ブラックでも審査は通る!消費者金融選びのポイントはこれだ!
不況が続き、金融取引が難しい、いわゆるブラックと言われる人が増えています。
金融機関の方もこういった人たちを無視することはできず、今ではブラック対応という消費者金融も増えてきました。
こういった業者を利用する場合、再度同じようなことを繰り返さないよう、借入れ前にはブラックになった原因とその対策を追究しましょう。
さらにいくらブラック対応業者でも、誰でも審査に通すわけではありませんから、申込み条件などを調べて、通り易い状況に自分を変えることを考えてみましょう。
審査は金融機関次第!ブラックでも融資するところは存在する
過去何らかの原因を契機として、それ以降ローンが借りられなくなった状態がブラックですが、実際には自分がブラックなのかさえはっきりしない人もいます。
そこでまずブラックになる原因と、それによるブラックの期間についてはっきり認識しましょう。
最近ではブラックであっても条件さえ満たせば融資するという業者もあるため、どのようブラックなら融資が受けられるのかを知り、自分が借りられるのかどうか判断する必要があります。
またブラックでも大手の業者から借りたいという人もいますから、その可能性についても考えていくことにしましょう。
自分の状態を把握しよう!ブラックにも種類がある
まずブラックにはどのようなものがあるのか、表にまとめておきます。
ブラックの種類 | 原因 | 信用情報に記載される期間 |
---|---|---|
金融ブラック | ローンの返済の滞納、各種支払いの遅延 | 5年 |
金融ブラック | 債務整理 | 10年 |
申込ブラック | ローン申込で審査落ち | 6か月を超えない期間 |
このうちのいずれかに当てはまればブラックの可能性が高くなります。ブラックというのは、これ等の状態が信用情報に記載されているため、金融機関が融資を敬遠する状態という事ができます。
要注意なのはブラックになっているにもかかわらず、その認識が無い場合で、例えばローンの返済の滞納とか、債務整理をすれば嫌でも自分はブラックだと認識できます。
しかし携帯電話の料金を暫く支払わず電話を止められることは、多くの人に経験があると思いますが、3か月以上支払いが遅れると、ブラックになることは意外と知られていません。
学生時代に支払いがストップした人は、社会人になればそれがリセットされるというわけではなく、社会人一年生がいきなりブラックという状態からスタートするというわけです。
またローンの申込みを繰り返している人も、最初の1回は何らかの原因があったかもしれませんが、2回目以降は1回目の審査落ちによる申込ブラックのため審査に落ち続けていることが考えられます。
そこで自分はどの場合に当てはまるのかよく考えてみてください。
ブラック対応をうたう消費者金融がある
最近はやっと景気が上向いてきているとはいっても、バブル崩壊以降、不況が続いたため、ブラックに陥ってしまったという人の割合はかつてないほど高くなっています。
従来金融機関はブラックと言ってこういう人たちの利用を敬遠してきていたのですが、現状避けてばかりでは利用者が確保できなくなってしまって、中小の消費者金融の中には、ブラック対応をうたう業者も現れてきました。
こういった業者は、返済に支障がないと判断すれば、信用情報にブラックに分類されるような情報が記載されていたとしても、融資を行ってくれます。
ただし、多くのブラック対応業者でもブラックになった直後というような場合には融資は躊躇しますので注意が必要です。
(⇒ブラックでも安心して借りられる業者は?)
たとえば申込ブラックはその期間が長くても6か月ですから、ブラックになってから間が無いという事になって、融資に応じる業者はそう多くはありません。
こういったブラック対応業者は現在では大都市周辺で増加していますし、インターネットを通じて全国から利用できるところもありますので、地方在住でも利用することは難しくありません。
大手消費者金融は無理なのだろうか
ブラック対応の消費者金融というのは中小業者だという事には触れましたが、利用者の中には大手の業者の利用を望む人も少なからずいます。
そこでブラックの人が大手金融機関から借りられるかどうかを考えてみましょう。結論から言うと、まず無理だが可能性としては有り得るという事になります。
審査というのはそれぞれの金融機関が内部に持つ審査基準で行われます。審査基準が厳しければ審査は通り難く、審査基準が緩ければ審査は通り易くなります。
一般的に言えば大手業者ほどこの審査基準は厳しくなります。逆にブラック対応業者というのは、この審査基準がかなり緩いという事になるわけです。
大手業者と言っても銀行と大手消費者金融に分かれますが、銀行は金融機関の中では信用情報に対する審査基準は厳しいことで知られています。そこで狙うとすれば大手消費者金融という事になります。
しかし大手消費者金融は様々な経緯から経営が傾き、現在殆どの大手消費者金融は銀行の傘下に入ってしまい銀行の子会社ということになりますから、やはり信用情報には寛容になれません。このためブラックでの借入れの可能性はまずありません。
ところが、大手消費者金融のうち1つだけ銀行の傘下に入らず、独立系を守っているところがあります。それがアイフルです。アイフルの場合独立系ですから、審査基準も独自の判断を盛り込むことができます。
このため他業者では、まず審査に通らないという人でも、アイフルでは通ったというようなケースも出てきているのです。
もちろんアイフルでもブラックという場合にはかなり難しくはなりますが、他とは違う審査が行われるという面で、可能性は残ると考えることができます。
再度信用を失うわけにはいかない!借入れの前に行うべき事
ブラックになる原因は様々ですが、ブラックの人が注意すべきは、再度同じことを繰り返してはいけないという事です。
そこで借入れを考える前に、どうしたら同じことを繰り返さないかを考えなければなりません。そのためにはブラックになってしまった原因を探り、それに対いする対策を講じなければなりません。
この対策があやふやな人が多いために、また同じことを繰り返すことになるのです。したがってこの対策方法がはっきりするまで、借入れは待たなければなりません。
ブラックになった人は同じことを繰り返す可能性がある
ブラックになってしまった人は、もう2度と同じようなことにはなりたくないと考えるのが普通ですが、残念ながら同じことを繰り返してしまう人の割合は一般の人に比べて高くなっています。
もちろん止む無くそうなってしまう場合もあるかもしれませんが、やはり同じようなことを繰り返してしまうという場合には、利用者の方に何らかの問題があると考えたほうが良いのではないでしょうか。
一度ブラックになった人は、この点について自分は関係ないと考えるのではなくて、自分もやはり、お金の使い方などについて不都合な問題を抱えているという事を念頭に置かなければなりません。
ブラックになった原因を探り対策を講じよう
では具体的には何をすればよいのでしょうか。完全な対策というものは勿論難しいですが、少なくとも同じ原因で窮地に陥ることは恥ずかしいことです。
そこで借入れが必要になった時というよりも、なるべく早い時期、できればブラックになった直後でまだ状況を忘れないうちに、自分はなぜブラックになってしまったのか、原因を追究してみましょう。
原因の追究は表面的なものではダメです。できるだけ深層に近づけるように徹底的に何故を繰り返してください。
例えば
何故ブラックになったのか
↓
↓ 何故
↓ 何故
↓ 何故
↓ 何故
↓ 何故
このように、原因を追究していくと、自分の性格や、周囲の環境などに行きつくことになります。ここまで追究できれば良いのですが、中途半端な追究に終わってしまう場合が少なくありません。
原因の追究が終わったら、それに対する対策を練ります。たとえばここでの例の対策としては、性格は自分だけでは治せませんから、誰かお目付け役を頼んで、買い物は必ずその人に相談してから行うようにしてはいかがでしょう。
この他周囲の環境に問題があるのであれば積極的に改善していきましょう。
もし自分では原因の追究ができないのであれば家族や知人に手伝ってもらって、一緒に追究してもらうことも大切です。案外自分では見えない部分が見えてくるものです。
また原因によっては自分や家族だけでは対策できない場合もあります。たとえば前記の例で最終的な原因が買い物依存症だったらどうでしょうか。これば病気ですから自分でどうこうできるものではありません。
この場合には心療内科に行って治療を受ける必要があります。治るまでには長い時間が必要でしょう。
対策ができるまでは借入れを考えてはいけない
原因は追究したけど対策は考えていないとか中途半端もいけません。また原因追及が表面的なものの場合、対策は的を射たものにはなりませんから、その点にも十分注意しなければなりません。
お金を借りたいと思っても、まずはこういうところから始めなければ、また同じことを繰り返し、再度ブラックになる情報が信用情報内に書き込まれてしまい、ブラックの期間はその分長引いてしまうのです。
借入れには要注意!申込みから完済まで気は抜けない
さていよいよ借入れについて考えていきましょう。ここにも様々な問題があります。まず金融業者はまともなところばかりではないという事です。特にブラック対応をうたうような小規模業者は要注意です。
またブラックの場合には信用に問題があるわけですから、金融業者は融資のリスクが高まり、金利などの面で条件が悪い場合も多く、融資条件も要注意と言えます。
さらに実際に借入れする場合には事前に返済計画を立てて、それに則って完済するようにし、行き当たりばったりの無計画な返済を行って行き詰らないように注意しなければなりません。
金融業者は真面目なところばかりではない
さきほどブラック対応の消費者金融は中小業者だという話をしましたが、こういった業者はもちろん真面目にやっている正規に登録された業者を指します。しかしブラックでも貸してくれる業者にはもう一つ種類あります。俗にいう闇金といわれる業者で当然非正規業者です。
ここで闇金の特徴を列挙しておきます。
- 審査は無いかあるいは形式的に見せているだけ
- 返済が続いている間は普通の業者に見える
- 返済が滞ると厳しい取り立てが始まる
- 金利は法定金利を超えている場合がある
- 反社会的組織の資金源になっており、時としてその顔をのぞかせる
こういった闇金もやはり経営は小規模で、外目に見ればどれが正規業者で、どれが非正規業者かは判然としません。しかも最近はインターネットからの利用が多くなっていますから、ホームページは立派でも実態はどうなのか全く見えません。
このため、業者を探す場合には、常にこの点を念頭に置かなければなりません。良さそうな業者を見つけたとしても、それが正規業者とは限らないため、最低限接触する前に正規業者か否か確認が必要なのです。
例えばインターネット上で良さそうな業者を見つけて、その業者のホームページを見て、すぐに申し込むのではなく、ホームページを開いたら、次に金融庁の貸金業データベースを開きましょう。
ここでその業者の名称で検索してみてください。ヒットして業者情報が出たら、ホームページ上にある登録番号、代表者名、所在地、電話番号のすべてが登録情報と合致しているかを確認してください。
名称でヒットしただけで検索をやめてしまう人がいますが、闇金業者の中には、正規業者のホームページをそのまコピーして電話番号の1つだけを自分のところのものに変えておくというような手口を使う事があるので注意しなければなりません。
金利などの借り入れ条件を確認しておこう
もう一つ業者を選ぶ前に確認しておくべきことは、融資条件です。お金を借りる場合、信用のある人と信用のない人でなにが違うかというと金利です。信用のない人にお金を貸すのは金融機関としてもリスクを背負うので差をつけます。
このためブラックというような人を相手にする場合、金利は高めの設定になります。通常銀行のカードローンの場合の最高金利は15%弱程度、大手消費者金融の場合18%程度で、中小の消費者金融のローンになると徐々に20%に近づいていきます。
金利の設定は業者によって違いますから、なるべく低い所を探すほうが負担は小さくて済みます。限度はありますが時間をかけてじっくり探してみてください。
完済までの返済計画を立てよう
業者が決まったらいよいよ申込みを行い、審査に通れば融資を受けることができます。しかしその前に行なっておかなければならないことがあります。一般の人でも同じことが言えるのですが、特にブラックの人には実践してもらいたいものです。
それは返済計画を立てる事です。業者が融資すると判断する場合、必ず返済能力をチェックします。ブラックと言っても信用情報に問題があるだけで返済能力があれば返済はできるわけです。
この時参考にするのが申込者の収入です。収入により返済できるか否かを判断するのです。しかしよく考えてみてください。収入だけで返済能力を判断してよいでしょうか。
例えば20万円の手取り収入があったとして、毎月出費が15万円なら、余裕は5万円ありますから十分返済していけるでしょう。しかし出費が20万円だったらどうなるでしょう。
余裕は0円ということになって、返済等とてもできたものではありません。要するに返済能力を判断するのは収入ではなく、収支なのです。
収支が分かるのは自分ですから、ある意味金融機関よりも自分のほうが返済能力は的確に判断できることになります。そこで融資を受ける前にまず完済までの月々の収支を予想してください。
収入の予想は比較的分りやすいですが、支出の予想はなかなか難しいものです。日頃から家計簿あるいは小遣い帳などをつけていると予想し易くなりますかから、借りる予定が無くても今後のために今日からでも付けることをお勧めします。
収入と支出が予想できたら、収支を計算して、月々返済額を上回る余裕があるかどうかを確認してみましょう。上回っていれば良いですが、下回るかそもそも赤字月がある場合には、該当月の支出を見直して、節約できないかどうかを見直してみましょう。
節約で収支が改善すれば借入れできることになります。どの月にどのような節約が必要なのかをを明示して、返済計画にまとめておきましょう。
返済が始まったら、毎月返済計画と実際の状況を比較して計画通りに行っていない場合には、計画を見直して、常に返済ができる計画に保つことが重要です。
審査は必ず通る保証はない!通り易い状況を作るための注意
ここまでブラックでも借入れできると言う話をしてきましたが、金融業者にとってはやはりリスクの高い相手であることに変わりはありません。
このためブラック対応と言っても、実際は審査に通らない人がいることは事実で、誰にでも貸しているというわけではありません。
特にブラックの中でも申込ブラックの場合には、業者は敬遠しますので、融資を狙うのであれば、申込みブラックになることを避けなければなりません。
また審査通過の可能性を広げるためには、業者の示す申込み条件を自分が満たしていることが必要です。満たしていなければ申込みは時間の無駄です。
さらに借入希望額が大きすぎると、審査も厳しくなりますから、その点への配慮も必要になります。
ブラック対応でも審査落ちの可能性はある
正規の金融機関であれば、審査をする以上、申込者全員が通るという事はありません。これはブラック対応業者でも同じことで、審査基準を満たしていなければ、審査には落ちます。
たとえば、ブラック対応という場合、審査のうち信用情報については大変緩くなっていますが、業者の収益につながる返済能力についてはそれほど緩くはありません。要するに収入が伴っていなければ審査通過は難しいわけです。
したがってブラック対応とはいっても、油断は禁物で、審査に通るようにするには自分に足りない部分について予め補うような努力が必要になります。
申込ブラックにならず匿名で審査を受ける方法
このように下手に申込んでしまうと審査に落とされることになって、以後最長6カ月の間申込ブラックという新たなブラックを背負わなければならなくなります。
申込ブラックは業者に敬遠されやすいため、この間はブラック対応業者であっても借入れが難しいとお話ししましたが、ここではそれを避ける方法をお話しします。
実は最近になって一括審査というサービスが出現して、ブラック対応業者から大手銀行までの審査を一括して匿名で受けられるようになりました。審査に通ったところに改めて今度は名前を入れて申込めば審査に通るというわけです。
匿名ですから、どのような結果になっても信用情報に記載が載るようなことはありません。利用法方法によっては申込ブラックを避けることができます。
このサービスの欠点は、参加している金融機関がまだまだ少ないため、金融機関を探すという視点からいえば、もっと広い視野が必要になりますが、それでも参考程度にはなります。
申込み条件と自分を比較してみる
もう一つ申込み前に確認しておきたいのが、申込み条件です。どの金融機関のどのローンでも、申込み条件というものが決められています。たとえば年齢や職種によって申込みできたりできなかったりするのです。
この申込み条件のうち、もっとも一般的で共通しているのが安定収入があることという条件です。ですからもし自分の収入が安定していないとか、短期アルバイトを繰り返しているというような場合には、まず借入れを考えるのではなく安定収入を得ることに集中すべきです。
この他にも様々な条件がありますから、まずは自分が満たしているのかどうかをよく考えてみましょう。もし満たしていないのであれば、審査通過は難しいですから、まずはその点を改善することを優先すべきです。
節約などで借入希望額をできるだけ抑えることも重要
さらに借入希望額についてもよく検討しておく必要があります。これもローンごとに上限が決まっていますが、上限内であっても大きな金額になるほど、業者は返済を心配しますから、審査は厳しくなります。また信用に問題があるほど融資額は少なくなると考えてください。
ですから、申込の前には、できるだけ節約をすることを考えて、借入れする金額を削りましょう。小さな金額であれば信用力が低くても比較的簡単に借入れできる可能性がでてきます。
要は自分の返済能力をよく理解して、適正な借入額にすることが重要なのです。
ここでブラックでも審査に通る消費者金融利用ための注意についてまとめておきます。
- ブラックでも融資してくれる金融機関は中小の消費者金融に存在する
- ブラックは繰り返す可能性があるため、ブラックになった原因と対策を明確にしておく
- 闇金の罠に掛らない業者選び、不利にならない借入れ条件の確認、完済までの返済計画立案の3点に十分注意する
- ブラック対応業者でも審査に落とす可能性はあるため、通り易くするために申込み条件に沿って自分を変えていく必要がある
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ブラックでも借りられるカードローンはある?