ブラックでも融資は可能か?借り易さで噂のクイックマーンを調査
最近インターネット上で、審査が緩く借りやすいと話題のカードローンがあるのをご存知ですか。それが富山県にある北陸銀行のクイックマーンです。
口コミ情報によれば確かに審査が緩く、多くの人が借り入れできているようです。中にはブラックでも融資が受けられそうだというような記述も見られ、ブラックの人は期待してしまうでしょう。
実際のところ、クイックマーンではどんな審査を行っているのでしょう?本当に、ブラックでも銀行のカードローンを利用できるのでしょうか。
この記事では、クイックマーンについての噂の検証を行います。さらに、ブラックだけど融資が必要という人のために、借入先の探し方や注意点について整理もしていきますので、参考にしてください。
クイックマーンとは?借りやすいというカードローン
クイックマーンと言っても、知らないという人も多いと思いますから、まずはクイックマーンというカードローンの紹介から始めます。
このクイックマーンが話題に上がるようになったのはつい最近になってのことで、インターネットを中心に評判になっているのです。それに伴って、その真偽を知りたいという人も急増しているのが現在の状況です。
クイックマーンってどんなカードローン?
クイックマーンというのは北陸銀行のカードローンの一つです。正確には「クイックマン」といいます。主な仕様は次の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
融資対象 | 20歳以上69歳以下 専業主婦、パート、年金受給者も可 |
融資額 | 10万円~300万円の間で利用者の利用限度額を設定 (ただし初回は100万円まで) |
金利 | 固定金利 14.95% |
金利から見ると利用限度額が小さいうちは他行と同程度ですが、大きくなってくると、ちょっと高めの設定という事ができます。ユニークなのは返済方法で、他のカードローンのほとんどは毎月決まった返済日になりますが、クイックマーンは一定していません。
初回は借入れ翌日から35日以内、それ以外は返済翌日から35日以内に借入残高の3%を返済することになっています。この点からいえば、会社員以外の場合も、利用方法によっては、使いやすい利用ができるかもしれません。
最近「借りやすい」と感じている人が増えている
内容から見れば返済方法以外は、クイックマーンも普通のカードローンと言って良いのですが、最近になって、このクイックマーンが借りやすいと評判なのです。
元々、専業主婦、パート、年金受給者でも借りられることになっていますから、それだけ広く利用できるという事は分りますが、それだけなら他にもカードローンはあります。
噂の元は、インターネット上の口コミ情報からですが、ここでの書き込みが注目を集めることになり、どうもその話の内容からさらに利用者が増えて、いっそうの評判を呼んでいるというのが現状のようです。
この話から類推できることは、クイックマーンは他では借り入れが難しいるような弱い立場の人でも借りられる程度に、ひろく利用してもらうというコンセプトを持ったカードローンであるという事です。
しかしごく最近では、この話がさらに進んで、クイックマーンではブラックであっても貸して貰えそうだという話が、まことしやかに語られるようになってきています。
ブラックと言えば以前ローンなどの支払いに問題があって、信用上どこの金融機関に行っても貸しては貰えない人を指します。それでも貸すのではないかというのです。
真偽はともかく、そういった噂が出るほどクイックマーンというカードローンが、借りやすいと考えている人が増えてきていると言えるでしょう。
実は、借りやすいと言っても「ブラックOK」とは違う!
そこで実際にブラックでも借りやすいのかについて調べていくことにしましょう。そのためにはまず借りやすいということはどういうことかについて、知っておく必要があります。
(⇒借入可能なカードローンがすぐ分かる!)
またブラックという場合には、金融機関がどのような経緯で融資を渋ってしままう事になり、申込者が借りることができなくなるのかを調べてみることにしましょう。
クイックマーンの場合にブラックでも融資を受けられる可能性があるのかどうかを考えるためには、まずはそれ等のことを踏まえることが必要です。
借りやすいとはどういうことか考えてみよう
では実際に借りやすいとはどういうことを言っているのでしょうか。たとえばATMがどこにでもあっていつでもどこでも利用できる事を指して借りやすいと考える人もいますが、ここではそういう話ではもちろんありません。
ここで言う借りやすいというのは、申込んで審査が通り、実際に借りられる人が多いという事を指していると考えてください。要するに審査に通る可能性が高いという事です。
口コミ情報での書き込みで、他のカードローンよりも借りられたという人の割合が、借りられなかったという人の割合よりも、大変多いという場合、そのカードローンは借りやすいと言えるでしょう。
ではその借りやすさを左右する審査というものは、いったい何を行っているのでしょう。様々な金融機関があるので違いはありますが、審査では概ね返済能力と信用の評価が行われることになります。
もちろん返済能力が伴っていなければ金融機関のほうは返済されるのかどうかを気にして、審査に通さなくなってしまいます。このため専業主婦やパート、年金受給者といったあまり収入が大きくないような人には貸さないというカードローンがあるわけです。
これに対して信用というものは、これまでのローンの返済や公共料金などの各種支払い状況などが考慮されます。これらは信用情報としてデータベース化されていて審査の際に金融機関がこれを参照して判断に使います。
信用についても、信用情報を見たうえで、過去の返済や支払いに問題があった場合には、審査には通さないというようなことが決まっているわけです。
さてそこで借りやすいという事を考えてみましょう。これも審査基準によって決まりますが、通常借りやすいというのは、どちらかと言えば、たとえば先ほど言ったような専業主婦やパート、年金受給者でも借りられるような返済能力の判断基準が低いことを指します。
(⇒専業主婦も借りれる審査が緩いカードローン)
そこで次にブラックについて考えてみましょう。まずブラックについて次の表にまとめておきます。
ブラックの種類 | ブラックになる理由 | ブラックの期間 |
---|---|---|
金融ブラック | ローンの延滞、各種支払いの遅延 | 5年間 |
金融ブラック | 債務整理 | 10年間 |
申込ブラック | 申込審査落ち | 6か月を超えない期間 |
これらが信用情報中に記載されると通常の審査ではブラックとみなされることになります。よく信用情報中にブラックリストがあってそこに名前が載るとブラックだと言われることがありますが、それは間違いです。
重要なのはブラックと判断されるのは信用についての審査だという事です。したがってこの点で考えれば返済能力の審査基準がいくら通り易いものであっても、ブラックには関係しないという事になります。
クイックマーンの審査でも信用は重要
そこでクイックマーンを考えてみましょう。クイックマーンは北陸銀行のカードローンだと説明しましたが、銀行というところはすべての業種の中で最も信用を重んじる業種です。
したがって、クイックマーンにおいても信用は大変重要な審査項目になっています。確かに返済能力についてはかなりハードルを下げてできるだけ大勢の人に利用してもらう姿勢は見えます。しかし信用については妥協というものはなく、この点で特にハードルをさげているという事は有りません。
ですからブラックの人はカードローンが利用できるのではないかと期待が大きいクイックマーンですが、残念ながら審査に通ることはまずありません。申込みすることによって審査に落とされ申込ブラックになってしまうのが落ちですから、申込はお勧めできません。
このことはクイックマーン以外のカードローンでも同じことが言えます。カードローンのサービスを展開している業者は銀行や信用金庫、大手消費者金融等です。どこも信用を重んじるため、やはりブラックという事になると、借入れする事はかなり難しいと考えなければなりません。
ブラックでも借り入れをしたい!どうすれば良いのか
ではブラックということになると、もう借り入れは諦めるほかないのでしょうか。生活をしていれば、ブラックであろうがなかろうがお金が必要になることはあるものです。そういう場合にどうすれば良いのでしょう。
実はブラックの場合、カードローンは確かに借入れは無理ですが、ブラックの人を対象にして、お金を貸そうという業者は存在しています。そういった業者を探して融資を申し込めば、ブラックでも借り入れできる可能性はあるのです。
カードローンは難しいが借入れできない訳ではない
そういった業者は殆どが中小の消費者金融で、”ブラック対応消費者金融”と言えばインターネットの検索でも、様々な情報がヒットしてすぐに業者を見つける事ができます。
こういった業者は先ほど説明した、審査のうち返済能力もですが、信用の方の審査でもハードルを下げている業者と考える事ができます。
もちろんそれらの業者にも様々な、申込み条件があるため、誰もが利用できるわけではありません。来店を希望する場合もありますからよく利用条件を確認して自分に利用できる業者を探しましょう。
またこれ等の業者でも審査は行われますので、必ず審査に通るという保証もありません。特にブラックになった直後という事になるといくらハードルが低くても無理でしょう。
したがって利用を検討する場合には、その業者が正規業者かどうかの確認も行ってください。これは金融庁の貸金業者のデータベースを利用すれば簡単にできます。このデータベースはインターネットの接続環境があれば誰でも利用することができます。
このようにして自分が利用しようという業者が決まったら、次に融資条件を確認して、返済期間と月々の返済額を調べてください。そしてこの期間自分が返済できるかどうかを計算して、返済計画にまとめておきましょう。
途中で返済に行き詰まれば、さらに信用が失われて、またしばらくの期間借り入れができなくなりますから、念には念を入れて返済には万全の準備をしてください。
借りる前に正しく認識!ブラックの借入れの危険性を認識する
借入れに当たって返済計画を立てるというのは、ブラックの人に限らず、誰にでも必要なことですが、ブラックの場合にはそれだけでは借入れが安心してできるという事にはなりません。
ブラックの人には貸さないという金融機関が多いのは、また返済してくれなくなるのではないかという心配があるためです。何度も返済を滞納するようなことはないだろうと考える人もいますが、実はそうでもないのです。
そこでブラックの人が借入れに当たって注意しなければならない点について明確にし、完済するための方法を纏めておくことにしましょう。
ブラックは繰り返す可能性が高い
実はブラックの人には特徴というものがあります。それは一度ブラックになった人は、繰り返す可能性が他の人よりも高い傾向になるということです。これは大きな問題で金融機関の心配もあながち的外れではないのです。
前掲のブラックの表をもう一度見てください。それによればブラックには期間が決められていて、この期間が経過すれば信用情報の中からその情報は削除されます。したがってブラックからはいつか抜け出せるという事です。
したがって本来であればブラックが解除されるまで、借入れは考えず、暫く待つことが勧められます。しかし、しばらくの辛抱だと考えて、その間借入れをせずに済ませた人が、また借入れを初めて再度ブラックになったのでは泣くに泣けません。
そうならないために、ブラックの期間を有効に使って、再度ブラックにならないようにすることが大変重要になるのです。ではその期間に何をすればよいのでしょう。それはブラックになってしまった原因を追究することです。
追究する場合には、単にお金が無くなってしまったという事ではなくて、なぜそれが防げなかったのか、究極まで突き詰めて、「なぜ」を繰り返すことが重要です。次のように考えて、真の原因に近づけていきましょう。
例えば結局自分のお金に対する考え方自体に問題がある場合や、精神的な弱さが原因という事も考えられます。原因がはっきりしたら次にそれに対する有効な対策を考えましょう。
対策がはっきりしていれば、借り入れをした場合でもそれに注意し、対策を講じていれば、再度ブラックになってしまう可能性は低くなるはずです。時間を有効に利用して、二度と返済に問題が生じらないように真剣に取り組んでほしいと思います。
もしこの期間内に、ブラック対応業者から借入れしなければならない場合であってもこの点だけはしっかり行なっておこなければなりません。
ブラックでの借り入れのまとめ
最後にブラックの人の借り入れについてまとめておくことにします。
- ブラックの場合、クイックマーンも例外ではなくカードローンの借り入れはまず無理で、借入れが必要な場合にはブラック対応の消費者金融を利用するしかない
- 可能であればブラックの間は借入れせず、その間にブラックになった原因とそれへの対策を考える
- ブラック期間中に借り入れが必要な場合でも、やはり原因と対策の追究を怠ってはいけない
今現在ブラックだという人は、すぐにブラックになった原因の追究から始めてみてはいかがでしょうか。後になって考えれば、必ず役に立ったと言えるはずです。
【参考ページはこちら】
ブラックでも審査に通過できた人の方法