カードローンの審査に落ちた!厳しい審査に通るには?!
急にお金が必要になった時、気軽に申し込めて即日利用も可能なカードローンは便利ですよね。
ところが、申し込んだ人の中には「自信があったのに、審査に通らなかった!」と頭を抱えている人もいるかもしれません。
どうして自分が審査に通らなかったのか、その理由はどこの金融機関も社外秘なので、当然ながら教えてはくれません。
それではいったいどうすれば、厳しい審査に通ることができるのでしょう?
そこで、ここではカードローンの審査に通るために知っておきたいことや、融資を可能にする方法などをご説明していきます。
こんな人は信用出来ない!審査に落ちる基本的な理由
カードローンの審査に落ちてしまう理由は会社ごとにも様々あるのですが、そもそもどんな人が審査に通りにくいのか、まずその基本的な共通点を探ってみましょう。
いきなりですが、ここであなたに質問です。たとえば、あなたの全く知らない人が近づいてきて、突然「1万円貸してくれないかなぁ?」と馴れ馴れしく話しかけてきたらどうしますか?
そうですよね、そんな見も知らない怪しげな人に、あなたは絶対にお金を貸したりはしませんよね。
なぜなら、絶対にお金を返してもらえない、とわかっているからです。
でも、これが信頼している仲の良い友人や会社の同僚だったら、もしかして多少遅れることがあっても返してもらえる可能性は高いので、「まぁ、貸してもいいかな」と思うかもしれません。
貸金業者も同じことです。同じ融資をするのであれば、信頼ができて返済能力のある人に貸したいと思うのは当然でしょう。
それでは具体的に、どんな人が金融機関から「信用できない」と判断され、審査に落ちてしまうのか、見ていきましょう。
同時に何社も申し込みをしていませんか?
とにかくすぐにもお金が必要だからと、同時に何社にも申し込みをしていませんか?
実は、貸金業者は指定信用機関を通じて、私たちが現在どこで審査を受けているのかを、ほとんどリアルタイムで知ることができるのです。
ですので、一か月以内に3社以上の申し込みをすると、相当切羽詰っているものと警戒されてしまい、通る審査も通らなくなってしまうことがあります。
このように、短い期間に多数の申し込みをする人は、“申し込みブラック”とも呼ばれ、最初から審査に値しないと判断されることがあるのです。
また、この審査の情報の履歴は6か月間は指定信用機関の記録に残るので、再度申し込みをする場合は、最低でも6か月以上あけましょう。
それは返済可能な金額ですか?
基本的に借り入れの条件は、返済能力があるかどうかが最も重要ですので、自分の収入から見て、返済が難しそうな大きな金額の借り入れを申請している場合も、審査に落ちる理由となります。
ですからもちろん審査には、収入の無い無職の人よりはアルバイト、そしてアルバイトよりも正社員の人の方が有利です。収入が多ければ多いほど審査に通りやすいですし、融資可能額は高くなります。
しかし、利用限度額の高望みはせず、必要最低限の金額で申請するようにしましょう。
借り過ぎにも注意
すでに他社から借り入れている場合、年収の1/3以上借りていたり、または4社以上からお金を借りていると、これも警戒されて審査に落ちる原因になります。
対策として、
- 年収の1/3以下の金額で申請する
- 先に借り入れている分を少しでも多く返済し、ローン残高を少なくしておく
- 借入先を減らしておく
などのことをしておくと良いでしょう。
滞納はないか、もう一度チェック!
どんなに収入が多くて安定していても、支払いの遅延や滞納、任意整理や自己破産などの金融事故を起こしていると、まず無理と言わざるを得ません。
これらは信用情報機関に載るため、いわゆる“ブラック”となってしまうからです。
(⇒ブラックでも借りられる激甘審査キャッシング)
わずかな金額をうっかり滞納していてブラックになっていた、という事例もあるそうですので、もう一度自分の支払い状況をチェックしておきましょう。
他にもあった!審査落ちする意外な理由
過去に借金をしていなければ、金融事故も起こしていないし、上記の条件はクリアできているのに、なぜか審査に落ちてしまった、という人は、意外なところを見落としている場合があります。
“スーパーホワイト”でも難しい?
“ブラック”ではなくホワイト、しかも“スーパーホワイト”と呼ばれる人が審査に落ちることがあります。
30歳以上の人で、過去にローンカードやクレジットカードを持ったことがない、ずっと現金主義を通してきたという人は、信用情報が真っ白な“スーパーホワイト”とされ、過去の履歴がないため、機械審査で人の目に触れる前に落とされてしまいます。
対策としては、利用履歴を作ること。商品の代金を分割で支払ったり、審査の通りやすいクレジットカート(大型スーパーやコンビニなどのポイントの付く流通系クレジットカードがおすすめ)を作っておくと良いでしょう。
勤続年数が短すぎるのも不利な条件
勤続年数が長ければ、それだけ継続して安定した収入があると見なされます。貸金業者はそういう人にお金を貸せば必ず返済してもらえると判断するので、勤続年数が長いことも有利な条件の一つです。
その逆で勤続年数が短いと、転職が多い、もしかして解雇されているのかも、などという憶測となり、収入が不安定という判断をされることがあります。
転職の多い、収入が不安定な人は、返済ができなくなるリスクが高いので、当然ながら貸金業者も融資をすることができません。
半年未満はまず不可能で、勤続年数は最低でも半年以上、できれば1年はあると良いでしょう。
嘘は必ずばれるので絶対にいけませんし、その時点で審査落ちになりますが、たとえば3年以上長く勤めている人が、勤続年数を1、2年くらい間違えて申告してしまった場合は特に審査に影響はないそうです。
これは審査担当者が勤続年数を大まかなくくりで見ているためといわれています。
勤続年数が短い場合の対策としては、1年以上待って申し込むのが一番ですが、貸金業者によっては在籍確認が取れれば大丈夫、というところもあり基準が様々ですので、どうしてもすぐに借りたい!という人は、そういった会社を探してみてはいかがでしょう。
申込書に間違いや抜けはありませんか?
大切なのに意外と見落としているのが、添付書類の不備や、申込書の記入ミスなどです。これで結構審査落ちする人が多いそうです。
次に、申込書の記入漏れですが、貸金業者のシステムによっては「未記入の部分があります」と注意を促してくれるところもあります。
しかし単純な書き間違いまではシステムも判断できないので、そのまま申し込んで登録され、連絡が取れないなどのトラブルに結びつくので要注意です。
特に最近は、スマホからの申し込みで、予測変換で違う文字をタップしてそのまま送信していた、というような「うっかり」が増えているそうです。
大丈夫、と思っても、最後の確認は必ずやっておきましょう。
審査で重要視されるのは、信頼性と返済能力
「なぜカードローンの審査に落ちたのか」、ここまでその理由を探って見てきました。
金融機関によりその基準はまちまちですが、ご覧いただいたように審査に最も重要なのは『信頼性』と『返済能力』です。
貸金業者は見ず知らずの人にお金を貸さなくてはならないわけですから、リスクが大きい仕事です。
少しでもそのリスクを軽くするために、『信頼性』と『返済能力』を見極めようと、厳しい審査が必要になってくるわけですね。
ではここで改めて、各社に共通する審査基準をまとめてみましょう。
審査落ちする原因 | 理由 | 対策 |
---|---|---|
申し込みが多い | 1か月以内に3社以上申し込みをしている | 申し込みは1か月に3社以内にする、再度申し込む場合は6カ月以上あける |
申請した金額が大きすぎる | 支払い能力を超えた金額を申請している | 必要最低限の、なるべく少ない金額を申請する |
借り過ぎている | 年収の1/3以上の借り入れ、または4社以上から借りている | 年収の1/3以下の金額で申請する、借り入れ先を少なくする、ローン残高を少なくする |
支払いの滞納・遅延がある、金融事故を起こしている | だいたい5~10年は審査通過は無理 | 支払い実績を作る、金融事故の場合は5~10年を置いて申し込む |
スーパーホワイト | 信用情報と過去の履歴が無いため機械審査で落とされる | 利用履歴を作る、商品代金を分割で支払う、審査の通りやすいクレジットカードを作る |
勤続年数が短い | 転職が多く、収入が不安定とみなされる | 勤続半年以上、できれば1年待って申し込む、または在籍確認だけでOKな会社に申し込む |
申し込みの書類の不備 | 添付書類の不備、申込書の記入ミス、もれなど | チェックと確認を徹底する |
審査が厳しいところは避けよう!借入先選びは慎重に
カードローンと一口に言っても、銀行や消費者金融ではそれぞれ特徴があり、その内容は一概に同じとは言えません。
それは審査の面でも同じです。それぞれの特徴を知ったうえで、自分にはどんな会社が合うのかなどを含め、借り入れ先はどう選んだらよいのか、どこを選べば審査に通りやすいのか、などを見ていきましょう。
まず審査が厳しいと言われるところは、CMや広告をたくさん打っている有名な大手消費者金融が挙げられます。
そしてやはり知名度のある銀行系・信販会社系のカードローンです。そうやって消去法で選んでいくと、残っているのはあまり知られていない、いわゆる“街金”と呼ばれるような、中小の貸金業者、消費者金融となります。
狙い目は中小の消費者金融
知名度の低い中小の貸金業者は、申込件数がどうしても少ないうえ、その中から利益を上げなくてはならないので、多少の無理はしても融資をしてくれる場合があるのです。
そしてこういう会社は機械ではなく人が審査をするので、直接店舗に出向かなくてはいけなかったり、審査の時間が長くかかるために即日融資は難しいかもしれませんが、対面することで人柄なども見てもらえ、担当者の人情にも訴えられるため、審査に通りやすい傾向があります。
また最近では、インターネットでも申し込みのできる中小の消費者金融もあります。対面はどうしても苦手、という人は、こちらを利用するのも良いでしょう。
正直に、そして諦めないことが大事
いずれにせよ、申告は正直にすること。嘘をついてばれてしまい、通るはずの審査に落ちるのはもったいないことです。
そして万が一、審査に落ちてしまっても、諦めずにしかるべき期間を待って、再度申し込みをしましょう。
その時は一度落ちたカードローンと同じ保証会社のカードローンは選ばず、別の保証会社のカードローンを選ぶことが大事です。
審査の特徴を知ることも役に立ちます。これらは利用者の口コミでわかりますので、ぜひ活用して、自分に合う会社を選びましょう。
“闇金”にも要注意!
また、充分注意しなければいけないのは、中小の消費者金融の中には違法金融業者、いわゆる“闇金”も紛れている可能性があるということです。
一見、合法的に営業している金融業者に見えるところが多く、被害者も違法と気づかず利用し続けてしまう可能性があり、非常に危険です。
違法金融業者は、個人の借入可能額が年収の1/3までとなっている『貸金業法』や、お金を貸す際の金利の上限を決めた『利息制限法』などを無視した営業をしているので、利用を決める前に、きちんと調べることをおすすめします。
財務局や都道府県に登録されていない業者ですから、金融庁のホームページで「資金業者登録番号」を調べればすぐに判断が付きます。
しっかり見極め、自分に合った安全な業者を選んでくださいね。
【参考ページはこちら】
カードローン審査に落ちた理由は?