ブラックでも借りられる!審査の甘いところとは?
お金がどうしてもすぐに必要だけど「自分は審査落ちしてしまうかもしれない」という不安を抱えている方もおられますよね。
とくにブラックリストに載っていると、大手の普通の金融機関では、審査が通らずお金を借りることができない場合も多いものです。
そのような場合、どこでお金を借りれば良いのでしょうか?…このような方々のためにあるのが、「審査の甘い」金融機関です。
「そんなのあるの?」、「どうして貸してくれるの?」などなど、今回は審査の甘い金融機関の紹介とそれらの疑問を解決していきましょう。
えっ、それも原因?まずは審査に落ちる理由をご紹介
「自分は審査落ちしてしまうかも」と、ある程度予想のついている方は良いのですが、怖いのはまったく気付いていない方ではないでしょうか。
- ブラックリストに載ってしまっている
- 借入件数が多く、すでに年収の1/3以上の借入がある
- または、3件以上の借入がある
- 住宅ローンや教育ローン、カーローンなどローンが多い
- 申込書面にてウソの記載をする、または不備がある
- 同時に複数の申し込みを行っている
- 家族にブラックリストに載っている人がいる
- 携帯電話の支払いを3ヶ月以上滞納している
…などの理由が挙げられます。この中で「携帯電話の支払いを滞納しただけで?」という方は多いのではないでしょうか。
とくに携帯電話の支払いは引き落としで支払っている方も多いため、「知らないうちに何ヶ月も延滞していた」という場合もありえます。
この支払いは3ヶ月以上の滞納があると、ブラックリストに載ってしまう可能性があるため、お金を借りたりしていない方も注意が必要です。
審査の合否の基準は「返済能力が無いかも」と判断されること
次に、審査落ちを恐れるあまり「同時に複数の申し込みを行う」ということも審査落ちの原因となります。
これはなぜかというと、このような申し込み方をすることによって、申し込んだ金融機関側に不審がられてしまうからです。
多くの金融機関は、個人信用情報機関のシーアイシーというところを通して、借入などの申し込みをしてくる顧客の情報交換をしています。
なので、複数の金融機関に同時に申し込んだ場合「この人は同時に色々なところに申し込みをしている」という情報がすぐにばれるのです。
同時に複数のところに申し込むのがなぜ良くないかというと、以下のような疑問を抱かれてしまう可能性があるからです。
- よっぽどお金に困っている→返済能力が無いかも?
- 何件も借入しようとしている→自己破産するつもりでは?
- 早急に大金が必要になったようだ→返済できるのか不安
大手の金融機関では、審査を行う第一のポイントとして「返済能力がちゃんとあるのか?」という点を重視して顧客情報を審査しています。
そのため「この人には返済能力が無いかもしれない」と少しでも思われると、審査落ちする可能性が高くなる、というわけです。
それは原因じゃないと思ってた!何と携帯の割賦払いも…
また、借入件数が3件以上と、とくに多い場合にも審査落ちの原因となります。
「借入件数が多い」とはそのままの意味で、A社でもB社でも、C社でもお金を借りているという状態です。
「借入」…と一言で言うと、シンプルに借金のことだと思われる方が多いかと思います。「借金なんて無いから平気だよ」と思われる方も多いでしょう。
しかし、携帯電話料金の分割払いや割賦払い、カーローン、住宅ローンなどのローンも借入の一つです。
分割払いや長期に渡るローンなどを多数抱えている場合、「こんなに他にも返済するものがあるけど、きちんと返済してくれるだろうか?」という問題が浮上します。
その結果、審査に落ちてしまったという場合があるのです。
あなた個人が借りられる金額は総量規制で決まっている
その他、借入金額については「総量規制」という法律があります。「総量規制」とは、貸金業法で定められている法律です。
長期ローンの場合など例外はありますが、「個人向けの貸し付けにおいて、年収の1/3以上は借入ができない」という規制のことです。
一昔前、「色々なところでお金を借り過ぎたが返せなくて自己破産する」という状況になる人が多く出たため、そのような方を増やさないために定められました。
なので、申し込みを行う金融機関以外ですでに年収の1/3以上借入がある場合、審査には落ちてしまう可能性が高くなります。
また、家族の中にブラックリストに載っているような方がいる場合にも、注意深く審査され審査が長引いたり、審査落ちの原因となります。
金融機関の信用を損なう、という意味では「審査の際にウソをつく」「審査書類に無記入の部分が多い」など書類の不備も審査落ちの原因となります。
勤務先や年収、マンションか一戸建てかという住まいなどは、できるだけ正直に記入するようにしましょう。
審査落ちしそうな人でもOK!審査の甘い金融機関ってどんな所
先に挙げたような審査落ちしてしまいそうな方を助けてくれるのが、「審査の甘い金融機関」です。では、どのようなところが審査が甘いのでしょうか。
「審査が比較的甘い」と言われている金融機関には、会社の規模があまり大きくなかったり、知名度の低いところが挙げられます。
このようなところの場合、借入件数が多くてもブラックリストに載っている場合でも、融資をしてくれるということがあります。
それではなぜ、返済できないかもしれない顧客に対して、融資を行ってくれるのでしょうか。
その理由には、まずは、たくさんの顧客を確保するために審査が甘くなっている、という理由が挙げられます。その他、保証金という制度にも秘密があります。
ブラックでも大丈夫だけどその前に必要な保証金って?
大手の消費者金融機関で普通に借入を申し込む場合、保証金というものは必要の無いことがほとんどです。
しかし、このような審査の甘いところで借りるには、借りる前に「保証金」というものが必要な場合が多くあります。
「保証金」とは、「お金を貸してあげる前に、手数料としてこれだけの金額を支払ってくださいね」というようなお金のことです。
この保証金とは、「融資保証金」とも呼ばれます。ちなみに保証金の額は高いところでは、借りたい金額の半分以上の場合もあります。
このように、最初にある程度の金額をもらっておくことで、もしも本当に返済ができなかった時にも融資する側にそれほどの損害が出ないようになっています。
しかし「お金が無いから借りたいのに、保証金なんて払えるわけがない…払ってまで借りる人がいるの?」と疑問に思われる方もおられるでしょう。
どうしてもお金が必要で、切羽詰まっている方の場合「払えば貸してもらえるんだ!」という思いから、とりあえず言われた金額を支払う方が多いようです。
しかし、ここで気をつけたいものに「融資保証金詐欺」というものがあります。
これは、「保証金は振り込んだけど、それ以降連絡が無く結局お金を貸してもらえなかった」という詐欺が稀に起こるようなのです。
お金を借りたいからと言って、多くの保証金を要求してくるところや、あまりに無名なところで借りるのは少々危険かもしれません。
ウソをつくと借りれない?審査の甘い場所でもNGな行動は?
さて、それでは最後に審査の甘い場所で借りる際の注意点について、ご紹介しておきましょう。
いくら「審査の甘いところなので貸してくれるだろう」と思っても、お金の貸し借りは、やはり貸し主と借りる方との信用問題です。
審査書類がウソだらけで信用できない、という方については審査の甘いところも貸してくれない可能性が高いものです。
正直に申告を行うことで、「この人なら貸しても大丈夫かな」というイメージが作られ、貸してもらえる状態に持っていくことができます。
とくに、「現在の借入件数、借入金額」「勤務先や職業」「既婚か未婚か」「ローンの有無や残高」などについては正確な金額を申告した方が良いでしょう。
その他、借りるお金の使い道について「書類では説明し切れない理由がある」という場合は窓口で申し込みをするのもおすすめです。
窓口にて口頭で「なぜお金が必要なのか、どんなことに使いたいのか」を一生懸命説明することで、希望の金額を貸してもらえる場合もあります。
ただ、この際にも現在の借入件数などの自分の状態については、ウソはつかず正直に申告しましょう。
審査落ちの悪循環、申し込みブラックを避けよう
大手の金融機関で借りる場合と重複の注意となりますが、審査の甘い場所でも一度に複数の金融機関で申し込みを行うことは避けましょう。
申し込みを行って審査に落ちると、「審査落ちした」という情報も個人信用情報上に残ります。
そうなると、審査の甘いところでも「なぜこんなに審査落ちしているのかな?」と不審に思われ、審査に時間がかかったり審査落ちしやすくなってしまいます。
ちなみにこの状態は「申し込みブラック」と呼ばれます。審査申し込みについては、1社ずつ申し込みましょう。(こちらもご参考に→申込ブラックってどういうこと?)
そして、そこの結果がダメだったら次に申し込むというような、余裕を持った行動をとることをおすすめします。
その他、上記で説明した保証金については、借りたい金額に対して多少必要なことがあるため、融資保証金詐欺のことも含めて頭の隅に置いておきましょう。
…以上になりますが、いかがでしたか?もしもあなたがブラックでも、お金を貸してくれるところはいくつも存在します。
しかし、やはり大手の金融機関から借りるのに比べると、多少の危険がともなうものです。
知らない間にブラックリストに載らないように、また、審査落ちしやすい状況はなるべく作らないように、以下のことは日頃から気をつけておきましょう。
- 引き落としで支払っている携帯料金や公共料金は滞納させない
- 借入のある方は、返済を滞らせない
- ローンが多数ある場合は、できるだけまとめる
- 借入の審査は同時に複数は申し込まない
必要な時には自由に借りられて快適な生活を送れるように、借入については気をつけて毎日を過ごしましょう。
【参考ページはこちら】
銀行のカードローン審査は甘い?