あなたもチャンスあり?ブラックでも審査に通過出来た人の方法
まず考えよう!あなたがなぜ審査に通らなかったのか
このサイトをご覧になっている方は、そのほとんどがクレジットカードやカードローンの申し込みをして、審査に通らなかった方ではないでしょうか?
まとまったお金が必要になった。でもローン契約をしようとしたらなぜか審査が通らない。さては過去の失敗が未だに尾を引いているのか……?そんなお気持ちでしょう。
そんなあなたが「審査に通過できる人」になるための取っ掛かりとして、まずは審査に通らなかった理由について考えてみましょう。
審査は「与信スコアリング」によって行われる!
急に難しい言葉が出てきました。「与信スコアリング」。年収や雇用形態、職業などの「属性スコアリング」とこれまでの借り入れ・返済の実績からなる「信用情報」の両面から融資が可能かどうかを判断するシステムです。
当然「属性スコアリング」と「信用情報」双方の結果がいい人が審査に通過します。逆にこのどちらか、あるいは両方に問題がある場合、審査に通過するのは難しくなります。
それでは「属性スコアリング」と「信用情報」が具体的にどのようなものか、見てみましょう。まずは「属性スコアリング」から。
<属性スコアリングの主な項目>
項目 | 評価基準 |
---|---|
職業 | 収入や雇用が安定している「公務員」がトップ、その下に大手・中小企業、自営業と続き、無職が一番スコアが低くなります。 |
雇用形態 | 正社員がトップ、契約・派遣と続きアルバイトが最低スコア。 |
年収 | 多いに越したことはありませんが、400万円もあれば十分。金額が下がれば下がるほどスコアも下がります。 |
勤続年数 | 転職直後はかなり審査が厳しくなります。たとえ初めての転職であっても「職が安定せず、転職を繰り返しているかもしれない」という不安が残るからです。 |
住宅環境 | 自分名義の持ち家があるのが一番ハイスコア。賃貸や公団住宅などはスコアが下がります。 |
現住所の居住年数 | 長く住んでいればいるほど、生活を維持できているという証明になります。逆に引越し直後のスコアは期待できません。 |
同居する家族構成 | 「未婚で両親と同居」など、返済が滞って迷惑をかけてしまう人が近くにいる人ほどハイスコアになります。逆に「一人暮らしの独身」が一番低いスコア。 |
続いて「信用情報」です。
<信用情報の主な項目>
項目 | 評価基準 |
---|---|
これまでの取引実績 | 初めてローンに挑戦する人よりもキャッシングの回数を重ねて「借り入れと返済」の実績がある人の方が有利です。 |
これまでの取引期間 | キャッシング取引を長く続けている人の方が評価が高く、有利になります。 |
現在の借入残高金額 | これは当然少ないほうが有利。総量規制(後述)近くの借り入れがあると、契約しても融資ができないため、審査は通りません。 |
借り入れの業者数 | いくつも契約している方がそれだけたくさんの業者から信用されているように見えますが反対。少ないほうが有利です。 |
つまり……。
属性スコアリング+信用情報=あなたにお金を貸せるかの判断基準、ということになります。このスコアが高ければ審査は簡単に、低ければ難易度が上がる、というわけです。そのため、現在進行形の事故情報がないのであれば、ご自身の生活スタイルを見直してみる必要もあります。特に「信用情報」に関わる部分は大切です。
まずは完済。これがスタートライン
当たり前の話ですが、現在進行形でブラックになってしまっている場合、貸す側に立ってみればある意味「貸しても返してもらえない」ことがはっきりしてしまっているため、お金を借りることはまずできません。今借りている分をまずは完済すること。これが新たにお金を借りるためのスタートラインになります。
古傷のせいで「現在進行形」ブラックになっていることも!
ただ「自分は大丈夫」と思っていても、審査に通らなかったわけですから、一つ調べてみるべきことがあります。
それはあなたが忘れている債務がある「現在進行形ブラック」である可能性と、完済からの期間が短い「事故情報消滅待ち」である可能性です。
あなたの信用情報を確認する詳しい方法は後でお話ししますが、まず、簡単に債務の有無を確認できる方法をご紹介します。
それは意外にも「過去にクレジット契約やローン契約をしたことがある業者に直接連絡を入れて確認してしまう」という方法です。
特に保証人がないような契約の場合、引っ越して連絡先住所が変わったり、登録された電話番号が変わったりすると、カード会社はあなたと連絡を取ることができなくなってしまいます。その時、業者にしっかり連絡してあれば問題ないのですが、ついつい忘れてしまっていませんか?
こうなると業者からの請求書や電話も届かなくなり、返済が残っていることを忘れてしまいます。あなたには全く悪意がなくても、業者にしてみれば「踏み倒して夜逃げされた!」のと同じになってしまいます。
もちろん、これで借金がなくなったわけではありません。図らずもあなたが「逃げ回っている」状態になってしまっているんです。
これが図らずも「現在進行形」ブラックになっているときによくあるパターンです。各金融会社・クレジット会社のホームページを見ると、必ず問い合わせ用の連絡先が載っています。まずはそこに連絡してみましょう。
連絡してみると、もしかしたら未払いの債務情報が「事故情報」として債権回収会社に移っているかもしれません。その場合はそちらの連絡先を聞いて、確認します。
実際に連絡してみると、ほとんどの場合、生年月日・ローンを組んだときの住所、氏名程度の情報から、その場で本人確認ができます。そこで残った債務が確認できればラッキー、そのまますぐに返済の相談をしましょう!
しかし、債権回収会社でも「債務はありません」と言われることがあります。その場合は「債務の支払いがすでに終わっている」ということです。しかし、支払いが滞ってブラックになってしまった場合、最後の返済から5年間はその情報が消えません。この場合は「事故情報消滅待ち」ですから、しばらく待つ必要があります。
「ブラックでもオッケー!」を信用しすぎないで!
中小の消費者金融の中には一部ですが、「ブラックでもオッケー!」と宣伝している業者もあります。借りたい状況があるときは救世主のように思えます。
(⇒本日中に借りられるブラックOK業者はここ!)
実際に中小の金融業者は大手と違い、多少条件の悪い顧客にも融資しなければ生き残っていけないという事情があるため、ブラックであることをむしろ歓迎しているわけです。でも、借りる側のあなたが注意しなければならないことがあります。
それはその業者がいわゆる「闇金融」でないかどうかを見極めること。方法は以下の3点です。
- 貸金業者登録番号の記載があるかどうか
- 連絡先としての固定電話・フリーダイヤルの記載があるかどうか
- ダイレクトメールや電話がなかったかどうか
最低限この3つは確認して「おかしいな」と思ったら手を出し手はいけません!もちろん、この3点だけではなく、インターネットで評判をチェックしたり、金融庁のサイトで「貸金業者登録番号」が本物であるかどうかを確認する必要もあります。
あなたの「今」の信用情報をチェック。返済漏れはもうないか?
実際に金融業者に問い合わせてしまうという方法をお伝えしましたが、それはむしろ裏ワザ。必ず「CIC」「JICC」に問い合わせて「今のあなた」の信用情報を確認しましょう。
<CIC・JICC>
では、具体的にCICやJICCの情報開示によってどんなことが分かるのか、CICを例に確認しましょう。
まず、情報開示を依頼すると「クレジット情報」「申込状況」「利用記録」の3種類の情報がもらえます。
「クレジット情報」はあなたの利用しているクレジットカードやカードローンの契約内容。「申込情報」はあなたが金融業者や貸金業者にローン契約を申し込んだ時期と内容。「利用記録」はあなたが利用している業者がCICに信用情報を照会した記録です。
特に大切なのは「クレジット情報」。ここを見れば、あなたがどんな契約をしていて、いくらの借り入れがあり、返済はどうなっているかが、全て分かってしまいます。
自分の信用情報どうなっているかは「クレジット情報」の下記内容を確認します。
一番大切なのがこの欄に記載のある「26.返済状況(異動発生日」)に「異動」の記載がないこと。ここに「異動」があると、その日依頼あなたは「ブラック」という扱いになってしまっています。その情報は5年間は消えません。
≪割賦販売法の登録内容≫
あなたが限度額いくらのカードを作っているか、またあなたに債務がどのくらい残っているかが表示されています。ここの数字が大きく総量規制にかかる金額と近すぎると、新規の契約(審査に通ること)はできません。
≪貸金業法の登録内容≫
キャッシングで借りている場合、その債務がいくら残っているかが記載されています。
≪入金状況≫
過去2年分の返済がどのように行われているかの記載がされています。「-(利用なし)」か「$(請求額満額返済)」が並んでいれば、滞りなく返済が行われていることを表し、「P(請求額一部返済)」「R(保証人などの代理返済)」「A(未入金)」が一つでも付くと、途端に印象が悪くなります。
一つ、「クレジット情報」を見るときにチェックしておきたいのが、≪お支払い状況≫と≪貸金業法の登録内容≫の最後に記載のある「終了状況」。ここに「貸倒」「本人以外弁財」「法定免責」などが書いてあったらあなたは現在進行形ブラックになってしまっています。特に「貸倒」の場合は借金が残っています。すぐに思い当たるカード会社と連絡を取って、完済を目指しましょう。
続いて「申込状況」です。
クレジット契約の場合は「カード」、ローンでは「個品割賦」、住宅ローンなどは「住宅ローン」など、その具体名が記載されています。
後で詳しく書きますが、スマホの分割も立派なローン契約。当然ローンを組むときに業者は信用情報を確認し、また、ローンとして新規申込があったことを登録しなければなりません。
注意すべきは、ここの記載は半年間残る、ということ。審査に通らないからといって立て続けに何社も申し込むと、その都度、照会・記載がされて、印象が悪くなることも考えられます。
最後に「利用記録」です。
ここで言う「利用」というのはあなたと契約している金融業者や貸金業者がCICのデータにアクセスして、情報を利用したことを表します。
銀行法に従っている一部の金融業者以外は「総量規制」を常に気にしていますので、他社の限度額が上がったりすると困ります。そのため、常にあなたの信用情報にアクセス、チェックしているわけです。
<総量規制>
ただし、銀行系の一部の業者は貸金業法とは別の「銀行法」にしたがって融資を行うため、総量規制に関係なく融資が受けられます。
驚くかもしれませんが、こんなにたくさんの情報がCICのデータには記載されています。もちろん、今回は例に挙げていないJICCも同様です。そのため、どこの金融業者・貸金業者も信頼に足る信用情報として活用しています。
CIC・JICCに情報開示を求め、書類が手元に届いたら、じっくりと内容を確認してみましょう。審査に通らなかった場合、必ずどこかに滞納や踏み倒しなど、「事故情報」が記載されているはずです。
もちろん、それが分かったら次の対応はもう分かりますね?全て、返すんです。
できることからコツコツと。まずは日々の支払いから
CICやJICCに保管されている信用情報というのは、あなたがこれまでどのような形でお金を借り、そして返してきたかを記録したものである、というのはもうご理解いただけたと思いますが、実は、意外なものもこちらに記載されることがあります。
小さくて大きな落とし穴!スマホ料金と奨学金
実は、スマホや携帯本体の支払い、それから学生時代にあなたが借りていた奨学金の返済状況も「ローン契約」として、CICやJICCに保管されています。
最近のスマホや携帯は高機能なものが多く、販売価格も高く設定されています。そのため、ほとんどの方が機種変更をするときに分割払いにするのではないでしょうか。
ところが、特に収入が安定しない若年層は支払いが滞って「ケータイ停まっちゃったぁ!」という事態が時々起ります。
通信料は月々の使用量に合わせて計算されるものですから問題ありませんが、これと一緒に支払っている本体代金となると話がベツ。本体代金を分割にする、ということはそのままローン契約をしたのと全く同じこと。当然、支払いが滞ればその情報はCICなどに送られることになります。
しかし裏を返せば、ローン契約である以上「ちゃんと支払いを行った」情報もCICなどに送られる、ということ。これを使って「クレヒス(クレジットヒストリー)」を作り上げることも可能ということです。
<クレジットヒストリー>
ちゃんと携帯料金を支払っているだけで、クレヒスを積み上げられるわけですから、これを使わない手はありません!
全く同じ理屈で、学生時代に利用していた奨学金の返還もクレヒス作りの手助けになります。滞納しないように確実に返していきましょう。
身ギレイになったらいよいよ申し込み。でも慌てないで!
今すぐ借りたいのに「借金は、返さなければ次が借りられない」という話ばかりしてきました。残念ながらこの原則だけはひっくり返すことができません。ムリして闇金融などで借りたら、痛い目に遭います。
しかし、今までの借金はすべて片付いた。以前は「異動」の記載や「貸倒」の記載があったが、それが一定の期間を経てキレイになった!そうなったら、あらためて「借りる」ための行動をとてみましょう。
ただ、ブラックから明けた直後、つまり「喪明け」とか「スーパーホワイト」という状態でいきなり大手金融業者のクレジットカードを申し込んでも、審査には通りません。なぜならあなたの情報は真っ白。「事故」もない代わりに「信用」も足りないのです。
まずは消費者金融系カードローンからトライ!
一般的に、同じカードローンでも、銀行系・信販系のカードローンは審査が厳しいといいます。これは「これからのあなたに期待している」のではなく「今までのあなたをチェックしている」からです。
例えば、スーパーホワイト(クレジット・ローンの利用履歴が全くない状態)の30代の場合、金融業者から見た可能性は2つ。一つは徹底した現金主義でこれまでやってきた。もう一つは、最近までブラックでクレジットやローンが利用できなかった。
今の時代、クレジットカードやローン契約を一切せずに生活すること自体がなかなかのレアケースですし、そうなると金融業者は「きっと、最近までブラックだったのだろう」という判断をします。
もちろん、残念ながら審査はほとんど通りません。そこでオススメなのが消費者金融系のカードローン。
「消費者金融」と聞くと取り立てが厳しいとか、審査が面倒とか、色々と悪い印象がある方もいるかもしれませんが「審査の甘さ」という点を考えたらピカイチ!そして、業者をしっかり選べば安心・安全にお金を借りることができます。
せっかくなので、いくつかご紹介しましょう。
消費者金融系カードローンのオススメリスト
大手の「レイク」「プロミス」「アコム」なども魅力ですが、ここでは敢えて中小の貸金業者をいくつかご紹介します。業者によっては大手に比べて審査が煩雑になることもありますが、より審査が穏やかで、それでいて大手に負けないしっかりした経営を行っているところばかりです!
貸金業者 | 特長 |
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フタバ | 創業50年を迎えた超老舗貸金業者。保証人や担保も不要で10~50万円の融資が他より少し安い金利(17.95%)で受けられます。 |
フクホー | 保証人や担保は不要。融資限度額が200万円と高額なのが魅力です(ただし、初回に限り50万円まで)。 |
Any | こちらはフクホーよりさらに上。保証人・担保不要で300万円まで借りられます。 |
これらの業者はいずれも返済プランが「元利均等返済方式(またはリボ払い)」のため、返済には時間がかかりますが、返済計画を立てやすく、月々の返済額が大きく変化しないので無理なく利用することができます。
もちろんボーナス月など、返せるときにたくさん返してしまうことで、期間を圧縮することもできます。
まずは1社だけ申し込み。ダメだったら半年ガマン!
上に記載した業者であれば「現在進行形ブラックで、一定の収入もなく、しかも収入などで虚偽の情報を申告した」といったことでもない限り、審査は通ることが多いとは思いますが、もちろん状況によっては通らない事だってあります。
その場合、ついつい焦って2社3社と、立て続けに申し込みをしてしまいたくなるのですが、ちょっとガマン!
申込手続きをすると、先に書いたように、その情報は先ほどのCICやJICCに登録されます。そしてその情報は6ヶ月間は消えません。
同日、または短期間のうちに何社も申込手続きを行ってしまうと、その度にあなたの信用情報は照会・加筆され「この人、ヤバいんじゃないの?」という警戒感が生まれてしまいます。
それでは、せっかく積み上げてきたクレジットヒストリーが台無しです。
なので、まずは信頼の置ける1社に絞り、それでダメであれば半年間は新規に申し込みをしない。申込情報が消えた頃合いを見計らって、次の1社にトライしましょう。
千里の道も一歩から。信用はじっくり積み上げるもの
いかがだったでしょうか?過去の「事故情報」が消滅するまでに5年、さらにクレヒスを積み上げるのにも数年、つまりあなたが信用を取り戻すには10年近くのスパンがかかります。これだけはしかたのないことです。
しかし、現在ブラックの状態であっても、じっくりと返済、そしてクレヒスを積み上げていけば、再び借りることは可能です。ですから、その間を単に待つのではなく「借りても確実に返済できる」だけの経済力を身につけることが大切。しっかり働いて頑張りましょう!
【参考ページはこちら】
ブラックの原因と対策とは?