ブラックでもOK!?審査の緩い消費者金融はココだ!
金融事故などでブラックになってしまうと、基本的に審査に通らないため、CMなどで有名な大手消費者金融や、銀行系・信販系のカードローンでの借り入れはまず無理、というのが常識です。
しかし、ブラックだと絶対に借りられない、というわけでもないのです。
自分はブラックだから、と諦めている人がいるかもしれませんが、実は貸し付けてくれるところは存在します。
ですが、冒頭でも触れたように、大手の会社は相当厳しい…。
そこで狙い目なのは、審査が緩めの中小消費者金融です。焦らず、よく探せば中堅の優良な消費者金融がありますので、諦めずにお金を確実に借りられるところを見つけましょう。
消費者金融ブラックについて、正しい知識を持ちましょう
よく見聞きする「金融ブラック」だとか、「ブラックリストに載る」という言葉があります。
では「ブラックリスト入りしてしまう」原因となる金融事故とは、どんなものなのでしょうか。
金融事故とはどんな事故?
金融事故とは、簡単に言ってしまうと、「融資を受けた際に、著しく信用を傷つける行為をした」場合を言います。
(⇒金融事故を防ぐためのポイント)
一般的にはキャッシングやクレジットカードの利用などで、返済金を払わなかったり、支払日に返済ができないことが続いたり、大幅に返済が遅れたりすると、信用情報機関に「正常に返済ができなかった」という事実が登録されます。
これが事故情報で、いわゆる金融事故としてブラックとなってしまいます。
具体的には以下のようなものが金融事故として挙げられます。
延滞 | 契約した返済期限までに返済を行わないことをいいます。 もちろん一日遅れただけでも問題ではありますが、2か月以上(61日以上)の延滞のある場合、信用情報機関に遅延が登録されます。 |
債務整理 | 借金の額を減らし、重い金利負担から解放される手続きのことです。 債務整理には、1.過払い金返還請求、2.任意整理、3.自己破産、4.個人再生の4つがありますが、1の過払い金請求を除いた残り3つが金融事故となります。 |
代位弁済 | 住宅ローンのように、保証会社を付けることを要求されているローンの場合に生じる可能性のある金融事故で、融資をしている金融会社が、借り入れをした債務者ではなく、契約している保証会社に一括返済を求めて返済を受けた状態のことです。
この場合、金融機関に対する債務はなくなりますが、保証会社への債務は残ります。 |
一度ブラックになると、二度と融資を受けられない?
「一度ブラックになってしまうと、もうずっと、どこからもお金を借りたりカードを作ったりすることができなくなる」と思っている人がいるかもしれません。
(⇒ブラックになったら二度と銀行で借りられない?)
しかし、そんなことはないのです。
金融事故が発生し、それを解消してから一定期間が過ぎれば、自動的に情報は消えます。
登録されている信用情報機関によって、また事故の内容によっても期間は違います。
日本では下記の3つの信用情報機関が事故情報の共有を行っています。
たとえばCICに事故情報が記載されると、KSCとJICCにも事故情報が共有されます。
KSC(全国銀行個人信用情報センター) | CIC | JICC(日本信用情報機構) | |
---|---|---|---|
全国銀行協会が設置、運営している銀行系の個人信用情報機関 | 割賦販売法及び貸金業法に基づくクレジットカード系の指定信用情報機関 | 貸金業者系、信販会社によるクレジットカードやキャッシング系の信用情報機関 | |
延滞 | 5年 | 5年 | 1年 |
任意整理 | 5年 | 5年 | 5年 |
自己破産 | 10年 | 7年 | 5年 |
この表からもお分かりいただける通り、延滞であれば、解消から通常は5年ほどでブラックリストから外れます。
以上のように、何らかの理由で一度事故情報が登録されたら永遠にそのまま、ということではありませんのでご安心ください。
ブラックでも本当に借りられる?!
さて、ではいまだにブラックだけれども、どうしても融資を受けたいという人の場合、常識的に考えれば無理だと思われていますが、実は借りられるところがあるのです。
「でも、CMや広告などでよく目にする金融機関に端から申し込みをしているけれど、軒並み審査で落ちているんだよな…」
と頭を抱えているあなた、ズバリ、それは間違った会社を選んでいるからなのです。
繰り返しになりますが、大手消費者金融は審査が厳しく、ブラックの人が融資を受けるのはまず無理と言えます。
そんな時、味方になってくれる審査の緩い消費者金融も、実はあるのです。
「緩い」=「いい加減」ではない
ただ審査が緩い、といっても間違えてはいけないのが、「緩い=いい加減」というわけではありません。
審査の緩いところでお金を借りたら、何かトラブルに巻き込まれたり、怖いことが待っているんじゃないか、と心配になる人もいるかもしれません。
しかしそれはなるべく利用客を待たせないように、必要最低限の情報しか精査しないため早く審査が進むので、一見緩く見えるだけなのです。
審査に通るかどうかのポイントは「会社選び」
それではブラックの人は、どのような会社を選べばいいのでしょう?
テレビCMや街中で広告などをよく目にする大手消費者金融は、当然申し込みの数も多いため、「与信スコアリングシステム」を用いて審査をしています。
これは大手金融機関にとって、審査時間の短縮や人件費の削減、そして貸し倒れの可能性を低く抑えるためのシステムです。
簡単に言うと過去の膨大な顧客データの統計から、どんな人に貸したら大丈夫か、または危ないか、ということを分類したもので、年齢や性別、職業、住まいの種別などの条件を打ち込むと、偏差値のように点数が付き、それにより審査結果がある程度決まってしまいます。
これは確かに何の問題もない人にとっては手っ取り早く融資を受けられて良いのですが、ブラックなどの訳ありの人にとっては借りにくいシステムですね。
大手消費者金融が与信スコアリングシステムを重要視しているのに対して、中小消費者金融はスコアリングではなく、独自の審査方法を用いています。
中小消費者金融業者の審査方法とは
中小消費者金融業者独自の審査方法の一つが、直接店舗に出向いての対面審査です。
当然機械よりも審査時間は長くなりますし、根掘り葉掘り聞かれたり、もしかしたら少し嫌な思いをすることがあるかもしれません。
しかし機械ではなく人が判断するからこそ、ブラックの人でも借りられる可能性が出てきます。
それゆえ選ぶべきは大手ではなく、中小の消費者金融である理由がここにあります。
中小消費者金融業者を選ぶべき理由
中小企業の金融会社は大手とは違い、知名度が低く申し込み件数が少ないため、利益を上げるためには何とか少ない申し込みの中から多少無理をしても融資をする傾向があり、ブラックの人に対して寛容なところが多いのです。
また直接会って話をするからこそ生まれる、人としての情も、審査に反映されることがあります。
過去に事故歴があっても貸し付けてくれるのはここ!
それでは具体的にブラックでも安全に借りられる、おすすめの中小消費者金融会社の社名と特徴を挙げていきます。
フクホー
フリーローンで限度額:最大200万円、金利:7.30~20.00%
一般的には知られていませんが、実はブラックの人たちでも安心して借りられるので、中小でも比較的有名な会社で真っ先に名前が挙がるのが、フクホーです。
中小に多いのですが、カードローンは提供しておらず、借り入れのたびに契約が必要な『フリーローン』が主力商品です。
限度額、金利ともに大手に比べて遜色なく、大手のフリーローンと比較してもお得な場合もあります。
スペース
フリーローンで限度額:最大500万円、金利:8.0~20.00%
スペースは知名度ではフクホーに劣りますが、金利に関してはほぼ互角で、限度額に関してはなんと500万円と、大手と肩を並べる水準となっています。
大金が必要になった時など、心強い存在といえます。
またここはインターネットからの申し込みができるので、かなり利便性が高いのも魅力です。
中堅消費者金融の利点と注意すべきこと
ブラックの人でも、特に安心して借りられる優良で利用しやすい代表的な2社をご紹介しましたが、実はまだまだブラックでも借りられる安全な中小消費者金融会社は存在します。
こうした中小の消費者金融は、先にも述べましたが、何といっても審査の柔軟性が大きな利点です。
大手企業では、マニュアルに少しでも当てはまれば審査が通らなかったりなど、ほとんど融通が利かないのですが、中小企業では、もし過去に問題があったとしても、現状を見て問題が無いと判断されれば、審査に通る可能性が高くなります。
このように、中小には大手にはできない臨機応変な対応をしてくれるところが多いのです。
安全な中小消費者金融会社の探し方
そういった中堅の中小消費者金融会社を探す場合、充分チェックした方が良いのは、
・貸金業者登録番号を調べる
この二つは非常に大事なポイントですので、必ずチェックしてください。
成りすましの闇金に騙されない!
口コミに関してですが、これは実際に大事なことで、中小消費者金融会社は自ら「ブラックの人でも借りられます」などと言うことはありません。
また成りすましの闇金の正体を見抜くには、貸金業者登録番号を調べる方法があります。
きちんと合法的な営業をしている登録業者なら、金融庁の登録貸金業者情報検索サービスで検索すれば表示されるのでわかります。
他にも違法な闇金業者には、以下のような特徴があります。
- 連絡先が携帯電話の番号のみ
- 金利が20%以上である
- 金利がはっきりと書かれていない
- 大手企業と紛らわしい社名である
今の時代、どんなに携帯電話が普及していても、きちんとした会社は必ず固定電話を持っていますから、携帯番号しかない業者は一目で怪しいとわかりますね。
それに貸金業法では金利が20%までとなっていますし、はっきりと書かれていないのも危ない業者だとピンときます。
最後の大手企業と紛らわしい社名、というのは全部が絶対にそうだとは言い切れませんが、違法業者でこの手を使うところが多いのも確かなので、チェック項目に入れておいた方が良いでしょう。
ブラックの人は、なかなか思うように融資が受けられず焦ることが多いのですが、だからこそ落ち着いて、冷静な目で安全な業者を選ぶようにしましょう。
【参考ページはこちら】
狙いは中小業者!ブラックの人の融資