もう一つ作れる?二つの銀行でカードローンを利用する時の注意点
現在メインの銀行でお金を借りられるカードを持っているものの、もうひとつ借入できる口座が欲しいとお悩みの方も多いことでしょう。
消費者金融に比べて銀行カードローンは金利が低く、安全なイメージがありますよね。そんな銀行での借入をさらに便利にするために、もう1つ口座を作って借入していくためにはどうしたらいいでしょうか?
今回はその注意点とメリットなど、余す事無くご紹介していきます。
カードローンを組む前に!カードを作る時の注意点
まず最初に、新しいカードを作るためには、その銀行に自分の口座が必要となります。もちろん、キャッシング機能がついていないカードであれば、本人確認書類があれば即日発行してもらえますが、キャッシング機能をつける場合は審査があります。
その審査基準は銀行により異なりますが、どの銀行でも審査基準に深く関わってくるものがいくつかありますので、まずはそれらを紹介します。
- 現在、他の銀行でキャッシングをしていない
- 消費者金融で借入をしていない
- どこかで働いていて収入がある
- 給料振込口座に指定しておくと、キャッシングカードを作りやすい
- 勤務先の在籍確認の電話に対応できる
これらをクリアすれば、ほとんどの銀行でキャッシング機能のついたカードを作成できます。カードローンを組むにあたり、多目的なキャッシングをする事が多い人は必ずこれらのチェック項目をクリアするよう心がけましょう。
在籍確認の電話をスムーズにクリアする事が大切
その他にも、「クレジットカードを作る申し込みをしている」や、「兄弟などの家族が引っ越すから、その保証人になった」など、当たり障りのない理由を説明しておくと、周りにも深く干渉されずに在籍確認をパスすることができます。
もちろん自営業の場合は事務所の連絡先を銀行に伝えておきましょう。そして自宅兼事務所の場合は、先にそれを銀行に申し出る事が大切です。
いずれにしても本人が対応する必要はありませんが、そこで自分が働いているという証明ができる事が大切ですので、新しくカードを作る際には、ここを素早くクリアできるように意識しておきましょう。
現在他社からの借入がある場合
銀行が新しくカードローンの組めるカードを作る際に一番重点的に審査するのは「貸したお金が無事に返済できるかどうか」です。
つまり、現在他社からの借入がある場合や他の銀行でカードローンを組んでいる場合、その返済が終わっていないのに新たに借入できるカードを作ろうとしても警戒されてしまいます。
一番良いのは他からの借入を一掃して返済し、新たに申し込めば審査を通過しやすくなります。銀行はまず、カードローンの組める口座を作る前にしっかりとその人の信用情報を調べます。
信用情報機関では下記のことを調べる事ができます。
- 現在、どこかから借入をしているか
- 過去3年程度、延滞や滞納を繰り返していないか
- 直近1年程度、クレジットカードなどの新規申込みを断られていないか
- 借入と返済に追われて多重債務になっていないか
- 自己破産や任意整理など、お金のトラブルを過去に起こしているか
これらを銀行が信用情報機関から取り寄せて、あなたの過去の金融履歴をチェックします。そこで問題がないと判断されると無事にカード作成できるのです。
信用情報を上手に利用する秘訣は、過去に借入を返済を繰り返しているものの、期日内にきちんと返済しており、また現在は借入がない、という人は借りたお金をしっかり返済できると銀行も判断するので、より一層借入が有利になります。
銀行との信頼関係を築く前に、あなた自身が借入と返済をしっかり出来るというアピールができるので、過去の借入をネガティブに捉える必要はありません。しかし現在も借入がある場合は、そちらを完済してから新たに銀行に申し込むようにしましょうね。
しかし転職などで給料振込口座が変わったなど、新たに銀行での口座が必要となった時は、窓口でカードローンの組める口座が作れるか聞いてみましょう。もしも大丈夫といわれた場合でも、借入がある時は正確に申告するようにしましょう。
オススメの銀行はどこ?カードを作りやすい銀行をご紹介
次に、比較的カードローンの組める口座を作りやすい銀行についてご紹介します。銀行は消費者金融に比べて審査に時間がかかるので、急いで申し込む前に予備知識をつけておくとスムーズにカードを作れるでしょう。
カードを一番作りやすいのは給料振込先に指定した銀行
まず、圧倒的に作りやすいのは給料振込先に指定されている口座がある銀行です。
これは毎月安定した収入があるので、銀行としてもそのカードを使ってローンを組んだとしても、給料から引き落とすので銀行としても安心して貸す事ができるのです。
例えば転職した場合でも、新たに給料振込先として指定した口座でのカードローンの申込みは前向きに検討されます。もちろん転職したからといって前の口座でカードローンができなくなるかというと、そんな事はありません。
一度作ってしまえば、延滞や踏み倒しなどの金融事故が無い限り借入ができるのです。しかし油断してその口座で延滞をしてしまうと、その履歴が残ってしまうので今後の借入に悪影響を与えてしまいます。
しっかりと借りたお金の管理をして、延滞などの金融事故を起こさないように心がけてくださいね。
インターネットの銀行ではカードローンを組みやすい
特定の窓口を設けないインターネット銀行では、販促活動がネット上でしかできない分、カードローン機能付きの口座を組みやすいといわれています。しかし、インターネット銀行とはいえキャッシング機能付のカードやカードローンを申し込む際には審査があります。
その時に注意したいことをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
- カードローン機能を申込みの時は在籍確認が必要
- 所得証明となる源泉徴収票や直近数か月分の給料明細が必要な事がある
- 主婦の場合は配偶者の勤務先に在籍確認の電話がある場合がほとんど
- 他社からの借入がないこと(あっても完済の見込みがある)
これらをクリアすれば、限度額が確定してカードローンが組めるようになります。
所得証明が必要になった場合、郵送でのやりとりになるので時間がかかってしまいますが、やはり全国のコンビニで借入ができるのでインターネットでの借入を活用する人は増えています。
キャンペーン中の銀行は一番カードローンを組みやすい
最後に一番カードローンを組みやすいといわれているのは、キャンペーンなどを行っている地方銀行です。
(⇒様々なカードローン会社をチェック!)
最近ではカードローンの申込みやキャッシングをせず、できるだけ貯金をするなどお金を使わない人が増えています。銀行としてはお金を貸す事も商売のうちですので、ひとりでも多くの人にお金を貸したいと思うのは当然の事ですよね。
大手の銀行は全国に窓口があるので比較的ユーザーを集めやすいのですが、地方銀行というのはユーザーを集めるのも大変なのでキャンペーンを行うこともしばしばあります。
そういったキャンペーン期間を利用してキャッシングやカードローンを組める口座を申し込んでみるのもひとつの有効手段です。地方銀行の場合、給料振込み口座ではなくても借入に対して前向きな事がほとんどですので、一度窓口で相談してみましょう。
しかし消費者金融のカードを複数所持している場合や、返済がしばしば遅れたという履歴がある場合は、今後の審査に影響しますので、不要なカードはあまり所持しないようにしましょう。
借入から返済まで!知ってて便利な豆知識とは
銀行でのカードローンをする場合、消費者金融よりも融通がききにくいと思われがちですが、実際はそんな事はありません。
- 金利が低く、安い利息で借りる事ができる
- 給料口座・インターネットなど、利用目的によって使い分けができる
- 分割やリボ払いへの返済方法の変更が簡単
- 電話での問い合わせ先が充実していて、相談しやすい
- コンビニATMでも借入・返済が可能
- 地方銀行でも提携していれば他の銀行ATMから借入ができる
給料日前に飲み会があったり、突然の出費にも対応しやすくなるので、多目的ローン用にもう1つ口座を持っておくと、今後の借入もしやすくなります。転職をする時は多目的ローン機能つきのカードを作成する絶好のチャンスですので、口座開設時に窓口で問い合わせてみましょう。
また、マイカーローンや住宅ローンを組んでいる銀行でも、多目的ローンを申し込める事が多いので、そういった大きなお買い物をする時は合わせてカードローンができるか窓口で相談してみましょう。
まずは電話で聞いてみよう!知っておく事が何より大切
いかがでしたか?銀行でのカードローンは安心して口座を作ることができる上、窓口でも相談できますが、分からない点はコールセンターなどで専門のオペレーターが回答します。
最近では、休日でも営業している窓口を用意している銀行も増えていますので、分からない点はいつでも相談できるようになっています。今すぐに借入が必要ではなくても、いざという時のために、カードローン用の口座を持っておくと使い分けができるようになります。
現在ほとんど使っていない口座がある場合、そこにカードローン機能を追加するのも素早く手続きができて便利ですので、一度窓口で相談してみましょう。
在籍確認と信用情報機関への金融履歴の確認が取れれば、すぐに多目的カードローンを組める銀行がほとんどです。お金が必要になるタイミングというのはいつやってくるか分かりません。そんな時のために備えておくと便利なカードをぜひ用意しておきましょう。
【参考ページはこちら】
複数カードローン審査の落とし穴