【徹底解説】複数のカードローンを一括管理!おまとめローンとは
思わぬ出費が重なって、今月は沢山お金を借りてしまった…。
一社からの借入では不安で、複数の業者を利用している方も沢山いらっしゃるでしょう。
複数のカードローンの返済はやはり大変で、お金の工面もさることながら、返済日を見落としたり、返済額がわからなくなったりと混乱してしまいますよね。
そんな時こそ、「おまとめローン」を考えるタイミングなんだと思います。
更にローンを増やすことなく、一括管理を検討しましょう。
ここではそもそも「おまとめローン」とは何なのか、そのメリット・デメリットについての説明と、「おまとめローン」を扱っているお薦めの銀行などを紹介いたします。
そもそも「おまとめローン」って何ナノ?
複数のカードローンの返済が大変になってきた時こそ、「おまとめローン」を考えるタイミングとお話しましたが、そもそもそれって何なのかということですね。
ウィキペディアでは、多重債務者に対して銀行が行なう、低金利のローンと定義していて、以下のような銀行で扱っていることが紹介されています。
- 東京スター銀行
- 関西アーバン銀行
- スルガ銀行
- オリックス銀行
- じぶん銀行
銀行だと審査が厳しいというのが一般的なイメージで、多重債務者では利用することが難しいのではないのかと考えてしまいます。
実際には、「おまとめローン」は銀行だけでなく、消費者金融や信販会社でも取り扱っており、それぞれに特徴があります。(こちらもご参考に→おまとめローンを諦めない方法)
「おまとめローン」をもう少し正確に現状に合わせて定義すると、複数の借入をひとつの金融機関(銀行・消費者金融・信販会社)に一本化するローンサービスと言えます。
「おまとめローン」のナゼ?低金利・金融機関の目的などは?
お客さんの獲得のために、「おまとめローン」の金利を安くしているのはわかりますが、なぜ金利を安くできるのか、儲かっているのか、疑問の浮かんでくることでしょう。
低金利の理由は簡単です。金利というのは、借入金が高いほど、借入期間が長いほど、低く設定するのが常識だからです。
「おまとめローン」を利用しようという多重債務者などは、当然のことながら多額の借入金を長期間返済し続ける訳ですから、低金利の恩恵を受けられるのです。
金融機関にとって、多額の借入金の返済を、長期間に渡って行なってくれる利用者は、願ってもいないお客さんなのです。
当然のことながら、通常通りの金利設定なので儲けは出てきます。「おまとめローン」をやる目的は、良質な顧客の確保にあるのです。
「おまとめローン」を利用する前にやっておくべきこと!
そんなことも知らずに、闇雲に「おまとめローン」を申込んでも、審査に落ちて、その情報が信用情報機関に登録されていき、ますます審査が難しくなっていきます。
まずは、自分でできる範囲で、借入金の整理を行い、借入先を3社まで減らさなければなりません。
では、どうしたら良いのかというと、「3秒診断」や「1秒審査」といったシミュレーターを使ってみることです。
多くの金融機関には、簡易的な審査シミュレーションを行なえるサービスがあります。ここでの審査結果は、信用情報機関に登録されることもなく、安心して利用できます。
このサービスはパソコン・スマホで利用でき、「おまとめローン」を申込む金融機関の選択にも最適です。
カードローンの月の返済額が減る?「おまとめローン」のメリット
「おまとめローン」のメリットは、次のように3つになります。
- 月々返済額の軽減
- 支払日の統合(管理が容易)
- 信用情報に影響なし
一番のメリットは、やはり借入先をまとめたことにより、借入金額がアップし、必然的に金利が低くなったことによる、月々の返済額の低減でしょう。
一例として、3社から金利18%で、80万・70万・50万円と5年間借入したとしましょう。この時の毎月返済額は、合わせて50,785円となります。
これを金利15%の「おまとめローン」にすると、毎月返済額が48,000円となり、返済総額でも20万円を越える減額ができるという試算もあります。
これによって、毎月返済金のやり繰りに四苦八苦していた人は、一安心というところです。
「おまとめローン」は返済を1社に統一して、借金を一括管理するので、支払日を忘れることはありません。1ヶ月を通して返済を気にするストレスも軽減されます。
特に、「おまとめローン」は債務整理と違って、ちゃんと借金を返済するので、信用情報機関にブラックな情報が登録されることもありません。
全返済額が減らないこともある?「おまとめローン」のデメリット
「おまとめローン」は利用の仕方によっては、デメリットとなる部分もあることに、充分気をつけなければなりません。
デメリットな部分があるため、「おまとめローン」にするよりも、債務整理を勧める司法書士の方もおります。
「おまとめローン」のデメリットは、次のように3つのケースとなる場合が想定されることです。
- 可能な減額無しで返済するケース
- あまり低金利とならないケース
- 借金の状況を悪化させるケース
本来、返済を楽にしようと「おまとめローン」を利用する訳ですが、このローンでは可能な減額をしないままに返済し、結局は返済総額が減らない場合があるのです。
「おまとめローン」では、それまでの借金を返済する時、普通は「利息制限法」による「引き直し計算」をしないのです。
また、グレーゾーン金利のまま取引していた場合、借金の減額や過払い金の返還など、返済金を減らす機会を失くしてしまいます。
金利が思ったほど低くない?「おまとめローン」のデメリット
お金を貸す金融機関も商売です。金融機関は、多重債務者に対しては、貸し倒れの心配があるとみなし、通常よりも高い金利で貸し付けるのです。
そして、これが「おまとめローン」の最大のデメリットなのかもしれませんが、借金の状況を更に悪くするケースもあるということが挙げられます。
「おまとめローン」の契約の際、次のようなことを要求をする金融機関もあるようです。
- 保証人
- 公正証書の作成
- 不動産の担保
「おまとめローン」を利用するにも、金融機関を充分に吟味して選択する必要があるのです。
どこの「おまとめローン」が良いの?「おまとめローン」比較
では実際にはどこの金融機関を選んだら良いのでしょうか。金融機関の種類別にその特徴と、お薦めのところを見ていきましょう。
銀行の「おまとめローン」の特徴としては、「安心感」と「低金利」と言われています。都市銀行・地方銀行・ネット銀行と種類も豊富で、選択肢は広くなっています。
お薦めの銀行の「おまとめローン」としては、次のようなものがあります。
- オリックス銀行カードローン
- 三井住友銀行カードローン
- みずほ銀行カードローン
- 新生銀行カードローンレイク
消費者金融の「おまとめローン」の特徴としては、総量規制の例外とされるところでしょうか。但し、まとめられるのは消費者金融と信販会社だけで、銀行はできません。
お薦めの消費者金融の「おまとめローン」としては、次のようなものがあります。
- プロミス
- アイフル
- モビット
信販会社の「おまとめローン」の特徴としては、借り換え・おまとめの利用は、総量規制の対象外ということです。また、金利が低い傾向にあるのも魅力です。
信販会社では「おまとめローン」という専用ローンではなく、フリーローンであるところもありますが、このようなサービスは増えてきています。
自分の借入状況にあったローン選択をしよう!
具体的に各金融機関の「おまとめローン」を比較してみました。細かい内容は各社の公式HPで確認していただき、自分の借入状況にあったものを選択しましょう。
金融機関 | 金利 | 借入期間 | その他 |
---|---|---|---|
オリックス銀行 カードローン |
3.0~17.8% | 1年毎 契約更新 |
最高限度額 800万円 |
三井住友銀行 カードローン |
4.0~14.5% | 5年毎 契約更新 |
審査 最短30分 |
みずほ銀行 カードローン |
4.0~14.0% | 1年毎 契約更新 |
最高限度額 1千万円 |
新生銀行 カードローン レイク |
4.5~18.0% | 最長5年 | 総量規制 対象外 |
プロミス | 4.5~17.8% | 最長6年9ヶ月 | 安定収入がある 主婦・学生OK |
アイフル | 4.5~18.0% | 最長10年 | 商品名 「おまとめMAX」 |
モビット | 3.0%~18.0% | (最長)8年10ヶ月 | 審査 書類レス |
【参考ページはこちら】
様々な金融業者のキャッシング情報