複利って何だかよく分からない!何を意味するの?
カードローンの金利に「複利」と「単利」があるのをご存知ですか?
「え?何それ?初めて聞く!」と言う方が殆どではないでしょうか。
両者の違いは利息の計算方法にあります。そしてこの計算方法の違いでその後の支払額も大きく違ってくるのです。
では、実際に「複利」と「単利」とはどういうものなのかを説明していきましょう。
初めて聞く!複利と単利の違いって一体何なの?
消費者金融や銀行でのカードローンキャッシングは現在では何処でも、サービス向上を図っております。
そんな中でカードローンを利用する際に気になるのが、元金に対する金利(利息)ですよね?
実はこの金利にとても奥深い言葉が2つ存在していたんです。それが「複利」と「単利」なんです。
「複利」と「単利」?いきなり言われても何?ってピンとこないかと存じます。無理もありません。余り馴染みが無いことがですから。
ではここから「複利」「単利」の違いについてご説明しましょう。
単利とは何を意味するのか?
単利とは、元金に対する金利(利息)を同じパーセンテージで上乗せする方式のことを言います。
分かりやすく言えば、元金に対してず~っと同じ金利パーセンテージで統一されると言うことです。
(⇒キャッシングの金利についてもっと詳しく!)
複利とは何を意味するのか?
福利とは、元金に対して1回目から金利(利息)を上乗せし、2回目以降からは1回目に支払った利息の上にまた利息が上乗せされる仕組みを言います。
複利方式のカードローン、でも通常は単利方式と同じ
皆さんが消費者金融や銀行などで利用したことのあるカードローンキャッシング。この金利が一体「単利」か「複利」なのかどちらなのか気になりませんか?
消費者金融、銀行などで融資を行っているカードローンキャッシングの金利(利息)は複利方式なのです。
そもそも消費者金融の方が銀行よりもこの複利方式に重要点を当てている模様です。その理由とは何でしょうか?
- ただ単に単利方式のやり方では消費者金融が儲からない
- 複利方式を取り入れることによって、経営の安定感を図っている
消費者金融、銀行の金融商品の大きな違い!それはマイカーローン、住宅ローンです。元々消費者金融ではマイカーや住宅ローンは取り扱っていません。
ですが、消費者金融の場合はそうはいきません。利用者の元金から発生する金利(利息)を取って、経営を図って行かねばなりません。
ですからもし消費者金融が単利方式のみでやっていたとしたら?たちまち廃業になってしまいます。
消費者金融はリボルディング支払いを積極的に取り入れており、調べてみると複利方式と言うことが良く分かります。
この記事を読んでいて、リボルディング支払いって何?と疑問に思われた方の為に簡単にご説明いたしましょう。
初心者の方必見!リボルディング支払いについて
リボルディング支払いとは、借りた元金に対して毎月決まった額を返済する仕組みのことを言います。通称リボ支払いとも言われております。
もっと分かりやすく数字などを混ぜて説明すると?
5万円以下のキャッシング→毎月の返済額:5,000円
5万円以上10万円未満→毎月の返済額:10,000円
10万円以上20万円未満→毎月の返済額:10,000円
20万円以上30万円未満→毎月の返済額:15,000円
見ても分かるように、リボルディング支払いは月々の返済額がもう決まっています。それにリボルディング返済では、こんなメリットがあります!
お金に余裕があれば、次回に一気に返済することが可能なんです。これは何とも便利!詳しいことは利用された金融業者にお問い合わせされるといいでしょう。
調べてみよう!単利と複利の金利計算法
ではここで単利方式、複利方式の利息の計算方法を架空例題として調べてみましょう。どんな違いが出てくるのでしょうか?
架空人物Bさん(男性・40歳)が30万円を借りて、12か月分割の月々の金利が3%とします。
1:単利方式の場合
1回目:30万円×3%=3,000円
2回目:30万円×3%=3,000円
3回目:30万円×3%=3,000円
単利方式なので、金利は3%で統一され、月々の利息は3,000円、つまり3回返済して利息分の合計は9,000円です。
つまり、4回目以降も同じ3,000円の利息で続きます。では同じ30万円を借りて、12か月月々の金利が同じ3%で複利方式になるとどうなるでしょうか?
2:福利方式の場合
1回目:30万円×3%=3,000円
2回目:30万3,000円×3%=3,030円
3回目:30万3,030円×3%=3,060円
複利方式になると、単利と違い、少しずつ利息が上乗せされてることが分かりますか?単利では3回で利息は9,000円、複利方式だと9,060円です。60円もの違いが出てきました。
リボルディング支払いは一見便利で楽なように見えますが、長期に渡る返済方法だと言うことを覚えておいてほしいものです。
小額な額であっても、複利方式は取り入られており、確実に利息の上に利息が上乗せしているのです。
上記の計算法はあくまで架空例題にしか過ぎません。この記事を読んでいる皆さんの為に分かりやすく説明しただけのことです。
予めご了解ください。
でもカードローンキャッシングを利用していても、普通に返済出来ていれば、余り「複利」「単利」と拘る必要はないでしょう。
なぜならば、通常返済をしていればその場でちゃんと利息を付けて、支払ってるのですから、単利方式と変わらないからです。利息の上に利息発生はありません。
要注意!返済遅れは複利方式が大きく関わってくる
消費者金融にしろ、銀行にしてもカードローンキャッシングを利用する以上はちゃんと返済日があるってことは皆さんお分かりかと思います。
ましてリボルディング支払いをするとなると、小額に分けて返済するパターンが多いわけですから、ちゃんと月々の返済日はちゃんと把握しておく必要があります。
一括払いでも、リボ払いでもあってはならない返済の忘れ!カードローンキャッシングを利用していて、返済を忘れた!なんてことはありませんか?そんな時は?
- 早目に金融業者へ返済遅れの旨の連絡を入れる
- カードローン担当者とよく相談して返済方法の指示を仰ぐ
- 日にちが浅ければまだ許容範囲である
- 連絡を徹底していれば、返済遅れでも慌てる必要ない
などでしょうね。まず自分で気がついて上記のような何らかの手を打てば、まだ大丈夫と言える範囲でしょう。
ですが!!皆さん、ここからが大変重要なポイントですよ。返済が遅れれば遅れるほど、複利方式が大きく関わってくるのです!
返済遅れはどうして複利方式が関わるのか?次から詳細を皆さんにお伝えしていきましょう。
実に厄介!返済遅れは延滞利率発生
返済を忘れて、すぐに処理できた!それならいいのですが、忘れたからと言って、ほったらかしにするのは論外です!
返済日が遅れれば遅れるほど、アナタの利用した元金に対して利息が多くなっていきます。もう要注意段階に入っています。
払えないから放置!では絶対に済まされません。ここから福利方式が組み込まれるだけでなく、延滞利率発生するってことです。
今や殆どの消費者金融などでは延滞利率が「20.00%」で高い金利です。これは通常の一番高い金利18.00%よりも遥かに2%上回ります。
たかが2%くらい・・なんて甘く見ててはいけません!延滞利率が発生すると実に厄介なことになります。
簡単説明!10万キャッシング返済滞納した場合こうなるよ
また例題を挙げてご説明いたします。10万円をキャッシングして利息は3,000円です。返済は一括と仮定します。これを20.00%延滞利率が発生するとどうなるでしょうか?
元金100,000円+金利3%(利息)3,000円+延滞利率20.00%(利息)20,000円=合計123,000円となります!
一括返済の場合でも返済遅れると利息でたちまち膨れてしまう!これが本当の福利方式の怖いところです。
雪だるま式に増える金利!返済遅れには気をつけよう!
よく昔から「一度借金するとたちまち利息で雪だるま式になってしまう!」と聞かされてきました。
昔も今もそれはまさしくその通りだと言えますね。カードローンって横文字でカッコよく響きのいい言葉には聞こえても、日本語にすると「借金」ですからね。
何故金利(利息)はすぐに雪だるま式になるんでしょうか?
- 限度額近く借りてリボ支払いを滞納するとたちまち利息の上にさらに利息が
- 一括返済であっても、放置状態であればこれまた利息の上にまた上乗せ
カードローンキャッシングはいつでもどこでも引き出すことが可能で、使い道は自由です。でもだからと言ってその便利さゆえに嵌ってしまうのも大変危険なんですよ。
だからカードローンキャッシングを利用するからには下記のような再三の注意を図ってしたいものです。
- カードローン利用には必ず金利・返済日がついて回ることを覚えておくべし
- 口座引き落としの場合は返済日前日までに入金を済ませておくこと
- 常に自分自身幾ら足りないのかの把握をすること
その間にアナタの元金に対する利息はどんどん膨れ上がって、最終的には返済不能になってしまいます。
膨れ上がった利息が理由で、仕方が無いので自己破産するしかないと判断されたアナタ。今後はブラックリストの対象者として、何処からもお金を借りられなくなります。
ブラックリストになると?不利なことばかりが生じる
ブラックリスト。あんまりいい響きには聞こえません。一度ブラックとして信用機関情報などに掲載されると不利なことばかりが生じます。
- 消費者金融、銀行に新規カードローン申込み一切出来ない
- クレジットカード作成不可
- その他ローン影響出てくる
このような事態に陥らない為に、日頃からカードローンについての融資額を予め決めて置いて、使い道を真剣に考えていくべきとも言えます。
【参考ページはこちら】
余分な利息払ってない?キャッシング金利の上限