認!下手をすれば多重債務者

カードローンは複数同時利用が可能です。しかし複数カードを利用すると、管理が煩雑になり1枚だけの利用に比べて、問題になるリスクが高くなってしまいます。

そこで今回は、カードローンを複数所持する場合の注意点と賢い利用方法をまとめてみました。また、もし返済が苦しくなってしまった時どうしたらいいのかも合わせてご紹介します。

複数カード利用はリスクが高い!問題点は予め把握しておこう

現在のようにカードローンが一般的に知られてくるようになると、様々な理由から何枚も用意して利用する人も出てきます。しかし見方によっては便利に思えるかもしれませんが、複数カードを持つことは、管理が難しくなるなど弊害もあります。

また複数の借り入れになることは、返済額も増えますから、家計を圧迫する原因にもなります。更に利用状況によっては返済のお金を、別のカードローンの借り入れで賄うようになり、最後は多重債務者になることもあります。このように複数カードを持つためには注意しなければならない問題点があるのです。

一般に言われる複数カード利用の問題点としては次のようなものがあります。

  • 返済日の管理が煩雑になる
  • 返済額が増えて家計を圧迫する
  • 返済を他からの借り入れで行うようになる
  • 安易にカードを増やし更に問題を大きくする

複数カードは管理が難しくなる

まずは返済日についての問題点から説明していきます。カードローンの利用者は感じたことがあると思いますが、たとえ1枚だけでも毎月の返済日を意外に忘れる場合があります。

自分は自動引き落としだから忘れることはないと思うかもしれませんが、残高不足で引き落とせない事も珍しくありません。自分も以前そういうことがあったと思い当たる人の割合は、1枚だけの利用者でもそう少なくないはずです。

これがもし2枚、3枚になったとすると返済日が2回、3回に増えてしまい、どれかを忘れる可能性というのは格段に増えます。

返済額が増えて返済に行き詰る可能性が増える

次に返済額を考えてみましょう。カードローンの返済は銀行であれば残高スライド方式、消費者金融であればリボルビング払いで行われることが多くなっています。

リボルビング払いを考えると、返済は元本の返済分と利息分を合わせて毎月一定に保たれ、返済が楽になるよう設計されています。したがって毎月1件の返済であれば、たいへん楽な返済と言えるのですが、これが複数になった場合を考えてみてください。

例えば50万円借金するとしましょう。カード1枚で50万円を借りる場合と25万円づつ2枚のカードで借入れするとして比較してみましょう。

両方ともリボルビング払いで月々1万円の返済を行うとすれば、前者の場合返済額は1万円、後者の場合には2件の返済の合計になるため2万円という事になります。このように同じ金額の利用でも1枚での利用の方が負担はずっと小さいわけです。

残高スライド方式:前月の借入残高によって翌月の返済額が決まり、残高が大きくなればそれにスライドさせて返済額も大きくなる返済方式です。

リボルビング払い:月々の元本返済分と利息分の合計である返済額が一定になる返済方式です。本来は何を一定にするかで様々なリボルビング払いが存在しますが、現在ではこの返済額が一定になる方式を指すのが普通です。

返済のための借り入れを行うようになる事がある

ここまでの話は複数カードの利用者なら誰でも起こりうる話でしたが、ここからは複数カード利用に慣れてしまい、それが当たり前のようになってしまった人が陥りがちな問題になります。

複数のカードローンを契約するという場合は、例えば大きなお金が必要になったというような何らかの理由があります。その後は何枚も必要となることはそうそう無いのですが、大きなお金の誘惑に負けて、必要もないのに使い続ける人がいます。
(⇒複数カードローンを持つ多重債務者の返済

そういった人の場合、当然大きな金額の返済が続くことになって、返済に窮する可能性も増えることになります。そうこうしているうちに、あるカードの返済を別のカードの借入で賄うような事にも抵抗感がなくなって来てしまいます。

こうなると借入と返済を自転車操業的に繰り返すようになり、ちょっと遣り繰りが狂うと返済できなくなってしまう事になります。

このように返済に行き詰ってしまうと、普通なら借金生活から抜け出す方法を模索しますが、複数のカードを使う人は違うようです。こういう人の場合、さらにカードの枚数を増やして、それを使ってまた借金をして返済に回そうとする人が多いのです。

新たなカードローンの契約ができるうちはこれでも通用する訳ですが、金融機関も件数が多すぎると警戒して契約できなくなります。その時点で、今度は返済するお金の調達ができなくなり、多くの借金を抱えて多重債務者という事になってしまいます。こうして返済できなくなればブラックという事になってしまいます。

複数カードはこう使え!正しい利用法を実践しよう

複数枚のカードでも1枚だけでも同じですが、お金を借りて問題が発生するのは返済するときです。この問題を回避するためには、まず自分が月々いくらまでなら返済していけるのかという、返済能力を理解しなければなりません。

カードローンを利用する場合には、この返済能力によって自ずと利用可能枚数の実質的な上限が決まります。もし2枚以上利用するのであれば、なるべく返済の負担が大きくならないように利用方法を予め決めておくことが勧められます。

さらに返済を確実にするためには、借り入れの前に返済計画を立てておくことが必要です。また万一返済できそうになくなったときにはどうすれば良いのかについても、あらかじめ覚えておきましょう。

自分の返済能力を知る

返済能力も無いのに何件も契約するのは、金融機関に対して無責任ですし、自分も困った状況になりかねません。

普通の人の場合この返済能力を把握すればそれが重しになって、新たなカードローンの利用を抑制できるようになります。

この返済能力は、多くの場合収入で判断されますが、実際にはそれでは駄目です。返済能力を計算するには収入だけではなく支出も関係しており、収支こそが問題なのです。

例えば50万円の収入で支出が50万円なら返済能力は0、支出が30万円なら返済能力は20万円という事になります。

本来は1枚を長く利用するのが基本

ここでカードローンの利用方法を考えておきましょう。生活費の足しやレジャー程度であれば、余程のことが無い限り、カードは1枚あれば十分足りるはずです。

1枚だけを長期間使い続ければ金融機関の信用も大きくなり、将来的なことを考えれば、大きなお金を低金利で貸して貰えます。したがって、カードローンの利用では長い目で見れば、複数枚の利用というのは決してお得ではない事を覚えておきましょう。

2枚以上に増えた場合は利用方法を決めよう

複数枚の利用という場合その切っ掛けは、何らかの理由で1枚だけでは足りず、緊急にもう1枚契約するという場合が多いでしょう。

その時点で必要だったとして、問題なのはその後です。何枚か持っていれば当然、それを使う機会は増えていくでしょう。しかし、そうなっていくと先ほど説明したように、様々な問題に直面することになります。

そこでそうならないためには、複数枚をどう使えばよいのかという事が重要になるのです。先ほど言ったように通常使う分には1枚で十分なはずですから、前提としては利用するカードは1枚に決めておく様にしてください。

ただし、地方などに行って、利用できるATMなどが限定されているような場合にかぎっては、他のカードの利用も許容してよいでしょう。

この2つを原則として、さらに他のカードの返済のための借入れは行わない様に計画的に返済すること。いつも使うカード以外のカードを利用した場合には、その返済は随時返済などを利用してできるだけ早く返済してしまうこと。この2点を利用方法として守ることが、自分を守ることになります。

複数枚のカードの利用方法

  • 利用するカードは1枚に決める
  • 利用するATMが見つからないような場合だけ他のカードの利用を許容
  • 返済のために他カードは利用しない
  • いつも利用するカード以外は随時返済などで早めに返済してしまう

また、もし利用するのは1枚だけで、他のカードは利用しないというのであれば、思い切って解約してしまうことを勧めます。

借入れ前に返済計画を立てておこう

カードローンの利用者の場合、一回の利用額がそれほど大きくありませんし、返済額も小さいため、安易な借り入れが多くなります。しかし本来借金というのは、借りる前に返済計画というものを立てて、返済の可否を確認してから借りるものです。

これはカード1枚の場合にも言えますが、複数枚のカードを利用することになった場合には、特に綿密な返済計画が必要になります。

返済計画の作り方は、まず金融機関のホームページにある返済シミュレーションを利用して返済期間を計算します。

次にこの期間の月ごとの収支を予想します。収入は見積もりやすいですが、支出は家計簿などを見て、季節変動も考えて見積もってください。収支を計算して、複数の返済でも支障が出ない事を確認して返済計画にまとめてください。

収支額が返済に足りない場合には節約できる点などを考えて計画に盛り込みましょう。遣り繰りできそうにない場合には、借り入れを断念することが重要です。また返済中も、現実に即して計画を見直して常に返済できる計画を維持していく必要があります。

返済できそうにないときの対応方法

ではもし返済できそうにないことが分かったらどういった対応を取ればよいでしょうか。長く返済していれば、誰でもそういったことは可能性があることです。

そういった最悪のケースについてもあらかじめ慌てずに対応できるように手順を考えておきましょう。もちろん、更にカードを増やして借入れするというのは論外です。まず自力の返済ができないわけですから、親兄弟や会社の同僚などに借りるという方法が考えられます。

もし貸してもらえなければ、あとは事前に金融機関に相談してみてください。契約によっては一時的に返済額を減額してくれる場合もありますし、契約になくても利息分の支払いだけにしてくれる事もあります。

こういう場合、金融機関での信用は落ちますが、連絡なしで返済できない場合よりもずっとましであることを覚えておいてください。

やばい!返済が苦しくなってしまった時の対応方法

複数カードを持った当初は返済できていたとしても、暫くすると返済が重くのしかかってくるというのは良くある話です。そうした場合、複数のカードローンを一つに纏めて、月々の返済の負担を少なくする方法が大手金融機関によって提供されています。

そういった事ができない場合には、法的に定められている最後の手段として債務整理によって返済方法の変更の交渉をするという方法があります。

返済を一つに纏めてしまう方法がある

複数カードの返済が苦しいと感じた時の対応方法には次のようなものがあります。

方法 利点 注意点
お纏めローンの利用で借入れを1つにする 複数カード利用の問題点解消 審査が厳しい
債務整理 返済できる返済方法にできる 信用を失いブラックになる

まずお纏めローンから説明していきましょう。大手銀行のホームページを見てみると、ローンの紹介のところに、お纏めローンというものがあります。消費者金融でも、カードローンをお纏めローンとして利用できると言っている場合もあります。
(⇒おまとめローンを諦めない方法

このお纏めローンと言うのは、その名の通り複数のカードローンを一つに纏めてしまうものです。纏められれば返済は月に1回になり、返済額も1つ分にできますから、複数利用の問題点が解消できるわけです。

ただし複数を纏めるという性格上、借入額は大きくならざるを得ず、審査としてはその分厳しくなって、誰でも利用できるとは言えません。

インターネット上から申込みができるところもありますが、この場合にはあまりお勧めできません。まずは現在の契約内容を持って金融機関に行き、状況を話して相談することから始めてみてはいかがでしょうか。

注意が必要なのは、お纏めローン利用者は、数年経つとまた複数のカードローンを抱えているという人が多いということです。お纏めできたら、もうカードは増やさないというつもりで、生活しなければなりません。

返済能力を超えていると思った場合には債務整理を検討する

複数枚利用したはいいが、よく検討したら、自分の返済能力を超えていたという場合には、遠からず返済に行き詰ります。そして前記お纏めローンも利用は難しいという事になると、先行きがさらに暗くなってしまいます。

そういう場合には、金融機関との話し合いで返済能力に合った返済方法に変更してもらう方法があります。これは債務整理と言い、当初の返済ができない場合に、契約内容を変更して利用者が返済できる内容にする方法です。

利息を見直して返済額を減らす方法から、返済が免除される自己破産まで様々な方法が用意されています。進め方としては、当初は利用者或はその代理人と金融機関間で話し合う方法を取ります。

もちろん金融機関は不利益を被る事になるので、簡単には合意できません。その場合には裁判所に調停してもらったり、実際に判断を仰ぐ事になります。

債務整理した場合には、信用を失ってブラックという事になりますが、返済条件が変わることによって返済できるようになります。交渉では金融機関は金融のプロですから、債務整理する場合には弁護士に相談して、代理人として交渉を任せたほうが無難です。

枚数を増やす前に考えるべき事!必要のない契約は止めよう

カードを増やせば、当然先ほど指摘しておいた問題も深刻性が増すのは言うまでもありませんが、そのほかにも新たな問題が出てきます。

無暗にカードを増やすという考えは捨てて、お金が必要なら節約で乗り切ったり、既存のカードの利用枠の増額を考えなければなりません。

枚数増は審査にも問題が生じる

思惑通り新たなカードを増やせれば利用者にとっては良いのかもしれませんが、そこには新たな問題があります。それは申込んだとしても、審査のハードルはそれまでよりも高くなるということです。

まず、消費者金融では融資する金額に法的な上限があって、他社も含めて年収の3分の1までしか貸せません。銀行にはそういった法的な上限はありませんが、やはりそれぞれ上限を持っています。複数社合わせてこれらの上限を超えれば、審査は通らないという事です。

また金融機関は返済を考えて、他社の利用というものを警戒しますから、3件目くらいになると敬遠するところも増えてきます。4件目になると更なる借入れは難しくなり、まず借りられなくなってしまいます。

このような理由で、件数が増えるごとに審査は厳しくなり、思惑通り借りられる保証はなくなって行くのです。借り入れが増えると、こういった問題も生じてくることを覚えておいてください。

まずは節約で乗り切ることを考えてみよう

そこでお金が必要になった場合は、安易に借入先を増やすのではなく、まずは節約して切り抜けられないかを考えてみましょう。家計簿があれば何にお金を使っているのか、把握しやすいので、それをもとに削れる部分を検討しましょう。

自分で削れる部分が考えられない場合には、誰か身近な人に手伝ってもらって検討してみてください。自分には大切な出費と思われる事でも、他の人から見れば全く価値のないものだったりすることは良くあることです。つらいことかもしれませんが、そういった部分を切っていくことも必要なことです。

枚数を増やすよりも利用枠の増額を申込もう

どうしても借り入れが必要という事であれば、現在利用しているカードの利用枠の増額ができないか検討してみましょう。まず増額してもらうためには条件を満たす必要があります。その条件を表に示しておきます。

カードローンの利用枠増額の前提

項目 注意点
利用開始から6か月以上経過 金融機関によっては1年程度必要な場合もある
ある程度の頻度で適正利用 利用が低調な場合には増額は見送り

これを満たしているのであれば、新しいカードを増やすよりも増額することを勧めます。増額できれば返済日が増えることもなく、しかも増額によって金利も見直され、有利な借り入れができるようになります。

ただし、利用状況によっては、金融機関の評価が下がり、増額どころか減額される事もあるので、増額の申込みには注意しましょう。

【参考ページはこちら】
複数カードローンをまとめるメリット・デメリット

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