配偶者欄を書いたら審査に落ちた?配偶者のメリットとデメリット

みなさん、キャッシングの申し込みをする時、任意欄はどうしていますか?

特に専業主婦などの女性の場合は、「配偶者欄」を埋めての申し込みをすることも多いかと思います。収入のある人の情報を記入する分、審査にも通りやすくなるでしょう。

しかし!配偶者情報を記入した為に、審査に落ちてしまうというパターンもあるんです!

今回は、書いても、書かなくてもよい項目の中でも、書くことが多いと思われる『配偶者』について、配偶者欄を書くメリットとデメリットをご紹介したいと思います。

また、配偶者の情報を使い、自分で申し込みをする場合の注意点についてもご説明します。

審査に通る確率アップ!配偶者欄を埋めるメリット

特に女性は、家事や育児に専念することも多く、自身の収入が少なくなりますよね。配偶者の情報で審査をすれば、世帯の収入で借りることが可能になるので、配偶者欄を埋めるメリットになります。

独身・一人暮らしよりも、配偶者がいる方が良い!

各金融会社によって、様々な審査基準があるのですが、明らかに言えることがあります。『一人暮らしよりも家族と暮らしている・独身よりも結婚している方が審査は通る』です。

女性の場合、職業を主婦やパートとしているだけでも、結婚しているということは予測できます。男性の場合でも、配偶者がいるとするだけでも充分です。嘘はダメですが…。

特に女性の場合は、男性に比べて収入が少ないことも多いですし、結婚や出産により、定職を失う可能性もあります。一人の収入というよりも、世帯(家族)の収入で返済することができるという見込みがある方が、審査は通りやすくなるのです。

配偶者の収入で審査するから、高額融資も期待!

特に女性の方、専業主婦や扶養範囲内でのパート程度の収入しかない方は、高額融資を希望しても、簡単には貸して貰えませんよね?
(⇒専業主婦の借入は旦那にバレない?

例えば、キャッシングだけでなく、時には自分へのご褒美に「ブランドのバッグを買いたい!」なんてことでも良いでしょう。50万円のバッグを専業主婦が買うのは大変なことですよね。

でも、50万円の返済をする見込みの少ない主婦には、そんなローンは簡単な組めません。結局、旦那様名義で…というパターンが多いのでは?キャッシングも同じです。

でも!でも!!自分でしっかり責任を持って返済したいですよね?(したいと言っていただきたい!)キャッシングとなれば、愛しの旦那様の名義であっても、勝手に使うのは「う~ん…」というところ。

自分の名義でキャッシングを使えて、上記の例のような嗜好的なことは限りませんね。何かしらまとまったお金が必要になってしまった時など、高額融資も可能になれば助かることもあるでしょう。

そんな時にも、配偶者欄を埋めることで可能性がアップします。扶養限界までパートしてても、主婦の給料は月8万円。これでは20万円の枠が貰えればラッキーですからね。旦那様の収入で審査に通れば、もう少し上の枠を貰えるでしょう。

専業主婦でも、配偶者がいれば好印象!!

全く収入のない完全な専業主婦となれば、キャッシングの利用はかなり困難なものになります。なによりも、安定した収入が全くないのですから、単純に考えて、審査に通る可能性は皆無なのです。(こちらもご参考に→無職でも借入はできる?

でも、ここでも配偶者欄が大活躍してくれます。もしかしたら…専業主婦の方が1番配偶者欄でお得かもしれませんよ?専業主婦でいれるくらい、それだけ安定した収入を得ている旦那様を持っているということにもなりますよね。

逆に言えば、「どうして専業主婦なの?」と疑問を持たれるくらい低収入の配偶者なら、それは危険な行為になってしまいますが…。

専業主婦の場合は、確実に配偶者の協力が必要となってきます。それがイヤならパートをするなど、自分で収入を得るしかないですね。

審査に落ちる原因になる!?配偶者欄を埋めるデメリット

配偶者の情報を埋めて申し込みをした場合、もちろん、その配偶者も審査に参加することになります。ということは…?配偶者欄を埋めるデメリットになる可能性を考えてみましょう。

配偶者に問題があったら、超逆効果!!

配偶者が居るというだけでなく、配偶者情報欄を埋めることで、特に女性の場合はキャッシングの審査が通りやすくなります。

  • 配偶者がいる・家族がいると有利
  • 配偶者の収入もあり返済困難回避
  • 配偶者の収入により融資額もアップ
  • 無収入でも世帯収入で審査をしてもらる

配偶者欄を埋めるだけで、上記のようなポイントアップを受けれるのです。ですが、残念なことに、この配偶者欄を埋めたことが原因で審査に落ちてしまうパターンもあるのです。

初めてキャッシングを利用する専業主婦だとすれば、審査に落ちるのは当然なんですが、それは収入がないから。収入があれば、審査に落ちる原因は非常に少なくなってきます。

と、いうことは…。配偶者欄を埋めて審査をし、審査に落ちたならば、原因は配偶者にあることが多い!そういうことになりますよね。

当然のことです。配偶者の収入を充てにして申し込みをするのですから、自然に審査の的は配偶者になります。もちろん本人もですが、配偶者が審査に通らなければ、あなたも通らないのです。

配偶者の情報を審査に利用する場合、その配偶者が他社で借り過ぎていたり、延滞などの事故を起こしてしまっていては、審査に通らなくなってしまいます。審査に落ちるのも仕方ないことなのです。

配偶者に既に借り入れがあれば、総量規制に注意して!

配偶者にも特に何も問題がなく、審査に通る可能性も高いであろうにも関わらず、審査に落ちてしまったならば、総量規制に引っかかっている可能性もあります。

総量規制とは・・・
消費者金融などで借り入れをする場合、年収の3分の1以上の借り入れはできないという決まりです。ただし、住宅ローンなどの目的別ローンや、銀行での借り入れは適応外になります。

年収の3分の1を超えていなかったとしても、既に借り入れしている金額が、その金額に近ければ近い程、審査は慎重に行われ、借りられなくなってしまう可能性が高くなります。

配偶者の収入で審査を行う場合、例え別の方の名義であっても、配偶者の借り入れ情報なども見られますし、名義が違うだけであり、配偶者が借り入れすると同じような感覚で審査が行われると思っておきましょう。

また、配偶者が全く他社で借り入れをしていなかったとしても、希望融資額を高くする程、審査は厳しくなりますし、いくら配偶者の収入で返済を見込んだとしても、限度があると思うので、あまり欲張りすぎないように!

配偶者名義のカードがある会社は避けて!!

配偶者の情報を埋めて申し込みをして、審査に落ちてしまう原因として多く見られるのは、同じ金融会社を利用しようとしてしまうことです。

配偶者の方がA社を利用していれば、自分はA社は無理だと思っておきましょう。レンタルショップの会員カードと連動しているクレジットカードなどなら、審査に通る可能性は高いですが、消費者金融や銀行でのキャッシングとなれば、かなり高い確率でアウトになります。

例えば、旦那様がA社で50万円キャッシングしました。奥様もA社で50万円キャッシングしました。A社から見た時のことを考えてみてくださいね。

一般的に考えて、夫婦の支払いは夫婦で行いますよね?もっと単刀直入に言えば、一家の大黒柱である旦那様が支払いをする収入を得ています。それが奥様の用途であっても。もちろん、「私は私が!」という方もいると思いますが、あくまで一般的にです。そんな個人の条件など、金融会社は知りませんから。

旦那様、奥様という個人で考えると50万円を貸しているだけです。ですが、世帯として考えてみると、100万円も貸しているということになるんです。

同じ世帯に重複して融資を行うことは、ダメとは言い切れません。それだけの収入があれば可能でしょう。しかし、返済を困難にしてしまう可能性もあるので、金融会社からは避けられてしまう可能性が非常に高いです。

他社への申し込みであっても、他社借り入れがあれば、それだけ審査は慎重になります。同社ならもっと慎重になると思っておきましょう。

夫婦でも!!配偶者の情報を勝手に利用するのは『犯罪』です!

配偶者の許可を貰って、配偶者任意欄を埋めるのは問題ありません。ですが、配偶者に許可を貰っていなかったり、勝手に配偶者の名義で申し込みをするのは、犯罪になるので危険です。

自分名義で配偶者欄を埋める場合も、必ず許可を貰って!

例え自分の名義であっても、配偶者欄を埋めるということは、配偶者の収入を返済の充てにするということ。返済も自分で行う予定で、単に審査に通りやすくする為だけの目的であったとしても、返済困難になれば配偶者の収入で返済することもありますよね?

全ての金融機関がとは言いませんが、可能性として、申し込みをした金融機関が、配偶者に確認の連絡をする可能性もあります。在席確認が配偶者の勤務先も行う可能性は高いです。

違うと言われれば違うのですが…簡単に言えば、保証人のようなもの。金融会社から見て考えれば分かるでしょう。配偶者の収入などから審査をOKとしたんです。あなたが返済しなかったとしても、配偶者が返済するものとして審査をしているんです。

金融会社が何かしら、配偶者に連絡を取った時、「そんな話は知らない!」となれば大問題になるんですよ!自分で返済するならその意思を、配偶者に返済を手伝ってもらうなら尚更、しっかり説明して配偶者欄を埋める許可を貰いましょう。

配偶者名義で申し込みをするなら、尚更許可を貰うこと!!

配偶者欄を埋めて自分名義でキャッシングのカードを作るのであれば、最悪、隠していても問題なく返済をしていればバレることもないかもしれません。もちろん、隠すのはオススメできませんが…。

更に、配偶者の名前でキャッシングの申し込みをしてしまおう!という考えを持つ方も多いのではないでしょうか?特に女性・専業主婦の方なら、自分の名義で申し込みをするより、配偶者の名義で申し込みをした方が、断然有利なのは分かっているでしょう。

ハッキリ言いますね。キャッシングを本人以外の人が申し込みをするのは禁止です!!最近はネットで申し込み完結も多いので、人を見たり字で判断というのも少ないので、やりやすくなってますが、禁止です!

配偶者はネットが苦手だから…などと、代理で申し込みをすることもあるかもしれません。でも、必ず、絶対にです。許可を貰って、配偶者の同意の上でやりましょうね。

配偶者であっても、勝手に名義を使うのは詐欺罪!

自分名義で配偶者の情報を埋めて申し込みをしたにせよ、配偶者の名前で申し込みをしたにせよ、どちらも配偶者が知らない状態で行うのは絶対にダメです。

配偶者が身に覚えのない申し込みを勝手にされていた場合、例え配偶者という親密な関係である仲でも、大きな問題になっている例はたくさんあります。最悪の場合、詐欺罪や文書偽造罪で逮捕・起訴もあります。

配偶者は身に覚えのないキャッシングについては、返済の義務はありません。「知らない」と突き通すことが可能です。あなたの旦那様であっても、奥様であっても、お金の問題は怖いですからね。

配偶者が訴えることも可能ですし、金融会社が訴えることもあるかもしれません。勝手に名前を記入するだけであっても、「ごめんなさい」では済まなくなることもあるということを覚えておきましょう。

お金のことなら尚更!配偶者だからこそ隠し事なしが理想的

配偶者だからこそ隠したいお金の問題ですが、ここは配偶者だからこそ隠さずに話しておくべきなんですね。配偶者の情報を任意であっても記入するなら、しっかり相談しておきましょう。

配偶者任意欄で借金はバレるかもしれません!

配偶者欄に配偶者の情報を埋めるという話をしてきましたが、逆に配偶者に自分の名前を埋められる可能性もありますよね?

絶対にとは言い切れませんが、他社借り入れなし、年収300万円以上あり、勤続年数もそこそこあれば、余程のことがない限り、普通なら数十万円程度のキャッシングの審査には通ります。

安定した収入のある配偶者の情報を提供したにも関わらず、審査に落ちるということは、何か原因がある可能性もあるということ。

例えば、奥様にキャッシングをしていることを隠していた旦那様。奥様がキャッシングを申し込みする為に、旦那様の情報を埋めて申し込みをしました。

この審査に落ちた奥様は、どうして審査に落ちたのか不思議で仕方ありません。問い詰めてみたら、旦那様に既に借り入れがあったことが判明した。これ、実はよくある話です。

こんなことからでも、借金をしているということがバレる可能性があることも、知っておいた方が良いかもしれませんね。隠したいことほど、隠さない方が後々身の為です。

何かあった時、1番に迷惑がかかるのは配偶者!

配偶者に隠して、配偶者の情報を埋めてキャッシングの審査に通った場合。まぁ返済ができていれば問題はないのかもしれません。でも、もし、返済ができなくなってしまった時はどうでしょう?

やはり、配偶者に1番に迷惑がかかりますよね?余程の高額な借金でなければ、大目に見てくれる配偶者の方も多いかもしれません。夫婦だから仕方ないと…。

でも、本当ならば配偶者には返済の義務もなく、訴えることも可能な話です。それを返済してくれるとすれば、有難い話ではありますが、正直なところ、すっごい迷惑な話。

申し込みをする時に「どうして相談しなかったの?」となるのは決定的でしょう。「借金は計画的に」なんてよく聞きますが、人は計画通りにいかないことも多い生き物です。

人生、何があるかなんて分からないんですから、絶対に大丈夫なんてあり得ないんですよ。何かあった時、1番迷惑を掛けてしまう配偶者、1番助けてくれる配偶者です。隠さずに話ておくべきですよね?

要は話しておけばいい!許可を貰っておけばいい!

結局、とても簡単な話です。自分名義であっても、配偶者名義であっても、同じ世帯に住む家族です。2人の借金と考えるべきなんです。

キャッシングに申し込みをすること、配偶者欄に記入すること、お金を借りること、返済すること、全てを相談していれば、問題になることは少なくなるのではないでしょうか?

お金の問題は、本当に離婚の原因としても多いですし、数十万円程度ならともかく、何百万円なんて金額になると、助けようもないですよね?逆の立場で考えてみれば分かるでしょう。

夫婦だからこそ隠したい、お金の話だからこそ隠したい。それは分かります。でも、何かあった時、きっと、「あの時に話しておけば、こんなことにはならなかったな…」と後悔すると思いますよ。

配偶者の方だって、お金を借りなければいけないという現実を知るべきです。一緒に考えて、一緒に悩むべきです。とりあえず、相談してみましょう!!絶対に隠れて勝手に名前は使わないように!!

【参考ページはこちら】
専業主婦でも借りられる審査が緩いカードローン

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