借入審査に落ちまくり!そんな人に共通する原因と対策方法ご紹介
カードローンの審査に落ちた場合、その理由を教えてもらうことができないのは、経験者なら知っているでしょう。
自分で落ちた理由を考えて次へ生かすしかないのですが、それでも上手くいかない人はいませんか?
どうしてだか、審査に落ちてしまう・・・。
審査に落ちやすい人達に共通する原因は、思ったより多くあります。
その原因に自分でも気づいていないまま、新たに申し込みをすると審査に落ちてばかりになってしまものです。
いくつかあげますので、自分がそれに該当しないか、検証してみましょう。
自分は当てはまる?審査に落ちる主な理由を振り返ってみよう
カードローンに審査があるのは、誰もが知っている事です。もちろん、誰もが審査に通るとは限らず、一度は審査に落ちたという人も少なからずいるでしょう。
審査に通る率も大手消費者金融で見ても、高い所で48%前後、低い所だと40%前後です。規模が小さい消費者金融になると率も下がり、20%程度、低い所だと20%を切ります。これは、それぞれの申込者の属性に特徴があるので一概には言えないのですが、単純に考えても誰でも審査に通るとは言い切れないでしょう。
とはいえ、大抵は申し込み先を変えたら審査に通った、という方が多いのではないでしょうか。それは、審査の可否の基準や判断が貸金業者によって違うからです。
それでも、あちこち申し込みをしたが、どこの審査にも通らない。そんな人も少なからずいます。何故でしょう。
多くの情報から共通して審査に落ちる理由と言うものは、ある程度推測できます。
こんなにある!?審査に落ちる主な理由
多くの人のクチコミや情報から見るに、審査に落ちる主な理由は、このようなものがあります。
- 信用情報機関に事故情報が載っている
- 多重債務
- 総量規制オーバー
- 年収が安定していない、または収入がない
- 一度にたくさんの申し込みをしている
- スーパーホワイト
- 貸金業者の都合で審査の通過を制限している
主な理由をざっと並べただけでもこれだけあります。審査に落ちた人は、これらに心当たりはないでしょうか。
「いや、私は違う。」という人でも改めて振り返ってみると、自分で気づいていないことが出てくるかもしれません。
主な理由には本人の問題と貸金業者の問題に別れる
審査に落ちる理由には、申し込み者本人の問題と、貸金業者の問題が混ざっています。
主な理由として上記にあげた中で、本人の問題としては、事故情報や多重債務、年収の問題や一度にたくさんの申し込みをするなどがそれに当たります。
本人の問題の場合、その問題点を解決しないと、その後、他社に申し込みをしても意味がありません。審査に落ちる実績を積み重ねるだけです。
スーパーホワイトというのは、ショッピングを含めてまったくカードの利用がないために、返済が大丈夫かわからない人のことを指します。
今までクレジットをはじめ、カードを使わないで生活ができたと思えば一見問題ないように見えますが、例えば今回融資をしたとして、本当に返済をしてもらえるのかどうか、過去の実績がないのでまったく判断がつきません。その為に審査に落ちてしまうのです。
会社の都合で制限しているなどの貸金業側の問題となると、なかなか難しいところでしょう。特に審査の結果が通るか通らないかギリギリのラインだった場合、会社の都合で結果がまるっきり変わってしまうのですが、こればかりはどうしようもないでしょう。
まずは冷静に!自己分析は必要な審査に通過する為には必要
審査に落ちた理由に意外に気づいておらず、そのまま次の貸金業者に申し込みをして、同じ失敗をしている人も確かにいます。特に審査に落ちた瞬間、カッとなってしまってその理由まで頭に回っていない場合があります。
貸金業側の問題となると、ちょっと理由に気づきにくいかもしれませんが、まずは、冷静に自分のおかれた状況を省みて、これらの理由に該当するかどうかを振り返ることから始めてはどうでしょうか。
ここに該当するものが無ければ、また他を考えていかなければいけません。
こんなこともあるの?審査に落ちる意外な理由とは
上記にあげた内容を一通り見て、「自分に思い当たる節がない。」という方も、もちろんいるかもしれません。いろいろなタイプの人がいます。審査に落ちる理由一つ上げてみても、細かく言えば一人一人違うのです。
(⇒審査に落ちまくりのあなたへ解決法をご紹介)
上記にあげた原因の他にも細かく言えば、まだまだいろいろあるのです。
稀にある意外な原因
- 嘘の申告をしていてばれた
- 申請時に入力間違いや勘違いをしていた
- 年収など適当に申告していた
- 電話が繋がらない
- 申込時の態度がよくなかった
- 昔のカードの契約が残っていた
- 次も同じ保証会社の系列に申し込みをしている
- 在籍確認で電話を受けた人が「そんな人はいない」と言った
- 自分の名義が他人に使われていた
こちらの理由に関しては、やはり本人の問題と想定外の第三者に問題がある場合とで別れます。本人に問題がある場合は、自分で対応するしかないでしょう。
第三者に問題がある場合、自分だけではどうしようもない場合と、自分なりに対応できるものといろいろあります。
些細なミスも気を付けて!そして虚偽は絶対にダメ!
嘘の申告をしていた、申請時の入力でミスをしていた。なんて事は、本人にとっては(ばれることを含めて)意外なのかもしれませんが、貸金業側では、意外でも何でもなく、よくあることなのです。それだけ、多くの人が虚偽やミスを起こしています。
そもそも嘘の記載はいけません。審査に落ちるだけならば、早く気づいて良かったと思いましょう。もし審査に通り、後で発覚した場合、もちろん現実にはまずないのですが、状況によっては訴えられる可能性もなくはないのです。虚偽は犯罪です。
入力ミスは自分のちょっとした不注意からくるもので、気をつければ避けられるものです。一見してわかるような漢字間違い程度のミスならば、書類の書きなおしで済むかもしれません。(それでも書類再提出の手間が増え、時間が掛かってしまいますが。)
年収に関しては、細かく記憶していない人の方が多いでしょう。しかし、適当に書いてしまった場合、何かしらの理由で所得証明書の提出を求められて違っていたら、本人にそのつもりはなくとも虚偽と取られかねません。特に他社にも借り入れがある場合、総量規制との兼ね合いがあるので厳しく見られます。
気づいていないかもしれないが、こんなことも注意が必要!
昔のカードも解約していない。クレジットカードのキャッシング枠がある。どちらも、実際にお金を借りていなくとも他社借り入れに含まれます。その為、新たに借り入れができないという状況のため、審査に落ちるのです。
同じ保証会社の系列に申し込みをした場合も、審査に落ちる可能性が大きくなります。よく消費者金融に落ちたら次は銀行系へ、銀行で落ちたら消費者金融へ申し込みをすると審査に通りやすいという話があります。
しかし、昨今、銀行の審査も契約している保証会社が行っています。その保証会社も、消費者金融会社が事業として担っている場合があります。その為、一度審査に落ちて次に銀行に申し込んでも審査の段階で同じ(系列の)会社の審査になった・・・なんて事もあり得るのです。
本当?第三者のために審査に落ちることもある!?
不本意ながら、自身ではどうしようもない原因で審査に落ちることがあります。貸金業者が原因というのではなくて、第三者によって審査に落ちるのです。
審査の最後に在籍確認があります。これは、審査を受けたことがある人ならわかるでしょうが、貸金業者の担当者が個人名にて会社に電話をして、申込者がきちんと会社に在籍しているのか確認することです。
実際に会社に勤めているかどうかの確認なので、本人がいなくても電話を受けた人が「○○はあいにく外出しています。」「今日は休みを取っています。」という対応でも構いません。
しかし、電話を取った者によっては、適当な受け答えをしてしまったり、例えば新人やアルバイトで社員を把握していない場合に、「そんな人はいません」と答えてしまった場合です。なさそうである事例です。「個人情報の関係で答えられない」と言ってくれた方がまだマシです。
実際と違って「いません」となった場合、申告内容と違うということで、審査に落ちてしまいます。
こんなことが?家族に名義を使われることもある!?
また、自分の名前を使って別の者がカードローンを利用している場合もあります。これが意外となさそうであるのです。
嫌な気分になってしまうのですが、家族や友人の中にはちょっとだけなら・・・とやってしまう人がいるのです。巧妙に恋人が・・・ということもあります。そういう人は、大抵、自身のカードローンは既にブラックリストに載っていて新たに借り入れができない場合が多く、その為に他人名義を使うのです。
赤の他人ならばまだしも、もしそれが家族だった場合、無碍にできずにそのまま返済をする、そんな状況になってしまうことが多いようです。しかも、自分の名義のカードローンで延滞や債務整理になっていたら、その信用情報は暫くの間、残ってしまします。が、そこまで分かるのに結構時間も掛かる場合がほとんどです。
めったにない事例ですが、「こんなこともあるのだな。」と、頭の隅に入れておくといいかもしれません。
自分はどうなっているの?信用情報を確認してみるのも一つの手
めったにないとは言いましたが、家族にしろ友人にしろ、もし勝手に名義を使われて延滞を起こしていれば、自身の信用情報がどうなっているのか、心配になるでしょう。
そういう時は、信用情報機関に情報開示請求をする手があります。自分の名義でいくら借金を作られて、どれくらい延滞を起こしているのか、詳細を知ることができます。
もちろん、他にもこんな時に開示請求をするといいでしょう。
- 過去債務整理をしたが詳しい時期を忘れてしまった
- 過去の債務整理がもう時効になったか知りたい
- ブラックになっているのではないか心配
- 返済したつもりなのに処理がされていないのではないか心配
肝心の内容ですが、開示請求をしたら以下の情報がわかります。
- 個人情報(氏名、生年月日、電話番号など)
- 金融取引情報(カードローン、クレジットの利用金額、残高など)
- 金融取引にともなった情報(延滞、債務整理の手続きについてなど)
信用情報機関によって登録している消費者金融会社、信販会社、銀行が違うので、1社のみに開示請求をした場合は、100%全てとはいきませんが、一通り知ることはできます。もちろん3つある信用情報機関全てに開示請求をすれば、ほとんど網羅できるでしょう。
開示請求で信用情報を知る事により、審査が通らない理由が推測できるようになります。先の例にあげた「名義を利用された」という具体的な問題がなくとも、一度、情報開示請求をしてみるのも、審査に臨む為にできる一つの対策と言えるのではないでしょうか。
開示請求の注意点は、違う情報機関でも基本的に同じ
信用情報機関は主に日本信用情報機関(JICC)、CIC、全国銀行個人信用情報センターの3つがあります。それぞれに個人の信用情報の開示請求をする事ができます。ただ、信用情報機関に開示請求するのは、基本的に本人しかできません。(法定代理人や任意代理人もできますが)
開示請求の方法は各機関によって違います。
ただ、共通している点として本人確認書類が必要です。運転免許証やパスポート、住民票などがあります。提出する書類の種類により提出数が1点になったり、2点になったり変わります。旧姓も必要な場合は、戸籍謄本(または抄本)など、旧姓と現姓がわかるような書類が必要になります。
手数料は、大抵パソコンや携帯・スマートフォンを使った場合、クレジット決済での支払い、郵送の場合は、定額小為替証書での支払いが多く税込1,000円です。窓口は現金で500円になります。
それぞれの機関への開示請求方法
大まかにまとめると、このような申請方法があります。
信用情報機関 | 申請方法 |
---|---|
JICC | 携帯・スマートフォンで申請 ⇒郵送で回答 郵送で申請 ⇒郵送で回答 窓口で申請 ⇒その場で回答 ※窓口受付時間 月~金 10:00~12:00 13:00~16:00 (土日祝日、年末年始は受付不可) |
CIC | パソコン・スマートフォン・携帯で申請 ⇒それぞれ使用した端末の画面で回答 郵送で申請 ⇒郵送で回答 窓口で申請 ⇒その場で回答 ※窓口受付時間 月~金 10:00~12:00 13:00~16:00 (土日祝日、年末年始は受付不可) |
全国銀行個人信用情報センター | 郵送のみの申請 ⇒郵便で回答 |
全国個人信用情報センターは、郵送のみでの申請になっています。
どの機関、どの申込方法でも郵送で回答が届く場合は、手元に届くまで1週間から10日間ほどかかるようです。
もしも名義が使われていたら、信用情報機関に申し出をするといい!
先にあげた例として自分が知らない内に名義を使われていた場合。他人に知らない内に名義を使われた事実を証明する必要は確かにあるのですが、自分がその借金を肩代わりする必要はありません。(ただ、自分が知らなかったことを証明するためにも貸金業者との話し合いは必要になるでしょう。)
また、その相手を訴えるのか、話し合いによって解決するのかは、人それぞれになるでしょう。家族となると情があるので、そうそう法的手段に訴えることはできないでしょうが・・・。
同時に、自分の金融情報が事故情報として信用情報機関に記録されてしまう問題点も出てきます。
自分は使ってもいないのに、事故記録のままだと自身が困ってしまいます。このままだと借り入れができないままになるので対策は必要です。
信用情報機関での訂正はできないのですが、会員登録している貸金業者に訂正してもらうよう動くことはできます。
申し出の手続き方法はそれぞれ違うが、CICは直接貸金業者へ
「調査確認依頼」を出す(郵送または窓口)
手数料は無料
電話・郵送で回答
(回答まで2週間、内容によっては3~4週間かかる。)
CIC
指定の申し出方法ナシ
全国銀行時個人情報センター
「意義申立書」または「苦情申立書」を出す
郵送にて回答
調査依頼、または苦情申立により、登録情報が事実と違っていることが判明すれば、登録元の貸金業者に訂正をするように働きかけはできるので、ひとまずは安心できるでしょう。
CICに関しては、申立としての申請方法がないため、開示請求後に直接貸金業者に問い合わせた方が早いでしょう。
その後が心配な場合や、他にも大切な本人確認書類を紛失した場合などは、各機関にて本人申告をしておくことにより、より丁寧な審査判断をしてもらうよう働きかけることができます。
いつまで待てばいい?信用情報機関にデータが残る期間とは?
また、金融事故の情報は一定期間信用情報機関に記録されているのですが、いつまで記録が残っているのかの把握も必要です。やはり自分が金融事故を起こしていたとしてもこの期間を把握していなければ、いつまで経っても新たな申し込みができません。
記録が残っている期間はこのようになっています。
申込に関する情報
信用情報機関 | 期 間 |
---|---|
JICC | 6ヶ月 |
CIC | 6ヶ月 |
全国銀行個人信用情報 センター |
6ヶ月 (本人開示の場合は、1年) |
延滞・債務整理など
信用情報機関 | 期 間 |
---|---|
JICC | 当該事実の発生日より5年 (延滞解消の事実に係る情報は、当該事実の発生日より1年) |
CIC | 取引終了後5年 |
全国銀行個人信用情報 センター |
契約終了日(または完済日)から5年 自己破産などで官報に公告された場合は決定日より10年 |
大抵は5年で情報は消えるのですが、全国銀行個人信用情報センターは、状況によってはかなりの期間記録が残ります。この期間は、カードローンの申し込みはまず無理です。これは、ずっとカードローンを頼りにしていた人にはかなり辛い状況でしょう。
しかし、いい機会ですので、借金を溜めやすい人にはこの機会に自分の生活を見直しのもいいのではないですか?
どうすれば借りられる?理由がわかってからの申し込みについて
なんとなくでも審査に落ちる理由が推測できれば、それなりに対応ができるものです。
例えば、信用情報機関に情報開示して、自分に記憶になかった過去の借金の事実が判明したとします。もし、延滞が記録として残っていたならば、その記録が消えるまで大人しく待っているというのも一つの手です。
審査に落ちる理由が上記に上げたような主な理由だった場合の対応策の一例です。(いろいろな要素が絡んでいるので、全ての人がそれで審査に通るとは言い切れませんが)
主な理由 | 対応策の一例 |
---|---|
信用情報機関に 事故情報が載っている |
事故情報が消えるまでは借り入れは我慢する。 ブラックでもOKと言われる正規の貸金業者を見つける。 |
多重債務 総量規制オーバー |
おまとめローンを利用する。 (おまとめローンは総量規制の対象外) |
年収が安定していない または収入がない |
窓口での申し込みにして、担当者に事情を説明する。 転職を考える。働き口を見つけ、安定した収入を目指す。 |
一度にたくさんの 申し込みをしている |
申込情報が消えるのを待ってから、改めて1~2社に絞って申し込みをする。 |
スーパーホワイト | まずはクレジットカードを使うなど、カード使用の実績を作る。 |
貸金業者の都合で 制限している |
決算の時期を見計らって申し込みをする。 審査でギリギリのラインにならないよう属性を上げる。 |
このように理由によってどうすればいいのか、なんとなくわかってくるのではないでしょうか。
できれば、出来る対応はいくつか行い、なるべく審査に落ちないようにしておくと不安は減ると思います。
どうしても借りたくても闇金には絶対に手を出さない!
実際には審査に落ちた正確な理由は分からないままです。その為、自身で推測した理由が正解かどうか、答えを知ることはできません。しかし、推測した理由を元に対応できることはすでに述べました。
しかし、内容によってはどうしようもない場合があります。過去、金融事故を起こしていた場合です。大抵、債務整理まで行っていれば覚えているものですが、延滞を起こしていた程度ですと忘れてしまっていて、後でいざ借りようとなった段階で初めて気づく場合もあるのです。
そんな時は、先の対応でも述べた通り、事故情報が消えるまで待つしかありません。
中にはどうしても待てなくて、「ブラックでも融資可能」を謳っている業者を探して申し込みをする人がいます。しかしこれは一歩間違えば、大変な自体を招きかねません。100%とは言いませんが、「ブラックでも融資可能」を謳っている業者は、闇金の可能性がかなり高いのです。
もちろん、審査が緩い正規の貸金業者もいます。しかし、見極めがなかなか難しい所です。目安の一つとして、貸金業者としての登録番号を確認することは必要です。しかし、これもまた架空の番号を使っている可能性もあるので、注意は必要です。
もし、借り入れした所が闇金だった場合、この先、借金地獄が待っています。
何があろうとも闇金だけには、絶対に手を出さないようにしてください。
【参考ページはこちら】
ブラックなのに銀行系カードローン審査に通過?