『ブラックOK』広告は危険!本当にブラックでも安心な街金とは
自分が「金融ブラック」の状態である時に限ってお金は必要ですよね。そんな時、目につくのが「ブラックOK」という消費者金融の広告の文字です。聞いた事がない会社でも、お金に困っていたら藁をつかむ様な思いで融資の申し込みをしようと思いますよね。
しかし、ちょっと待ってください!実は、「ブラック」という言葉を使用している消費者金融は危険である可能性がとても高いのです。
今回は、そんな危険な広告を出している業者がいかに危ないか、そしてブラックでも安心して利用できる消費者金融についてご紹介します。申し込む前にぜひ一度読んでみてください。
正規消費者金融は「ブラック」とは書かない!?闇金広告の罠とは
金融ブラックに該当する方々にとって、消費者金融の広告に「ブラックOK」と書かれていたら思わず飛びついてしまうのは当たり前の衝動です。しかし、実はその広告は大変危険な業者の目印かもしれないのです。
(⇒ホントにブラックでも借りれる?)
正規広告ではありえない!?「ブラック」の文字に気を付ける理由とは
そもそも、消費者金融を含む貸金業者は貸金業法などの法律によって厳しく国から経営が管理されています。そして、消費者金融の広告について、法律では利用者に勘違いさせるような誇大広告をしないように定められています。
貸金業の誇大広告とは、つまり、貸付を助長させ誘い込むような広告の事です。例えば以下のような文言が該当します。
- 低金利・金利無し
- 必ずお貸しします
- ブラックOK
- 債務整理者でも大丈夫!
- 多重債務者・他店で断られた人もOK
この他にも書き方は様々ありますが、いずれにしても余りにも利用者に有利すぎる条件が書かれている事が殆どです。
つまり、こういった利用者を騙すような広告が書かれている業者は正規の消費者金融ではまず、ありえないのです。
「ブラック」の文字は闇金の証拠!貸金広告から見分けるコツとは
では、「ブラックOK」などの誇大広告をしている消費者金融の正体とは、やはり殆どの場合、闇金業者のようです。また、インターネット広告の場合にはまったく関係ない詐欺サイトである可能性もあるようです。
しかし、こういった闇金業者の広告は、一見普通の消費者金融とは見分けがつかないほど巧妙に作られています。では、どうやって見分ければよいのか。実は、貸金業法では広告の中に必ず明記しなければならない情報というのも定められてます。
- 社名
- 登録番号
- 小数点以下一位まで表示された金利
- 返済についての内容
- 賠償がある場合の元本の割合など
- 担保について(ある場合に限る)
- 手数料の計算方法
- 固定電話の電話番号
これらが、1つでも記載されていない場合には違法業者(=闇金業)である可能性が大変高いので見分ける1つの目安となります。ただし、記載されている内容自体が偽物である可能性もあるため、記載されているからと言って絶対に正規の消費者金融だという確証がないのが現状のようです。
これが闇金業者の証!知っておきたい業者を見分ける知識とは
そもそも、闇金業者とは貸金業法などを守らずに違法な方法で貸金業を営んでいる会社の事を言います。そして、代表的な特徴として登録番号が有るか無いかという点があるのです。
闇金業者かどうか確認をする場合には、この登録番号の有無、また本物かどうかを確認するのが鉄則といっても過言ではありません。金融庁のホームページにはこの登録番号の検索システムがありますので、確認の際に利用すると良いでしょう。
ただし、闇金業者でも正規の登録番号を所持している場合があるようですが、経営年数が短い事が多いため、見分ける際には経営年数も注意した方がよいでしょう。
その他にも、記載されている電話番号が携帯電話であったり、上記でご紹介した誇大広告をして一見利用者に有利な条件として提示しているという特徴がありますので、覚えておきましょう。
ブラックOKな消費者金融はある?その正体が「街金」な理由とは
「ブラックOK」と書かれた広告が危険であることはわかりましたが、実際に金融ブラックが安心して利用できる消費者金融はあるのでしょうか?実は、意外に近くにあるかもしれないのです。(こちらもご参考に→ブラックでも通るカードローンって大丈夫?)
ブラックでも可能性はある!?安心して利用できる消費者金融とは
金融ブラックとなってしまうと、やはり大手の消費者金融では申し込みをしても借りられない場合が大変多いのが現状です。
かといって、やみくもに何社にも申し込みをすればそれだけで、信用情報機関に記録されますます審査が通りにくくなり、最悪の場合にはわかっていても闇金に手を出してしまう方もいらっしゃるようです。
では、本当に金融ブラックとなってしまうと、どこにも借りることはできないのでしょうか?実は、金融ブラックでも比較的融資を行ってくれる可能性がある場所として、地方都市などにある中小消費者金融があります。
可能性のカギは審査方法?ブラックでも申し込みできる理由とは
では、なぜ中小消費者金融、通称「街金」が金融ブラックに対しても融資をしてくれる可能性があるのでしょうか?実は、それは大手にはない中小消費者金融だからこその審査方法にあるのです。
通常、貸金業者の申し込み審査と言えば、申し込み時に提出した書類と信用情報機関にある情報を見て判断されています。この点に関しては、中小消費者金融もさほど変わりはありません。しかし、中小消費者金融では、さらに独自の審査基準を設けている所があります。
大手消費者金融の審査 | 中小消費者金融 |
---|---|
申し込み書類+信用情報機関の記録 | 申し込み書類+信用情報機関の記録 +独自の審査基準 |
つまり、ブラックでも現在の経済状況から「返済をしてもらえるだろう」と判断さえされれば独自審査のある中小消費者金融では、借りられる可能性が十分にあるのです。
どうやって見分ける?ブラックでも安心できる街金の探し方とは
「ブラック」にも貸してくれるという広告が大々的に出ていない状態で、安全に相談や申し込みできそうな街金を探していくのは大変難しく思います。ですが、実はそういった街金には共通していくつか特徴があったのです。
やはり評判は大事!安心して利用できる街金ほど口コミが多い!
金融ブラックでも安心して利用できる中小消費者金融を探すのであれば、やはり人の評判というのが大変重要な情報源となってきます。そこで、まず始めていきたいのが口コミ情報を見る事です。
というのも、中小消費者金融は大手ほど広告に力を入れられない部分があるため、宣伝の1つの方法として、利用してくれたお客様の評判や口コミを広告代わりにするという点があります。ゆえに、安心安全な街金ほど口コミが多いのは事実のようで、大事な見極める1つの特徴といえます。
そのため、地域の口コミはもちろん、インターネットの消費者金融の口コミサイトなどのあらゆる口コミ情報をできるだけ多く見て情報を集めることが重要になってきます。
狙い目は地方!安心な街金は地域密着型で経営している事が多い!
中小消費者金融の特徴として、会社を1店舗または数件で経営しており、また、地域限定で営業しているという点があります。そこから、金融ブラックの人にも比較的融資が可能な街金は、地域密着型経営を行っている場合が多い特徴があります。
地域密着型で経営しているため、地域の経済状況や生活などもわかっていることも多く、大手とは違いお客様1人1人と話せる機会が多いという利点があります。そのため、上記でご紹介した信用情報機関の記録だけでなく現在のお客様個人の状況なども審査の対象として検討してくれるようです。
年数は信頼の証!街金の見極めは経営年数が長い会社を選ぼう
そして、意外と皆さんが見逃しがちなのが経営年数の長さです。不特定多数の集客が見込める大手の消費者金融はともかく、地域に限定して経営している中小消費者金融にとってお客様が長年利用してくれているというのは大変重要な事になります。
というのも、地域で経営しているため、その地域の人たちに信用されなければ長く経営していくのが大変難しい事なのです。つまり、経営年数が長ければ長いほど、その街金は地域住民に信用されており安心して利用できるなによりの特徴になるのです。
3年未満の経営年数の業者は、闇金業者の可能性もあるため注意する必要がありますが、本当に新しくできたばかりの正規の中小消費者金融の場合もありますので、1つの特徴という事でとらえておくと良いでしょう。
安易に飛びつかない事が大切!まずは事前に業者をチェックしよう
いかがでしたでしょうか?広告に「ブラックOK」と書かれていた場合、闇金である可能性がある事はお分かりいただけたかと思います。しかし、後でご紹介した中小消費者金融、通称「街金」と闇金業者は一見してみると見分けがつかない事も多いのが現状です。
そのため、今回ご紹介した双方の特徴をしっかりと確認したうえで、業者を選ぶことが安心して利用するために、なにより必要な事かと思います。
とはいっても、金融ブラックだからといって早々に諦める必要はまったくありません。今回ご紹介したことを参考にして、事前にしっかりと業者を選びぬき、やみくもに申し込むのを止めて、信用のおける街金に相談にいってみてくださいね。
【参考ページはこちら】
ブラックでも銀行カードローンは利用できる?