ブラックでもOKな審査の甘い銀行カードローンって無いの?
銀行のカードローンは消費者金融に比べ安心感があるし、金利も低めなので人気です。
便利だし、いざというときのために一枚作っておきたい。しかし、何度申請しても審査に通らない!という人がいるようです。
銀行は審査が厳しいとは言われますが、何度も審査に落ちるというのは不安ですよね。
ひょとしたら、知らない間にブラックという状態になっているのかもしれません。
それって、ブラックリストに名前が載ってるていうこと?まさか!とびっくりされるかもしれませんが、いつまでも審査が通らないということは、何か問題があるとみなされていると思ったほうがいいでしょう。
あなたがカードローンを組めない理由を探してみましょう。
そもそも、ブラックの本当の意味とは
カードローンを利用した人なら一度ならず聞いたことがあると思います。これは過去に金融事故を起こし信用情報に記載されたために、ローンを組むことができなくなった人を指します。
ブラックリストに載る、というのは実際に金融事故をおこした人の名簿などがあるわけではなく、信用情報に金融事故の事実が記載されるということです。
ブラックにもレベルがある!自分の情報をチェックしよう
金融事故には主に三つあります。
- 延滞…返済が返済日約定日に返済されないことが頻繁にあったり、長期に渡ること
- 債務整理…自己破産や任意整理したこと
- 代位弁済…返済が本来の契約者から連帯保証人などに変わったとき
いずれにしても、金融業者からすれば絶対に融資したくない相手です。このどれか一つでもあれば、銀行ばかりでなく、融資をしてくれる金融機関はまずないと言っていいでしょう。
ただ、これらの情報は永遠に記載されるものではありません。掲載期間が決まっているのです。
信用情報機関によって違いはありますが、だいたい以下のようになります。
延滞 | 任意整理 | 自己破産 |
---|---|---|
5年間 | 5年間 | 10年間 |
信用情報は本人であれば1000円くらいの費用で閲覧可能です。コンピュータからでもスマホからでも申し込めます。審査に落ちた人は一度チェックしてみましょう。
もし上記の何か一つでもあれば、残念ながら銀行のカードローンばかりでなく、他の金融業者からの借入れも不可能と言わざるをえません。
では、決められた年数を待てば、また融資が受けられるのかといえば、これは申請してみないことには何とも言えません。
信用情報の履歴が消えても、借入先の会社には金融事故を起こした人の名前がいつまで残っているのかわからないからです。
例えば自己破産をした場合、10年後にまた同じ金融業者から借りようとしても、その業者に記録が残っていたら、融資を受けられる可能性はかなり低いと思われます。
やはり、一度失った信用は取り戻すのは難しいのです。
アナタは大丈夫?身近なアレがブラックになる原因に!
余談ですが、最近では携帯電話の通話料を延滞して知らない間にブラックになってしまう人が意外と多いそうです。特に若い人には多いようです。信用情報にはカードローンだけでなく、クレジットカードの使用状況なども載るのです。
さらに携帯の主流がスマホになってからは、スマホ本体の料金も通信料といっしょに分割でで支払うことがほとんどです。
言い換えると、スマホ本体の代金はローンを組んで支払っているということなのですが、その自覚がない人が意外に多いのです。
一回や二回はかまわないだろう…と軽い気持ちで延滞しているのかもしれませんが、たとえ一回でも、延滞の事実はしっかり記録として残ってしまいます。あまり頻繁に延滞していると、将来必要なときにクレジットカードが作れなかったり、ローンが組めなくなってしまいます。
携帯料金の延滞は絶対やめましょう!
果報は寝て待て?あせるとブラック要素が増える理由
チェックしてみても、思い当たるふしがない!という人。もう一度よーく確認してください。
短期間に何社もローンの申込みをしていませんか?だとすると、あなたは申込みブラックという状態に陥っているかもしれません。そうなると、最低6ヶ月は融資を受けられない可能性が高いです。
(⇒申込ブラックってどんな状態?)
信用情報には申込情報もしっかり記載されます。この記載期間が6ヶ月なのです。
短期間にローンをいくつも申し込むと、こんなに急いでお金が必要なのは何かあるのか?と怪しまれ、印象が悪くなってしまいます。結果、審査が通らなくなってしまうことがあるのです。
複数申し込むにしても、せいぜい3社までにして、それも1~3ヶ月は間を空けましょう。
それでも審査が通らなかったら、もう腰をすえて6ヶ月待って申込みをするほうが得策といえます。
銀行の代理業者のHPを発見!本当に貸してくれるの?
金融詐欺の可能性が高いです。金融詐欺というと、スポーツ紙のすみっこの三行広告や、ネットバンクを装ったフィッシング詐欺を思い浮かべますが、最近では銀行の債権回収や融資の代行業者をよそおった詐欺も多発しています。
いかにもそれらしい業者名を名乗って融資をするなどと勧誘し、暗証番号や口座番号を聞き出し、お金を勝手に引き出したり、預託金と称してお金を振り込ませたりします。
そればかりか勝手に名前を使われ、知らない間に高額のカードローンを契約して口座からお金を抜き取っていた、など悪質な例が次々と報告されています。審査に落ちたからといってあせって悪徳業者に引っかかないように充分注意してください。
とくに信用情報に金融事故が載っている人は融資はまず受けられません。誰でもすぐに貸します!といった甘い言葉にくれぐれもだまされないように!
住信SBIネット銀行のホームページには、このような悪徳業者の名前が掲載されています。
具体的な事例も掲載されていますので、目を通しておくことをおすすめします。
メールや電話での勧誘でだまされた例も報告されています。絶対に相手にしてはいけません!
嘘は百害あって一利なし!申請は正直に
自分は当面、カードローンは利用できないのか…。と落ち込んでいる人も少なくないと思いますが、ここは我慢のしどころです。年季があけたら、小額から少しずつ借りて今度は確実に返済実績をつみあげていきましょう。
いちばんやってはいけないのは、虚偽の内容を申請することです。
金融業者と信用情報機関の連携はかなり密になっています。たとえば、他社からの借入れの金額を低く申請したりしても、信用情報を見ればたちまちばれてしまいます。
悪気はなくても、事実と違う内容を申請すれば、あやしまれて借りられるものも借りられなくなってしまいます。
年収や勤務先ならごまかしてもばれないのでは、と考えていませんか?何度も言うようですが、虚偽申請は何一ついいことはありません。
カードローンを申請するときは、申込書にあなたの情報を細かく書き込みます。さらに、保険証などの身分証明書が必要になります。場合によっては、収入証明書も求められることだってありえます。
このとき、申込書に身分証明書や収入証明書に食い違いがあれば、それは立派な『私文書偽造罪』という犯罪になります。
万が一ばれたら、3ヶ月以上5年以下の懲役が課せられることになります。軽い気持ちでやったことが取り返しのつかない事態を招いてしまうのです。懲役になれば、社会的信用も失ってしまいます。
信用をなくすのは一瞬ですが、取り戻すのには長い時間がかかります。ブラックになっていたとしても、ずっとその状態が続くわけではないのです。無理に借りようとしてやみくもに動くのはやめましょう。
それよりも、ブラックになってしまった原因をしっかりつきとめて、延滞などがあれば早急に返済しましょう。人によっては長く待たなくてはいけないかもしれませんが、信用を取り戻すために必要な時間だと思って、もう一度自分の生活を見つめなおしてくださいね!
【参考ページはこちら】
何年経てばブラック情報は消える?