甘い審査は要注意?主婦が陥りやすい危険なカードローン選び
主婦が消費者金融を利用するときに、一番不安になるのが「自分は借り入れの審査に通るのか?」ということではないでしょうか。
専業主婦のため収入がない、あるいはパートなどで働いており、安定した収入を確保できていない人の多くが抱く不安です。
そんな人が初めてカードローンを選ぶ場合、どうしても「確実に借りることが出来る」という条件が最優先になってしまいがちです。
そう考えた主婦が陥りやすいのが、とにかく審査が甘い消費者金融を選ぼうとする行動です。これでは借り入れで損をしてしまいます。
ここでは、主婦が借りやすいカードローンを選ぶときの注意点や重視すべき内容をご紹介します。(こちらもご参考に→専業主婦は銀行系カードローンなら借りやすい?)
借り入れで損をしやすい?主婦の注意すべき行動と考え方
主婦の借り入れで真っ先に気になるのが、「自分は借り入れができるのか?」という点であることは、冒頭でも述べたとおりです。
この意識がありすぎると、利用する消費者金融を選ぶときや、消費者金融の審査を受けるときに損をする行動をとってしまいます。
主婦が消費者金融を選ぶ際に特に損をしやすい行動とは何かを説明していきます。注意しなくてはいけないのは、主に2つです。
主婦の借り入れは自分の返済能力を把握してるか
まず、最も損得に直結するのが金利です。金利が高い借り入れ先を利用するほど、余計に多くお金を返済しなくてはいけません。
主婦の多くは、自分の返済能力が低いものだという前提で、借り入れを利用しようとします。審査が緩い借り入れ先を探すのです。
これはやめましょう。主婦の返済能力は思ったより低くならないことがあります。詳しいことは後述します。
重要なのは、自分が借り入れで不利になると思い込んで、審査の緩い(金利の高い)利用先を選んでしまうのを避けることです。
消費者金融で主婦が使える制度を知っているか
消費者金融で主婦が借り入れをするときに絶対に知っておいたほうがいいことがあります。
それは、配偶者の所得を借り入れの担保(保険)にできる事です。簡単に言えば、配偶者の収入で審査を受けることができます。
主婦が借り入れで不利になる一番の原因は、収入がない、あるいは収入が非常に不安定であるということです。
しかし、この制度を利用すれば、主婦ではまず借りることができない金額まで限度額を上げて利用することができるようになります。
これを知らないで主婦単独で借り入れを利用すると、審査で大きく損をすることになります。
金融機関によって違う?主婦の借り入れに求められる条件
主婦の借り入れでもうひとつ重要なのが、借り入れ先の選択です。金融機関、どの業者を利用するかで、満足度は大きく変わります。
金融機関としての選択肢は、大きく分けて、銀行系カードローンと消費者金融系カードローンに分けられます。
(⇒おすすめのカードローン会社情報)
そして、それぞれ大手企業と中小企業が存在します。正確にはもっと細かいのですが、ここでは簡略化して、解説していきます。
この4タイプは、それぞれ特徴があり、借り入れに求められる条件が全て異なります。主婦の借り入れに適しているものを説明します。
銀行系カードローンの特徴と求められるものとは
カードローンの中で、信頼性が高いのが、銀行系カードローンと言われるものです。
これは、カードローンをサービスを提供しているのが銀行という意味ではありません。消費者金融の中にも該当するものがあります。
このカードローンの最大の特徴は、金利の低さです。審査の難易度と金利のバランスがよく、利用者が非常に多いのが特徴です。
ですが銀行系カードローンは、主婦にはあまり向いていません。主婦だと借り入れができないということではありません。
銀行系カードローンを利用したほうが得をする人の例としては、1度に50万円以上の借り入れをする人や、長期の借り入れをする人です。
主婦ならこっち!消費者金融系カードローンの利点
主婦が借り入れを本格的に利用するのであれば、こちらの消費者金融系のカードローンを利用するのがいいでしょう。
1回の利用額が30万円以下であることが多く、比較的短期間で返済し、必要に応じて繰り返し利用するというケースが多いです。
そういった利用方法が多い主婦は、銀行系のカードローンよりも、消費者金融系のカードローンの方が向いています。
理由は他にもあります。これは、先ほど述べた、審査の際の配偶者の収入を担保にするというものです。
消費者金融系カードローンが主婦と相性がいい理由とは
消費者金融系カードローンの多くは、主婦の借り入れの際に、その配偶者の収入を考慮してくれるところが非常に多いのです。
主婦の借り入れを効率的に行いたいのなら、配偶者の収入を利用するのは不可欠と言ってもいいぐらいです。
これによって、審査時の収入を大きく増やすことができ、借り入れしやすくなるほか利用限度額を安定させることができます。
配偶者の収入を申請せずに、主婦が借り入れしようとした場合、返済能力は無職と同等になってしまいます。これは極めて損な話です。
そして重要なのは、配偶者の理解を得ることです。間違っても相手に無許可で、所得証明書だけ利用するのはやめましょう。
借りやすいのは要注意!審査が甘い消費者金融に潜むデメリットとは?
さて、銀行系と消費者金融系のカードローンで、審査が簡単なのは、明らかに消費者金融系のカードローン会社の方です。
審査がやたらと甘い消費者金融の中には、通常よりも金利が高い金融業者が隠れています。
かつては違法金利を設定していた闇金ですが、最近では、それほど目立たないようになりました。
しかし、それは闇金が無くなったというわけではなく、法の目が厳しくなったために、一見してそれとは分からなくなっただけなのです。
特殊金利に注意!職業と金利の関係とは
主婦が借り入れを利用するときに、職業によって金利に差がつくことはありません。
貸金業では、あらかじめ提示した金利が審査によって変更されるということが認められていません。
例えば、最初14%の金利で審査を受けて、借り入れを融通する代わりに金利が16%に変更されるというケースは有り得ません。
主婦の場合、返済能力に不安を持って審査を受ける人が多いため、こうした手口で違法金利を課す業者がいました。
そこで注意しておくべきなのは、職業によって異なる金利が適応されることは絶対にないということです。
審査が甘くなる(借り入れが出来るようになる)代わりに金利が高くなるという金融業者は、利用しないようにしましょう。
闇金でなくても気をつけるべき消費者金融に対しての心構え
主婦の借り入れとは、本来、消費者金融にとってはリスクのある契約です。
なぜなら、主婦本人には返済能力がほとんどないことが多く、債務リスク(借金が返せなくなる危険性)を回避できないためです。
そのため、利用額が最低金額になったり、延滞に対して厳しい措置を約束されたりすることが多いです。
その中で簡単に借り入れを許可する金融業者があった場合、これ幸いと飛びつくのではなく、少し調べてから利用するようにしましょう。
何度も言いますが、主婦の借り入れは貸し手側にとってはリスキーな契約なのです。
つまり、それを補えるほどのメリットが貸し手側にあるということを知った上で、主婦側も契約に臨むべきなのです。
そうしないと、思わぬところで自分が損をする羽目になるかも知れないのです。
主婦が賢くカードローンを選ぶために心がけること
最後に、主婦がカードローンを利用するときに、損をしないために心がけることと、やっておくべきことをまとめておきます。
まず、可能な限り利用したほうがいいのが、配偶者の収入を審査の時に証明することです。これは、ぜひ利用すべきです。
これをするのとしないのでは、審査の難易度と利用限度額に大きな差ができます。
そして、もうひとつ重要なのが、適切な利用先を選ぶことです。おすすめは、大手の消費者金融系カードローン会社です。
借り入れ時と返済時に気をつけることは?
実際に借り入れをして、返済をするときに注意しなくてはいけないこともあります。
大前提として、主婦の借り入れでは、金融業者からの信用が高くないので、滞納はもちろん、延滞も必ず避けることです。
借り入れの際に、限度額いっぱいまで一度に借りるのも避けましょう。返済時に期日ギリギリになるのもよくありません。
こうした行為は、金融業者側の信頼をさらに落とす事になるので、長く利用するつもりなら避けたほうが賢明でしょう。
それさえ注意すれば、あとは、普通の人の借り入れと変わりません。自分が計画的に返せるだけの金額を借り入れしましょう。
【参考ページはこちら】
主婦でもバイトでも借りやすいところは?