「カードローンあり」はNG?車買うときに知りたいローンの法則

今、お財布の中に「カードローン」が入っていませんか?何にでも使えるお金を自由に借りれて、便利ですよね。

しかし契約中のローンは、別のローン審査で問題になり、審査に通らなくなることがよくあります。

ということは、カードローンをすでに契約していると、別のローンはもう組めなくなるのでしょうか?

お悩みの声が多いのが、「車を買うとき」です。車用に、新たにローンを組む方も多いですよね。

車用のローンをこれから組むとき、利用しているカードローンがあると、車のローン審査に通らなくなるのでしょうか?

ありがちなこのシーンの疑問について、お答えしていきます。

即刻アウトにはならない!カードローンの利用状況が重要

車用のローンを組むとき、カードローンがあると審査で問題になるのか、不安ですよね。

しかしカードローンを契約しているからといって、必ず悪影響があるわけではありません。

契約の有無よりも、利用状況が問題なんです。ここでは、その理由についてご説明します

カードローンの契約だけで問題にはならない

まずは次のことをご確認ください。

  • カードローンの契約だけで即刻アウトにはならない
  • 車のローンは、カードローンの利用状況次第で組めることもある

カードローンは確かにローンの一種であり、まったく影響がないとは言いません。

ただ、カードローンを持っていたら、それだけで車のローン審査に通らなくなるとは決まっていません。

カードローンの特徴を思いうかべてください。

  • 少額契約が可能
  • 借入の利用がなくても、持っていることは可能

カードローンは、1万円からでも借りれるサービスです。下手をすると、1千円からでも借りれる例もあります。

それくらいの少額のみでも利用が可能で、本当に借りるかどうかも利用者の自由です。

実際には借りず、ただ持っているだけでもOKなのです。

カードローンはこのようなサービスですから、持っているだけで「大きな借金が他にある人」とみなされることはありません。

つまり、カードローンがあるだけ印象が悪くなり、車のローンに通らなくなるとは決まっていないのです。

カードローンの利用状況が重要!

カードローンの契約だけですぐNGにならないなら、「利用状況」が重要なのですね。

カードローン利用状況 車のローン審査
少額利用・規約通りの利用 可能性アリ
高額利用・規約違反の利用 厳しい

カードローンの利用状態は、必ずチェックされています。

少額だけの利用で、しかも規約通りに利用できていれば、カードローンがあっても車のローン審査に通ることはあります。

しかし、カードローンの高額利用や、規約違反の利用があったりすると、カードローンが原因で車のローン審査に落ちることが多いです。(こちらもご参考に→カードローンがあっても車ローン審査に通れる?

このように、カードローンの契約自体より、カードローンの利用状態の方が重要ということです。

実際の傾向で言えば、カードローンがあっても問題ない人も多いと思いますよ。

  • カードローンは少額利用者が多い
  • 常に借入がある人も少数派

「一応持っているだけ」で、ほとんど使っていない方など、特に心配はいりません。そういう方も多いのではないでしょうか?

利用状態に応じて、考えてみてください。

これがあるとNG!車のローンが厳しくなるカードローンの利用状態

車のローンを組むとき、カードローンの契約の有無より、利用状況が問題になることをご説明してきました。

では、車のローンが組めなくなるような利用状況とは、どんな状態でしょうか。

また、問題がある利用状態でも、自動車ローンの会社を選べば、審査に通るのでしょうか。気になりますよね。では、ご説明しましょう

注意したいカードローンの利用状態

車のローンが組めなくなるようなカードローンの利用状態とは、次のようなものです。

カードローン利用ポイント NGな利用状況
借入額 大きすぎるとNG
契約数 多すぎるとNG
返済状況 長期滞納・高頻度の滞納はNG

カードローンの「利用額」「契約数」「返済状況」。これらの状況次第では、車のローン審査はかなり厳しくなります。

わかりやすいのは、「利用額」と「返済状況」ですね。

  • 借入額が大きいと、新規に借りれる額は少なくなる
  • 滞納が見られると、信用を得るのが難しくなる

どちらも借金の基本です。このような状態のカードローンがあると、車のローン審査はさすがに厳しいです…。

また、気をつけたいのが、カードローンの「契約数」。

  • 契約数は、審査時に見られるポイント
  • 契約数が多いと審査通過が難しくなることが多い
カードローンは複数契約も簡単ですが、契約数が多いほど、他ローンの審査時に自分の印象が悪くなり、通過が難しくなります。

利用状態には問題がなくても、二つ以上のカードローンを持っている方は、少し気を付けてください。

あまり使っていないカードローンなら、解約も考えるのもアリです。

どの会社のローンでも厳しい

審査の簡単なローンを選べば、カードローンの利用状態が少し悪くても、車のローン審査に受かることはあるでしょうか?

  • 車のローンもたくさんある
  • どれを選んでもOK

カードローンが原因で審査の通過が難しい状態なら、少しでも審査の簡単なものを意識して選んだ方が、賢いですよね。

ナイスアイディアのように思えますが…?

先に紹介したような「NGなカードローンの利用状態」が見られる場合、どこのローンでもあまり期待できません。

項目 ポイント
NGな利用状態にあるカードローン 審査への影響が大きい
車の専用ローンの難易度 カードローンよりやや厳しい

どの会社のローンを選んでも、NG状態に当てはまるカードローンは、審査への影響が大きいからです。

その上、車の専用ローンを使いたいとき、審査はより難しくなることが多いです。

これも、どの会社のローンを選んでも、共通することが多いポイントです。

以上のようなアレコレから、どの会社のローンを選んでも状況はあまり変わりません。

いろんな会社のローンに申し込むほど、「カードローンが原因で車のローンが組めない!」と感じることになるでしょう。

利用額が大きかったり、滞納があったりするカードローンは、その他のローン審査でのNG度合いが、それだけ大きいということです。

ぜひ覚えておいてください。

見込みに応じて判断!カードローンと車のローンを両立する方法

利用状況によっては、車のローンが難しくなることがわかりましたね。

ここからは、利用状況に問題がない方、問題がある方、どちらかわからない方、それぞれの状況別に、車のローンとカードローンを両立する方法をご紹介します。

車のローンの見込みに応じて判断を

まずは、これまでご紹介してきた内容を参考に、車のローンを使える見込みを考えてみてください。
(⇒オススメの三和サービスの自動車ローン

その見込みに応じて、カードローンと車のローンを両立するための方法も変わってきます。

以下のような判断をオススメします。

車のローンが使える見込み オススメの判断
ありそう 車のローンに申込み
難しそう カードローンの整理を優先

カードローンがあっても、利用状態によっては、車のローンも使える見込みがあるのはご紹介した通りですね

審査通過の見込みがありそうなら、話は単純です。

車のローンを本当に使いたいと思うなら、そのまま申込みを考えればいいだけですね。

審査に落ちたとしても、そのときはそのときでまた考えればOK。受かる可能性はあるので、とにかく一度受けてみましょう。

カードローンの利用状態がNGなら、一度整理を

問題は、審査通過の見込みが低いとき。

試しに審査を受けてみるのもいいですが、可能性が低いのは先にご紹介した通りです。

何度も審査に落ちると、その記録自体が次の審査時に悪影響となってきます。

カードローンの利用状態が原因で、車のローン審査が難しくなるなら、その原因を取り除いた方が確実ですよね。

カードローンの利用分を、少し整理しましょう。結局はこれが車のローンへの一番の近道です。

整理の方法は、以下のような方法がオススメです。

カードローンの問題 整理の方法
借入額が大きすぎる 借入を止めて返済に専念
契約数が多すぎる 1つだけ残して他は解約
滞納歴がある 記録が消えるのを待つ

滞納歴以外のものなら、カードローンの整理は簡単です。

返済スケジュールも、カードローンの契約自体も、利用者が自分で決められるのが「カードローン」だからです。

  • 返済・解約していけばOK
  • 自分の意志で整理が可能

返済や解約が進めば、カードローンを契約したまま、車のローンも組めるようになります。

少しやっかいなのが、カードローンの問題が「滞納歴」の場合です。

この問題を整理しようと思っても、登録されている借入の記録が消えるのを待つしかありません。

  • 滞納歴は記録の更新でしか消えない
  • 記録の更新は、時間が経つのを待つしかない

時間はかかりますが、記録が更新されて滞納歴が消えれば、こちらも車のローンを組めるようになっていきます。

希望額を落とすことで両立のハードルを下げる手も

車のローン審査に通る見込みがアリかナシか。ハッキリしている方ばかりではないと思います。

どっちとも言えないグレーゾーンにいる方は、車のローンについてどう判断するのがいいでしょうか?

確実に車のローン審査に通る状態でないなら、カードローンの整理が同じく有効です。

しかし、車のローン審査が完全にNGになるほどひどい状態でないなら、車のローン審査のハードルを下げるのもいいかもしれません。

場合によっては、カードローンを整理することなく、車のローンを利用できます。

  • 車のローンの希望額を落とす
  • 審査のハードルが少し下がるため、両立のハードルが下がる

車のローンは審査が厳しい面もありますが、それは「希望する借入額が大きくなりやすいから」という事情もあります。

希望する借入額が小さいときは、審査は簡単になります。その点を利用して、審査のハードルを下げる手があるわけですね。

車のローンの見込みに応じて、このような裏技も知っておくと便利です。

計画性があれば「カードローンあり」でもOK!押さえたいポイント

カードローンがあると、車のローン審査に通らなくなるのか。

カードローン利用者のよくある不安について、答えはもうおわかりですね。

  • カードローンがあっても、それ自体でNGにはならない
  • カードローンが問題になっても、利用状態を整理すればOKに
  • 計画性があれば、カードローンと車のローンの両立は可能

カードローンもローン商品ですので、影響がないとは言いませんが、利用状態に問題がなければ車のローンとの両立は可能です。

カードローンの利用額が大きかったりすると厳しいですが、そのときは利用状態を整理すればOK。長い目で見れば問題ナシですね。

つまり、カードローンを持っているとき、車のローンも契約できる見込みは人それぞれですが、時間をかければ誰でも両立可能です。

ただし、「計画性」は必要ですよ。

カードローンの利用状態 車のローンの利用見込み
計画的に利用・整理 いつかは使える
無計画な利用の繰り返し 運次第

カードローンの利用の手軽さは利点ですが、それに流されて無計画な利用を繰り返していると、いつまで経っても車のローンが組めません。

ポイントは「計画性」です。特にカードローンを整理しないといけない方は、計画性を意識してください。

車をローンで買う予定がある方は、早くから「計画的」に

以上のポイントは、車のローンへの申し込み間近に知っても役立ちますが、早い方が効率的ですね。

  • 早くからカードローンの利用を計画的に
  • 車のローンを必要とするタイミングに合わせよう

「いつか車を買おう」と決めていて、そのときは車専用ローンを考えているカードローン利用者は、早くから「計画性」に注意です。

今のうちから、カードローンの利用には以下のような対応をオススメします。

  • 意味もなく高額を借りない
  • 利用するカードローンは1つに絞る
  • 滞納歴は絶対につけない
早いうちから以上のような利用を心がけていれば、いざ車のローンを必要とするとき、カードローンと普通に両立可能です。

直前になって悩んだり、慌ててカードローンを整理しなくて済みます。

特に「滞納歴」のように、一度つくと整理も難しい注意点と無縁でいられるのは、大きな利点です。

車のローンを計画通りに利用できて、安心ですよ。

車を買うことはすでに確定で、カードローンもずっと使いたいなら、カードローンは早くから計画的に、賢く使ってくださいね。

【参考ページはこちら】
車のローンを組んでもOK!金決時のカードローン

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