求職中なら審査に通る?無職と求職中の違いを徹底検証!
何らかの理由で、自ら仕事を辞めてしまったり退職に追い込まれてしまったりと、急に職を無くしてしまうことってありますよね。
求職中は、最寄りのハローワークなどで手続きを行えば、限られた期間のみは失業給付金が給付され、しばらくはそれで生活をすることができます。
しかし、給付期間が終わっても仕事が決まらない場合、収入が無い中で求職活動をしなければなりません。
このように無職で求職中の場合、金融機関で借入をすることは可能なのでしょうか。
…実は、「まったくの無職」であることと「求職中」であることは大きな違いがあります。
「無職」では不可能な場合が多い借入も「求職中」なら、借入できる可能性があります。二つの違いを徹底検証してみましょう。
求職中って審査申込書には何て書く?無職の選択肢は無い!
最初に、借入をする際の条件についてご紹介しましょう。借入審査の申込書には「職業」を記入する欄があるのをご存知でしょうか。
この「職業」の選択肢には、以下のようなものがあります。
- 正社員
- 自営業
- アルバイト、パート
- 契約社員
- 派遣社員
- 期間限定、臨時契約社員
上から順に見てみてわかるように、「無職」や、「求職中」という選択肢はありませんね。
これは、借入ができる方の第一の条件として「安定した収入があること」となっているからです。
それでは、「求職中」の人はどれを選択すれば良いのでしょうか…?
どれかを選択しないといけないのですから、自分自身が上記の選択肢の中に入るような状態になる必要があります。
求職中で、とくに失業給付金を受給中の場合、「どれも無理だろう」と思われる方が多いかもしれませんね。
しかし、この中で条件次第では職業の選択肢にマルをつけられるものがあります。
その選択肢を選ぶことができる状態になることで、借入の第一の条件を可能にするというわけです。
それでは、この中で選択できる状態にできるものとは、いったいどれなのでしょうか。
まず「正社員」は、職業がしっかり決まった状態なので、「簡単に今すぐに」というわけにはいかない可能性が大きいですね。
次に「自営業」ですが、これは意外と簡単です。一番簡単な方法としては、まず自分のブログなどを作成し、そこにインターネット広告を載せます。
それが自営業となります。ちなみに事業の職種は「インターネット広告、アフェリエイト」などで良いでしょう。
(⇒その他の職業の方におすすめのカードローン)
そして住まいの近くの税務署に個人事業の「開廃業届出書」を提出します。
また、都道府県税事務所に「個人事業開始等申告書」の合計2種類の書類を提出します。
儲かるかどうかはともかく、年間の収入が20万円以下なら税金を支払う必要はありません。
青色申告について学んだり、会社名の「屋号」を決めたり税務署に行ったり…といった手間はありますが、借入を申し込める状態にできる方法の一つです。
しかし、「安定した収入がある」とは言いにくい状態なので、金融機関によっては審査が通らないという可能性もあるでしょう。
次に、アルバイトやパート、契約社員や派遣社員についてですが、これらの職業は条件次第では失業給付金の受給期間でも働ける場合があります。
とくにアルバイトやパート、ここにマルを付けられるようになることが、大事なポイントなんです。
求職中でも働けるって知ってた?失業給付金の受給中でもok
まずは「求職中」という状態について説明しましょう。求職中とは、「ハローワークなどに通い、職を探している状態」のことを指します。
この、ハローワークに通って職を探している間、一定期間は失業給付金の受給を受けながら生活をする方がほとんどでしょう。
さて、この失業給付金の受給期間で、なおかつ求職中の方がよく勘違いされることがあります。
それは、「失業給付金の受給期間は、収入が得られる行動は何もしてはいけないのでは?」ということです。
実は、失業給付金の受給期間の求職中でも、条件によってはしても良い仕事があります。
それは、以下のようなお仕事です。(いずれも時間制限や給与の制限があります。)
- アルバイト
- パートタイマー
- 在宅ワーク
- ポスティングなどの内職
- 日雇いの仕事
- 臨時の仕事
週の20時間以上働かないことなど時間や給与の制限はありますが、これらの仕事を失業給付金の受給期間にすることはまったく問題ありません。
「このくらいの短い時間で金額も少ないし、申告しなくてもいいだろう」というような自己判断で申告を行わなかった場合、不正受給の罰則を受ける可能性があるからです。
ちなみに不正受給の罰則には、以下のようなものがあります。申告を怠ってしまい、このようなことにならないように注意しましょう。
- 失業給付金の支給停止
- 還付命令(失業給付金の全額返金)
- 納付命令(罰金として失業給付金の2倍の額を納付)
なお、これらの罰則は法律で定められている規則なので、支払わない場合には資産の差し押さえや詐欺罪などで訴えられる場合もあります。
失業給付金の受給中に、アルバイトやパートなどをするのはまったく問題ありませんが、ハローワークへの申告は忘れないようにしましょう。
収入のある無職なら借りられることも?例外について
「無職」とは、まったく収入の無い状態のことを指し、なおかつ「就職活動もしていない」というような状態を指します。
このような状態の方は、通常はお金を借りたりローンを組むことはできません。
それは、消費者金融機関の借入審査の第一条件である「返済能力があるか?」という部分にひっかかるためです。
しかし例外として、収入のある無職の方なら借入をできることもあります。「収入がある無職」とは、次のような方々を指します。
- 夫または妻からのお小遣いで暮らす専業主婦(主夫)
- 年金受給で生活している方々
- 親からの仕送りで暮らす学生
- マンションなどの家賃収入で暮らす方々、など
まず、仕事をしていない専業主婦の方が借入をする場合には、返済するお金を出してくれるのは配偶者のお給料ということになります。
なので、借入に対する配偶者の同意書や、夫婦関係を証明する書類などの提出が必要になるようです。
また、年金受給者が借入を申し込む場合は、消費者金融機関によって申し込み可能な年齢が大事なポイントになってきます。
年金受給者の場合、高齢のことがほとんどですね。高齢になるほど死亡や病気など、「返済できなくなる可能性」が高まってきます。
なので、消費者金融機関によって「何歳までしか審査に通せませんよ」と決まっていることが多いのです。
ちなみに最高年齢は、満66歳から満69歳までとなっていることがほとんどのようです。
親からの仕送りで暮らす学生の場合、仕送りは収入には含まれないので、借入審査を通してくれるところはほとんど無いようです。
お金が必要な学生の方は、何らかのアルバイトを始めるか、親に工面してもらえないか頼んでみましょう。
マンションなどの家賃収入で暮らす方々については、収入があることを証明できる書類などがあれば、借りられる場合もあるようです。
借入を可能にするためには、確定申告書や所得証明書などが必要になるでしょう。
以上ような方々の場合、金融機関によってはお金を貸してくれる場合もあります。しかし、「無職」であることには変わりありません。
審査を申し込んでも「断られるかもしれない」ということは頭の隅に置いておいた方が良いでしょう。
求職中でも借入が可能!すぐにでも実践できる簡単な方法
先に述べてきたことをまとめてみましょう。まずは、借入の審査に通るためには、何らかの収入があることが条件となっています。
ハローワークへの申告は不可欠ですが、アルバイトやパートなど短い時間でなら働くことが可能であり、給与も得ることができます。
借入審査の際、申込書の職業の選択肢の欄には、「無職」や「求職中」はありませんが、「アルバイト、パート」の選択肢はあります。
アルバイトかパートを始めることで、審査の申し込み時にはそこを選択することができるようになります。
安定した定期的な収入があるならば、借入が可能な消費者金融機関は多数あります。つまり、借入を行うことが可能になるというわけです。
「結局働かないと借りられないのね」と思わず、何か身近にあるものから始めてみましょう。
何らかのアルバイトでも、始めてみることによってお金が借りられる状態には持っていけるのです。
また、アルバイトなどで職場に何時間か滞在しなくてはならなくなるので、その時間分の無駄遣いや光熱費も節約することができます。
収入も少なからず増えるわけですし、無職の場合と比べるとメリットの方が断然に大きいと思いませんか?
その他、そのアルバイトから就職につながるという場合もあります。飲食店でもコンビニでも、何でも良いのでとりあえず始めてみましょう。
そうすれば、求職中でも審査には通る可能性が格段に高まります。あなたの、余裕のある就職活動を行えることを願っています。
【参考ページはこちら】
65歳以上の無職でも借りられる?