カードローンの過去利用歴で自動車ローンに落ちることってある?
自動車は住宅についで高額な物なので、ローンを組んで購入する事が当たり前の様になりましたね。
でも、自動車ローンを考えるにあたり審査が通るのか不安な方もおられるでしょう。
一体、審査にはどんな事が影響するのか?カードローンなどの利用履歴なども審査に影響するものなのか?
そんな疑問や不安について調べてみました。
自動車ローンって厳しいの?まずは審査基準を確認しよう!
身近な存在である自動車ですが、購入するにあたってはやはり高額な物なので当然、融資を受けるに当たっても、高額になりますし、返済期間も長くなりますので、それなりに審査が厳しくなるのも当然ですね。
では、基本的な審査の項目の内容とは?審査に通りやすいと言われているその基準とはどんなものなのか、簡単に表にまとめてみましたので、現在の自分の現状と照らし合わせて参考にしてみましょう。
自動車ローンの審査について大切な要素
基本となる審査の項目 | 審査が通りやすい基準 |
---|---|
年収 | 安定した収入がある事が大前提 |
勤続年数 | 通常3年以上が有利だが、年数より勤務先や職種が重要視される事もあり |
頭金 | 絶対ではないがあれば有利、車体の20%~30%が目安 |
保証人 | 未成年は必要。基本無用だが、初めてのローン、多額な融資、独り身などは必要となる場合もあり |
その他ローンの有無 | 住宅ローンや他フリーローンなどがある場合は年間返済額に加算されるので不利 |
信用情報の記録 | マイナス情報はNG |
年収審査基準にも気を付けよう
年収審査基準とは金融機関によって違いはあるようですが、年収に対して、返済の比率を計算して、融資の限度額を決定します。融資の限度額は他の借入の金額と合わせて、基準は年収の35%~40%とされています。
例えば、年収が300万円の場合、返済負担率を35%とした場合の融資額は105万円となります。他に借り入れているローンが既にあり、月々3万円の返済をしていた場合、年36万円の返済を引くと融資額は69万円となってしまいますね。
この事も踏まえると、購入出来る自動車のグレードなども必然的に決まってきますね。この事から、年収がとても大事な審査要素になる事が分かりますね。
カードローンが原因で審査に落ちる場合と考えられる意外な理由
日々の気軽なカードローン利用が原因となる場合
カードローンやクレジットカードのキャッシングが日常的になってしまうと、例え遅延や事故情報がなくとも、常にお金に困っている状態の人だと認識されてしまいます。キャッシングは通常より金利が高いのに、その高い金利を支払ってでもお金が必要な状況だとも判断されてしまいます。もちろん、そんな人への融資は必然的に避けようとするものです。
(⇒カードローンがあっても自動車ローンは組める?)
キャッシングの利用履歴は信用情報機関に全て記録されるので、例えきちんと返済をしていても審査への影響は大だと言えます。
携帯電話料金の遅延にも注意
クレジットでもなければローンでもないのに、携帯電話の利用料金のちょっとした遅延も信用情報として残ってしまいますので、注意が必要となります。最近ではポイント等を集めたいと言う事で、信販系のクレジットカードから引き落としなどの手続きをとっている事もあると思います。うっかり、残高を確認しておかないで遅れてしまい、情報として残らない様に注意したいものですね。
クレジットカードを把握しきれないほど持っていませんか?
近年、各社カードの発行競争が激しくなってきて、どこへ行ってもカードの新規申込みを促される事が多いと思います。管理しきれないほど、いつの間にか増えてしまったとなると、これも大変不利になります。
例え、このカードを利用してキャッシングしていなくとも、これらのキャッシング利用額の枠を合計するとそれなりの額にる場合、いつでもその金額を借りられると言う事になり多重債務者になりうると判断されてしまいかねません。
その場合、カードをなるべくまとめるか、キャッシング枠をゼロにするなどの対策が必要となります。
マイナス要素はないですか?信用情報をしっかり確認
まず、信用情報とはどういうものかと言うと、クレジットを利用して買い物をしたり、ローンを利用して住宅や車を購入するなど、現金を使用せず、個人の信用を基に取引をする事を信用取引と言い、これらを客観的に表した情報の事を言います。
その情報とは一体どうやって管理されているのかと言うと、国内には3つの信用情報機関があり、これらの機関が相互交流ネットワークを通じて情報交流を行うので、クレジットやローンに関する信用情報が全て把握されていると言う事になります。
3つの信用情報機関
- 全国銀行個人情報センター
- ㈱日本信用情報機構
- ㈱シー・アイ・シー
その登録されている信用情報とは具体的にどの様な情報なのか説明すると以下の情報になります。
- 本人を特定するための情報
- 契約内容に関する情報
- 返済、支払いに関する情報
- 取引事実に関する情報
- 申し込みに関する情報
また、これらの信用情報にはそれぞれ登録期間が設けられています。申し込み以外の情報に限っては、だいたい5年以内の登録期間が設けられているので、新たに信用情報を作っていくにはかなりの年数を要しますのでこれらの事も踏まえて知っておかなければなりません。
よって、日々何も考えずにキャッシングを利用していると、いざ自動車ローンを組みたいと考えてもこれらの事が影響しかねません。
また、安易に審査に落ちたからと言って次から次へと申し込みを繰り返す事も辞めた方が良いでしょう。先に述べましたが、申し込み履歴もきちんと把握されていて、その登録期間は6カ月となっています。
カードローンの過去と現在の利用を再度見直そう!
カードローンの過去の利用履歴から、自動車ローンの審査に影響が出ると言う事は理解出来ましたが、では既に、カードローンを多用していたり、現在もカードローンを使っていると言う人は今一度、きちんと見直す事をお勧めします!
先ずは、自分の信用情報を開示して現状を知る事が大切ですね。手続きについては、パソコン、スマートフォン、携帯電話、郵送、窓口と多様なのでぜひ、気になる事がある場合はチェックしてみましょう。
クレジットの信用情報を管理している、㈱シーアイシーの信用情報を開示すると、クレジット情報、申込み情報、利用記録を見る事が出来ますので、頻繁に利用している方で、今後他のローンを考えている方は把握しておきましょう。
自分の信用情報を把握して、正しい対策方法を考える事も必要ですね。審査に通らないからと言って、やみくもに申込みをして、ますます困難な状況に陥らないとも限りませんので注意しましょう。
現在の利用は過去に繋がって行きますので、これらの事を正しく理解して、現在のカードローンの利用についても見直しや改善をするなど慎重になって下さいね。
また、車の購入については、ローンでは賄えない費用(税金)なども発生しますので、車体価格ギリギリのローンだけでは購入出来ない事なども頭に入れておかなければなりませんね。お金との付き合い方をきちんと学んで、カードローンを有効に利用し、ぜひ他のローンに影響が出ない利用方法を知っておきましょう!
【参考ページはこちら】
おすすめの三和サービスの自動車ローン