ホントにブラックでも借りれる!?知っておきたい事と借入注意点

ブラックの人は一生お金が借りられないという訳ではありません。確かにブラックになったことがない人よりリスクが高いので、審査が通りにくいのは仕方ありませんが、全くの“ゼロ”ではありません。

本当はブラックになってしまったら、地道に返済を続けながら、それ以上借金をしないで生活するのが一番です。でも、返済していると余裕がないのでなかなか貯金はできないし、予想外の出費が重なってしまって、現金が必要になる時がありますよね。

ブラックだけど「どうしてもお金が必要!」という大ピンチの人に、申し込む前に知っておきたい、3つのポイントをご紹介します。

どの審査も通らない!ブラックって何?何故なってしまうの?

よくブラックリストという言葉を耳にしますが、そもそも「ブラック」とはどういうことなのでしょうか? 1つめのポイントは、ブラックとはどういうものなのか、どうしたらブラックになるのかをよく知っておくことです。

金融機関との返済ルールを守らないとブラックに!

カードローンやクレジットカードの利用で、金融機関との約束を何らかの形で守れなかった場合、それらを「事故」と呼び、その情報は信用情報に記録されます。

金融機関は信用情報を審査の判断基準にしているため、金融事故を起こした人を要注意人物として警戒し、ほとんどの場合お金を貸しません。ですから、新らたにお金を借りようと、クレジットやカードローンに申し込んでも審査に通りません。この状態が俗に言う「ブラック」です。

借入情報は、全て信用情報機関に記載されている

それでは、信用情報とは一体どういうものなのでしょうか?信用情報には、個人のクレジットやローンなどの借入・返済状況の情報が詳細に記載されています。この情報は、国が指定する3つの個人信用情報機関によって管理されており、互いに情報を共有しています。

クレジットカード、携帯電話の契約、奨学金など、お金を借りるサービスを利用している人は誰でも信用情報に掲載されるのです。金融機関は、いつでもこの情報を照会することができるので、どの会社で事故を起こしても、すぐにバレてしまいます。

ブラックになってしまう行為とは?

では、どういった行為を「事故」と呼び、ブラックになってしまうのでしょうか?いろいろありますが、主な原因は次の3つの行為だと言われています。
(⇒ブラックになったら二度と銀行で借りられない?

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  • 延滞…約2カ月(61日)以上、返済がない場合
  • 代位弁済…お金を借りた本人以外の人や保証会社が代理で支払った場合
  • 自己破産・債務整理…法的整理や、破産を宣告した場合
  • お金を借りたら返すのは当然なのに、期日を守らなかったり、何カ月も滞納したりすれば、返済する意思がないと思われても仕方ありません。ましてや、債務整理や自己破産をされたら、金融機関は貸し倒れになってしまいます。

    申し込んだだけなのにブラックになる?

    もう一つ気をつけておきたいのが、「申し込みブラック」です。これは、「不安だから」とか「審査に落ちるかも」などの気持ちから、短期間に多数の金融機関に申し込みをしてしまうことが原因です。

    貸す側からすれば、よほどお金に困っているという印象を持ってしまうからです。申し込みの情報は、信用情報に6か月間保有されますので、その間はブラックになってしまいます。

    確かめて!一定期間が経過してブラックから解放されているかも

    2つめのポイントは、本当にブラックか確認することです。1度の延滞でブラックになったと思い込んでいる場合や、ブラックだったけど一定期間が経過してブラックではなくなっている場合があるからです。

    5年~10年でブラックではなくなる?

    金融事故を起こしたら一生ブラックのままかと言えば、そうではありません。ブラックになった理由や信用情報機関によって異なりますが、事故の解消から5年から10年の一定期間が過ぎれば、ブラックの対象から外れることができます。

    延滞なら返済後すぐに、ブラックではなくなる場合が多いです。返済を諦めてしまった債務整理や自己破産でさえ、10年ほど経てばブラックリストから消えることができるのです。

    自分の信用情報を確認する方法とは?

    ブラックなのに、銀行や大手消費者金融でお金が借りられた、という話を聞くことがあります。本人はブラックだと思っていても、実は一定期間が過ぎて、ブラックから外れているかもしれません。自分が本当にブラックか、各信用情報機関に問い合わせをして確かめましょう。

    個人情報なので本人確認は厳しいですが、窓口や郵送の他に、パソコンやスマホで簡単に確認することもできます。詳細は各機関公式ホームページの「情報開示」「本人開示」の項目を検索してください。

    注意しよう!金融機関独自のブラックリスト

    一定期間が過ぎてブラックではなくなっても、過去にブラックだった人は借り入れの際に気をつけたいことがあります。それは、過去に借りたことのある金融機関は避けるということです。

    信用情報機関とは別に、金融機関は利用顧客のリストを保有しています。事故情報を記載したブラックリストを独自に作成している可能性もあるので注意が必要です。

    このブラックリストに載っていたら、お金を借りることは不可能に近いです。過去に利用したことがない金融機関を選び、二度とブラックにならないように注意しましょう。

    どうしてもお金が必要なら、優良な中小消費者金融に相談しよう!

    3つめのポイントは、どうしても借入が必要なら、大手金融機関は避けて、ブラックでも貸してくれる安全な中小消費者金融を探すということです。

    ブラック期間中は大手金融機関に申し込むのはやめよう

    安心だし金利も安いから、何とか大手金融機関で借りたいと思っても、これらの金融機関に申し込むのはやめましょう。銀行や、誰もが知っているような有名消費者金融には、優良顧客がたくさんいます。

    信用情報が低いブラックに、お金を貸してくれることはありません。事故歴があるのに新たに借りようとすると、ますます危険視され、審査で何度も落とされて申し込みブラックになってしまいます。

    「ブラックでもOK」と宣伝している会社はヤミ金の可能性?

    ブラックの人でも借入できるのは中小消費者金融、いわゆる街金です。街金というとあまり良いイメージがありませんが、金融業登録をしている正式な消費者金融です。中小なので大きく宣伝したり、告知はしていません。

    逆に「ブラックでもOK」などと宣伝している会社はヤミ金が多いので注意しましょう。ヤミ金は違法な金融業者です。街金とヤミ金を間違えると大変なことになってしまいます。

    正式な消費者金融には、登録番号があので、まずその番号を確認しましょう。ヤミ金は偽の番号を掲げているところもありますので、その番号を金融庁のホームページに登録されているか、チェックしてみてください。

    優良な中小消費者金融の見分け方をチェック!

    中小消費者金融は大手に比べて知名度が低いため、利用者も少ないです。顧客を増やすために、ブラックでも個人の状況次第では、相談にのってくれるところがあります。なるべく安全で優良な消費者金融を見つけたいなら、次のことをネットなどで調べてみてください。

    • 利用者の口コミ情報
    • 創業年数や実績など、安定している会社か
    • ブラックへの融資に積極的か

    大手に比べて提出書類が多く、審査も長くかかる場合もあります。借りられたとしても、ブラックでは10万~20万の枠が多いようですが、本当に困っているなら相談してみてはいかがでしょうか?

    多重債務にオススメ!おまとめローンで無理のない返済計画を

    最後は、もっと深刻なブラックの場合です。もしあなたが何社からも借入をしていて、10万や20万ではどうにもならない状態なら、おまとめローンをおすすめします。

    深刻な多重債務は、おまとめローンを活用しよう

    おまとめローンは、複数ある借入金をまとめることで、返済日・返済先を一本化できる、とても便利なシステムです。ひと月の返済額を抑えられますし、無理なく、計画的に返済できます。借入総額が年収の3分の1の総量規制内なら、追加融資が可能な場合もあります。

    当然、テレビCMなどで有名なおまとめローンは利用できません。しかし、中小消費者金融にもおまとめローンを積極的に融資してくれるところがあります。

    返済の意思さえあれば、あなたの事情を親身になって聞いてくれる会社もあると思いますので、一度相談してみてはいかがでしょうか?ただ、担保や保証人などを要求される場合もありますので、よく検討して、返済計画をしっかり立ててから申し込みましょう。

    ブラックを繰り返さないために気をつけたいこと

    本来なら、ブラックの期間中に新たな借入をすることは、やめた方が安全です。しかし、やむを得ない理由でさらに借入をするなら、今度こそきちんと返済をして、ブラックから抜け出しましょう。

    ルールを守って返済することさえできれば、カードローンは非常に便利なものです。もう一度、自分の生活や金銭感覚を見直して、カードローンを賢く使える人になりましょう。

    【参考ページはこちら】
    複数カードローン同時審査は有利?

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