審査に落ちました…もうカードローンは諦めたほうがいい?
「カードローンの審査に落ちました。もう借り入れはしないほうがいい?」
まさかの審査落ちに、気を落とされている方もいるのではないでしょうか?
審査に落ちるには必ず原因があります。正直なところ、これが解決されない限り一般的にキャッシングは難しいといわれています。
では、審査に落ちてしまった人はもうどうにもならないのでしょうか?
そこで今回は、カードローン審査に落ちた方への対策についてお話しします。まずは、アナタが審査に落ちた原因から確認していきましょう。
キャッシング審査に落ちてしまう主な原因はコレ!
キャッシングの際、当然のことながら何の理由もなしに「審査に落ちる」ということはありません。審査に落ちるということは、すなわち「悪いけど、あなたにお金は貸せません」と言われたのと同じですから、必ず原因があるわけです。
まずは審査に落ちてしまう、その主な原因についてお話していきますね。
キャッシング審査に落ちてしまう主な原因
では、いったい何が原因で審査に落ちてしまうのか、主なものを以下に挙げますので、そのどれかに当てはまっていないか、ご自身の状況と照らし合わせてみてください。
- 既に総量規制の枠いっぱいにキャッシングしてしまっている
- いろんなところから借りて、多重債務者状態になってしまっている
- ブラックリストに入ってしまっている
- 未成年である
- 就職もアルバイトも何もしていない(無収入)
いかがですか?これのどれかに当てはまってしまっていれば、審査に落ちる確率は跳ね上がりますね。では、これら5つの原因の中から、「総量規制」「多重債務」「ブラックリスト」について、それぞれ説明していきますね。
(⇒本日中に借りられるブラックOKの消費者金融)
「未成年」と「無収入」については、後述しますので、そちらを参考にしてみてください。
キャッシングには「総量規制」という制限が設けられています
ではまず、総量規制について説明しますね。ご存知かもしれませんが、実はキャッシングは、審査に通ったら好きなだけ借りられる、というわけではありません。上限が設けられています。これは、消費者金融業者が独自に設定しているものとは別です。
キャッシングをするにあたり、年収の1/3を上限とするように、貸金業法という法令によって定められています。これを「総量規制」といいます。
つまり、仮にある業者が借り入れ上限を100万円と設定していたとしても、ご自身の年収の1/3がこれに及ばなかったら、100万円の融資は受けられない。ということですね。
なので、もしどこかの消費者金融機関から既に借り入れを行っており、現時点での返済残高が総量規制の金額に近い場合、新たに審査を受けても落ちてしまう可能性は十分あり得ます。
多重債務者の新規借り入れは、正直厳しいのが現実です
次に「多重債務者」についてですが、これは、いくつもの消費者金融機関から借り入れを行い、その返済が困難な状態になってしまっている人のことをいいます。
こうなってしまうと、新たに審査を受けた時、相手・・・つまり消費者金融機関は、「この人、ちゃんと返してくれるのかな」と不安に思ってしまうわけです。
じゃあ、バレないようにすればいいと思ったら大間違いです。詳しくは後ほど説明しますが、個人の借り入れや返済の状況は「個人信用情報」によって記録されているので筒抜けですよ。
返済が著しく滞ってしまったりするとブラックリスト入りします
では、最後の「ブラックリスト」について説明しますね。なんとなく、この言葉そのものは耳にしたこともある方もいらっしゃると思います。が、実際にはこういったリストがあるわけではなく、先述した個人信用情報にマイナスな記録(事故情報といいます)が記されたものの通称です。
もっとも、一旦事故情報が記録されたら一生残るわけではありません。一定期間ののち、クリアになります。では、どうなると事故情報・・・つまりブラックリストに記録されてしまうのか、その内容と期間についてまとめておきましたので参考にしてください。
事故項目 | 記録期間 |
---|---|
支払い遅延(3か月間) | 5年 |
個人再生 | 5年 |
任意整理 | 5年 |
過払い金請求 | 5年 |
特定調停 | 5年 |
自己破産 | 7~10年 |
どうでしょう。事故内容にもよりますが、共通しているのは半年や1年程度でその記録が消えることはない。ということです。
ちなみに、信用情報は、金融機関の業態により加盟する機関が異なります。つまり、情報の共有は同業間というわけです。参考までに以下に明記しておきますね。
株式会社シー・アイ・シー(CIC)・・・信販会社の信用情報機関
株式会社日本信用情報機構・・・消費者金融系の信用情報機関
に分類されます。
クリアしてる?審査における必要最低限の条件
ではここで、審査に落ちてしまう主な原因として挙げた、残りの2つ「未成年である」「無収入」について、ここで説明しますね。
この2点は、キャッシング審査時の最低条件になります。つまり、この2点を満たしていなければ、そもそも審査を受けるだけ時間の無駄ということになってしまいます。
一般的にキャッシングは20歳以上で収入があることが条件です
そうなんです。キャッシングは20歳・・・つまり成人した人を対象としています。一部、学生ローンのような例外もありますが、一般的にはそうなっています。
そして当然ですが、安定した収入があること。当たり前ですよね。収入もないのに借りたら返す術がありませんよね。なので、収入のない人にはお金は貸してくれません。なお、正社員雇用での収入が望ましいですが、アルバイトでも毎月一定の収入を得ていれば基本的に大丈夫です。
なので、もしこれをお読みになっている方が未成年や無収入であれば、そもそも最低限の条件を満たしていないので、審査に落ちてしまうのは当然ということになります。
アルバイトよりも正社員雇用が望ましいのはなぜ?
アルバイトでも正社員でも、安定した収入があればまず問題はありません。が、世間的な受け止め方として、正社員雇用の方が社会的信用度が高いと言われています。
理由は、アルバイトですと月々の収入に波があったり、あるいは突然辞めてしまう・・・なんて人も周囲に実際にいることでしょう。一方、正社員は収入は安定し、またいきなり辞めてしまう人もあまりいない。もっとも、全ての人がそうではないのですが、世間ではそう認識しているわけで、その観点から正社員雇用の方が望ましいわけです。
以上、ここまで審査に落ちてしまう主な原因についてお話をしてきました。大なり小なり当てはまっているところ、ありませんでしたか?
次の項では、実際に審査に落ちてしまった人がキャッシングする方法や機関についてお話していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
審査に落ちてもキャッシングする方法や機関はあります
ここまで、審査に落ちてしまった、その原因などについてお話をしてきました。では、審査に落ちてしまったら、もうキャッシングは無理なのでしょうか?いやいや、視点や方法を変えることでキャッシングできる道はあります。これから、じっくり紐解いていきますね。
総量規制で審査落ちした人は例外、除外項目を活用すべし!
キャッシングは、年収の1/3までという、総量規制の縛りがあることは先述しましたが、実は、以下に挙げる目的での借り入れは、その限りではないことをご存知でしたか?これには大別して、例外項目と除外項目がありますので参考にしてください。
例外
・緊急医療費
・個人事業主の借入
・借り換え
除外
・住宅ローン
・自動車ローン
・高額医療費
上記は主なものを挙げただけなので、これら以外でも適用されるものもあると思います。ぜひ相談してみてください。ちなみに、「例外」と「除外」についての違いですが、「例外」は、返済額に含まれるが総量規制の枠を超えてもよいもの。「除外」は借入額に含まないもの。という形で分けられます。
また、総量規制というのは消費者金融業を対象にした法律ですので、銀行や信用金庫は対象外になっていることも知っておくといいと思います。あと、補足ですがクレジットカードでのショッピングも適用外です。ただ、現金を借りる場合は貸金業法が適用されるので、総量規制の範囲にとどめられます。
多重債務者やブラックが原因で審査に落ちてしまった人は
ここに該当する方は、正直ちょっと厄介ですね・・・。というのも、プロミスやレイクなどのような大手消費者金融業からの借り入れは、無理といっても過言ではないくらい、厳しいからです。
となると、中小の消費者金融業者からの借り入れになるわけですが、こういったところは審査に甘いといわれていますが、その分金利がちょっと高いなどといったようなリスクがあります。一応、以下に何社か記しておきますので、いざという時の参考にしてください。
金融業者名 | 限度額 | 金利 | その他 |
---|---|---|---|
ユー・ファイナンス | 700万円 | 15% | ※多重債務の方向けです 不動産担保ローンでの借り入れも可能 (この場合最大3000万円まで) |
フタバ株式会社 | 50万円 | 14.959~17.950% | 指定口座へ送金 担保・保証人は不要 |
キャレントスーパーローン | 500万円 | 7.8~18.0% | 振込・振替による返済が可能 担保・保証人は原則不要 |
キャッシングエニー | 100万円 | 15.0~20.0% | 担保・保証人は原則不要 |
株式会社アルコシステム | 50万円 | 10.95~20.0% | 指定口座へ送金 担保・保証人は原則不要 |
また、中小の消費者金融業者から借り入れる際に起こり得るデメリットとして、
- 金利が大手より割高なことがある
- 審査時に担保や保証人を求められることがある
- 来店を求められることがある
- キャッシングカードがなく、不便を感じることがある
- カードがないためコンビニや銀行のATMが利用できないことがある
こういった点がデメリットとして起こり得ます。まあ、状況が状況なので仕方がないのかもしれませんが、足元を見られていると思った方がいいと思います。
また、上記のような機関での審査を受ける際には、状況を正直に伝え、それでもなおお金が必要であるということを伝えた方がいいと言われています。
というのも、先述しました「個人信用情報」によって情報は共有されています。なので、ここで敢えて虚偽の申告をしても結局バレてるわけです。そうすると「嘘を言わなければならない何か事情があるのか?」と、変に勘ぐられてしまう恐れもあるので、心象が悪くなってしまいます。
あと、審査に落ちてしまい、気持ちが落ち込んでいる時に「無審査」という言葉に目が留まっても飛び込まないようにしましょう。貸金業法により審査は義務付けられているので、無審査は存在してはならないことになっています。
ということは、本来あるはずのないもの・・・つまり、「ヤミ金」の可能性がとても高いですからね。それを承知で借り入れされるのでしたら、相応のリスクを覚悟した方がいいと思いますよ。
未成年でのキャッシングにはどんな方法があるのか
未成年の方がキャッシングの必要に迫られた時、何か方法はないのでしょうか?だいぶ条件等が限られますが、ちゃんとあります。
・事業を営んでいる
・結婚している(配偶者が成人であることが条件)
これら2点は、民法によって未成年者であっても成年とみなされることにより、キャッシングが可能となるわけです。既婚者で未成年の場合は、配偶者の収入を基準とするので、配偶者に収入がないと厳しいですね。
・親の同意を得ている
これも確かにキャッシングの条件ではありますが、相談できるならキャッシングなんて考えないことでしょう(笑)
また、筆跡を変えるなどして同意を得たフリをするのはご法度です。これは、私文書偽造という犯罪行為になってしまいます。
こういった方法以外ですと、学生ローンを使うという方法もあります。ですが、これまでお読みいただいてお気づきかもしれませんが、未成年だと条件を満たしていないため、相当限定的であるということが、お分かりいただけたかと思います。
もし、未成年の方が何かキャッシングする方法を探して、これをお読みになられているのであれば、まずはご両親に相談することをお勧めします。
審査に落ちてもキャッシングする方法や機関はあります
ここまでお読みいただいたことで、審査に落ちてしまう主な原因と、それでもキャッシングする方法や機関についてご理解いただけたのではないでしょうか。
最後に、これまでのことを整理しておきますね。
審査に落ちてしまう主な原因とキャッシング方法など
審査に落ちてしまう主な原因は次の通りです。
多重債務者状態になってしまっている
ブラックリストに入ってしまっている
未成年である
収入がない
次に、それでもなお借り入れする方法としては、次の通りです。
銀行や信用金庫からの借り入れ
審査に甘い中小消費者金融業者からの借り入れ
特に、審査に甘い中小消費者金融業から借り入れする際に、注意すべき点は次の通りです。
保証人や担保を求められることがある
直接店舗へ行かなければならないことがある
カードが発行されず、ATMなどが使えないことがある。
1度でも審査に落ちたら全部ダメ?必ずしもそうではありません
1度、審査に落ちてしまったら、もうどこでも審査は通らないのかというと、一概にそうではありません。というのは、最終的に是非を決めるのは消費者金融業者になるわけですから、手に入れた情報を基に、それぞれの価値基準に基づいて決定されるわけです。
つまり、A社では落ちたけど、B社では通った。といったことは実際に起こり得ることなので、いきなり諦めるのではなく、数社あたってみるのも1つの方法かと思います。ただ、最低限の審査条件を満たしていないとダメですよ。
「無審査」の誘惑にはひっかからないようにしましょう
一度でも審査に落ちてしまうと、どうしても気持ち的に落胆してしまいますよね。そんな時に「無審査」という言葉が目に留まるとついつい飛びつきたくなってしまうかもしれませんが、法的にも無審査の消費者金融機関は存在してはならないことになっているので、気を付けてください。
なお、「審査に甘い」や「簡単審査」と「無審査」は、根本的に異なります。「甘い」や「簡単」は、ちゃんと審査はあるわけです。一方「無審査」は、文字通り審査そのものを行わないと言っているので、混同しないようにしましょうね。
最後に、冒頭にもお話ししましたが、審査に落ちてしまうということは、必ず原因があります。
急がれている時にその原因を取り除くことは難しいかもしれませんが、長い目で考えた時には、やはり取り除ける原因を取り払い、いつでもスッキリした状態でキャッシングできるようにしておいた方がよいかと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【参考ページはこちら】
カードローン審査に通らない理由と対策