3つのタイプで選ぶ!審査に通りやすいカードローンとは?
あなたはカードローンを、ただ通りやすさだけで選ぼうとしていませんか?
審査の緩さだけで選んでしまうと、実際よりも低いランクの業者で申込むことになったり、高い利息を払うハメになるかも知れませんよ。
収入に自信のない方、借り過ぎが心配な方、ブラックが気になる方、それぞれのタイプに合わせて最適な業者で申し込みましょう。
あなたは3つのうち、どのタイプですか?
1.収入に自信のないタイプでも大手企業で借りれる!
収入に自信のない方は多いのですが、それだけで大手での申込みを諦める必要は全くありませんよ。
カードローンの年収の基準はどなたにでもクリアできるくらい低いので、年収のせいで審査に落ちる心配は無用なのです。
その最低ラインは200万円前後ですので、殆どの方はクリアできるはずです。
反対にこれより年収が多いからといって、審査に通りやすくなる訳でもありません。
アルバイト・パートは年収200万円以下でも大丈夫!
ではアルバイトやパートの方はどうでしょう?パートの平均年収は100万円程度ですから、殆どの方は最低ラインをクリアできません。
でもアルバイトやパートでは家族による経済的基盤を考慮されるので、低い年収でも心配はないのです。
モチロン審査のせいで家族にばれたり迷惑がかかることは一切ありませんので、安心して申込んでくださいね。
専業主婦は銀行や信金がおススメ!
ところがお仕事をしていない専業主婦の場合は、総量規制のせいでお金を借りることができなくなっています。
中堅企業では対応しているところもありますが、配偶者の同意書が必要になるなど、申込みは容易ではありません。
そこで専業主婦の方には、総量規制のかからない銀行や信金のカードローンがお薦めです。
カードローン | 限度額 | 年利 |
---|---|---|
レイク | 1万円 – 500万円 | 4.5% – 18.0% |
バンクイック | 10万円 – 500万円 | 4.6% – 14.6% |
信金きゃっする | 50万円 – 500万円(※) | 5.5% – 14.0%(※) |
(※)信金によって異なる場合があります
総量規制のかからない金融機関なら、専業主婦も本人確認書類だけで借りることができます。
年収の条件付きの銀行カードローンもある
しかし銀行カードローンの中には、一定以上の年収がないと申込めないものもあります。
そういう場合には、同じ銀行の別のカードローンを選べば大丈夫です。
例えばりそな銀行では、2つのカードローンのうち一方は年収の制限があり、もう片方にはそれがありません。
カードローン | 年収の条件 |
---|---|
りそなプレミアムカードローン | 前年度年収400万円以上 |
りそなクイックカードローン | 不問 |
年収制限のあるカードローンは、最高限度額が高いのが特徴です。りそなプレミアムも、最高800万円という大型です。
一方で年収不問ものは、アルバイトやパートの方でも気軽に申込めます。りそなクイックは100万円までのミニサイズです。
このように自分の基準に合ったカードローンで申込めば、年収の低い方でも審査には通りやすくなるのです。
2.借り過ぎが心配なタイプは大手や銀行でも案外イケる!?
お金はなるだけ1カ所で借りた方がいいと分かっていても、2件目を借りると3件、4件と増えてしまいがちです。
そこで気になるのが審査への影響です。しかしある程度までなら、審査の通りやすさには差はありません。
3件目辺りからそろそろ次が心配になってきますが、実はまだこの時点では大丈夫。むしろ審査に有利になるケースもあります。
何故なら、他で問題なく借りれていることが前向きな評価にも繋がるからです。ある程度までなら、複数借入もデメリットにはなりません。
借入4件を超えると途端に通りにくくなる!
でもそれにもやはり限度があります。大手では申込み時の借入件数は3件まで(新規で4件目)が限界です。
これを超えると、途端に状況は厳しくなります。新規で5件目となるともう大手では通らず、中堅でも企業によっては難しい場合もあります。
借入件数が増えてしまったら、返済を工夫して件数だけでも整理するように心がけることが大切です。
中堅企業はインターネットで見つけよう
でもそんな余裕なんてないという方も居るでしょう。そんな場合には、大手より通りやすい中堅企業を選んでください。
といっても中堅企業は知名度が低く、企業名も知らない方が殆どでしょう。でもインターネットを使えばカンタンに見つかりますよ。
まず「中堅消費者金融」で検索をかければ人気企業がいくつか上がってくるので、それを元に幾つか候補を見つけます。
後はその企業のサイトへアクセスして、自分の目でしっかり安全性を確認した上で、最適な業者を選ぶだけです。
中堅企業の信頼度を見抜こう!
そこで一番重要なのは安全性の確認です。先ずはトップページの貸金業者登録番号を確認しましょう。これが正規業者の証しです。
また営業実績もチェックしたいですよね。これは登録番号の前にあるカッコ内の数字で分かります。
この数字は3年毎の登録回数を示しており、これが多いほど実績は高くなります。そこで中堅で人気の企業の登録回数を調べてみました。
- エイワ(11)
- フタバ(1)
- フクホー(3)
フタバとフクホーの登録回数が低いのが気になりますが、これは実は管轄が変わったためです。実際にはどちらもエイワと同じ老舗企業なんですよ。
これもサイトをよく読めばすぐに分かることです。大切な情報を見落とさないよう、説明は時間をかけて読むようにしてください。
不明点の多い企業には気をつけよう!
もちろん登録番号だけでなく、金利や限度額、返済方法などの基本情報も重要です。
もしもよくわからないと感じたら、借りない方が賢明ですよ。また所在地や代表者がはっきりしないような企業もよくありません。
大手に比べると審査には通りやすい中堅企業ですが、記載事項はしっかり読み、必ず納得できるところで申込むようにしましょう。
年収の三分の一の壁は絶対に超えられない
しかし中堅企業でも、借入額が多いと審査には通りません。総量規制があるため、年収の三分の一以上は絶対に借りることはできないのです。
違反すれば行政処分を喰らいますから、こればっかりはいくら中堅企業でも譲歩する訳にはいきません。
総量規制の影響がないといったら、やはり銀行などの金融機関です。
但し総量規制上限に近い残高を抱えての審査となると、決して通りやすい状況だとは言えません。
最初に銀行を選べば後が借りやすくなる!
散々借りてから銀行で申込むのは、実は借入先の選択ミスなのです。沢山借りるなら、少なくとも最初は銀行で申込んでおくべきです。(こちらもご参考に→銀行カードローンを利用したい方にオススメ記事)
例えばA銀行で50万円借りた後でB消費者金融で申込めば、最初の50万円については総量規制の対象としてカウントされません。
未登録の業者には手を出さないで!
借りにくくなってしまった方に絶対に避けて欲しいのは、登録していない業者(ヤミ金)に手を出してしまうことです。
このような業者は総量規制などお構いなしですから、あなたにいくら残高があろうと審査もなく貸してくれるでしょう。
でもこのような業者はかなりの高金利ですし、手数料名義でお金を搾り取られるだけといったケースも多いんですよ。
借りやすいからといって違法やルール違反に手を出すと、結局は安全な方法よりも損をすることになってしまうのです。
個人事業主なら三分の一以上借りれる!
でももしもあなたが事業主ならば、総量規制を超えても正規で借りれる方法があります。それは事業主向けの融資を利用することです。
これは総量規制の対象外なので、残高に関係なく借りることができるのです。
企業 | 個人事業主用商品 |
---|---|
アコム | ビジネスサポートカードローン:12.0%-18.0% |
プロミス | 自営者カードローン:6.3%-17.8% |
アイフル | 事業サポートプラン:6.8%-12.0% |
個人向けカードローンからの借換えも可能ですので、事業主の方は一度相談をしてみてはいかがでしょうか。
総量規制を超えても借りれるのは事業主の方だけ。年収証明書類など必要なものは増えますが、申込む価値は大ですよ。
3.ブラックが気になるタイプは中堅企業がお薦め!
年収が低くても他社の借入があっても、殆どの場合は大手や銀行で借りることができます。でもブラックになるとそうは行きません。
その選択肢は一気に狭まり、登録期間中では大手や銀行は全滅です。こうなると、後は中堅以下の企業を探すしかありません。
ブラック対応の中堅企業を探そう!
中堅企業は、ブラックへの方にとっても実に心強い存在です。でもサイトを見てもなかなか「ブラック可」という言葉は見つかりません。
何だか控え目な表現ですよね。でも例えこのような表現がなくても、実際には多くの中堅企業がブラックに対応しています。
中堅以下の企業選びは自分の目で!
確実なのは直接問い合わせることですが、電話で色々話すと申込みを断るのは難しくなってきます。
業者の中には電話でそのまま審査に入るケースもありますから、電話を掛けるのは決心が固まってからの方がいいでしょう。
また場合によっては、中堅企業より更に規模の小さな業者の検討が必要になってくるかもしれません。
その信頼度を測る方法は、中堅の場合と同じです。サイトは大切な情報源ですので、自分の目でしっかり確かめてください。
ブラックだと必要書類が増えるの?
ブラックとは信用がとりわけ少ない状態ですから、通常よりも必要書類が多くなることもあります。
通常50万円以下の借入では必要のない収入証明書類も、借入額に関係なく提出を求められます。
また過去に自己破産をしている方は、その正確な年月を答えられるようにしておくことも大切ですよ。
そのほか住民票や公共料金の領収書が必要な場合もあります。求めに応じてすぐ提出できるよう準備しておきましょう。
ブラック登録期間が終っても借りれないケース
このように様々な制限のかかるブラックですが、登録期間が終って記録が消えれば、原則的には審査に問題はないはずです。
しかし現実には、残念ながらその後も影響が残ってしまうことが少なくありません。
特に自己破産の場合は信用情報上の全記録が白紙に戻るため、その状態から過去がバレてしまうケースもあります。
社内ブラックの企業は避けた方が無難
また信用情報機関の登録は時間が経てば消えますが、企業が独自で保存している情報までは消すことができません。
これを社内ブラックと言います。どの企業も必ずそうだとは言い切れないのですが、やはり当の会社は避ける方が無難です。
また銀行カードローンだと、保証会社でも社内ブラックになることに気をつけてください。
例えばバンクイックなら、三菱東京UFJ銀行とアコムの両方で社内ブラックになります。また合併があると社内情報が共有される可能性もあります。
ブラックになった人は、このようなことを頭に入れてリスクのある企業を避ければ、ずっと審査に通りやすくなるでしょう。
申込みブラックは半年待てば大丈夫
同じブラックといっても、申込みブラックは対処が簡単です。申込み状況の登録は6ヶ月経てば綺麗さっぱり消えてしまうからです。
この間に無理して中堅企業などで申込みをするよりは、登録消えを待つ方がずっと賢明ですよ。
落ちればまたもや申込みの記録が残ってしまい、更に半年待つことになるからです。
申込みブラックの方は半年間は審査を受けないこと。これが審査に通りやすくなるための最も確実な方法です。
諸悪の根源は延滞!期日を守れば審査に通りやすくなる!
3つのタイプ別に審査に通りやすい企業をご紹介してきましたが、ここに延滞という要素が加わると、また話は変わってきます。
せっかく審査に通りやすい企業を選んでも、他で延滞をしていれば台無しです。延滞があると、状況は一変してしまいます。
現在延滞中では審査は全滅!
今正に延滞中というのでは、どこで申込んでも全滅です。
いくら審査に通りやすい企業を選んだって、延滞中ではどうにもなりません。信用情報に照会された時点で即アウトです。
延滞は60日を超えるとブラックですが、それより前に解消できればとりあえずは一安心。しかし実はこれもしっかり記録に残っているのです。
返済トラブルにはどんなものがあるの?
延滞と言えば、一般には3ヶ月以上の長期延滞のことを指すことが多いようですが、返済トラブルはこれだけではありません。
信用情報機関であるCICで記録される入金状況は、以下のように分類されています。
- $:請求どおりかそれ以上の入金
- P:請求額の一部の入金
- R:本人以外からの入金
- A:本人の事情による未入金
- B:本人の事情によらない未入金
- C:原因不明の未入金
この中で正常な返済は$だけ。それ以外はいずれも何らかの問題があったケースです。
入金のトラブルは全て記録されている!
中には返済期日を過ぎてもずっと無視を決め込む方がいますが、これだとCがマークされてしまいます。
返済もしなければ電話にも出ないというのでは、返済トラブルとして記録されるのも当然ですよね。
でも返済に遅れることを期日前にきちんと連絡したとしても、正常に返済できなければやはり記録には残ってしまいます。
これだけで審査に落ちる訳ではありませんが、通りにくくなる要因のひとつになることに変わりありません。
延滞の記録はこうすれば早く消える!
ならばこのような記録は、なるだけ早く消してしまうに限りますよね。でも信用情報は、自分で上書きしたり消したりすることはできません。
記録が消えるには、必ず一定の期間が必要です。でもこのやり方を間違うと、実際よりも長く記録が残ることになってしまいますよ。
一番いい方法は、延滞を解消したらそのまま普通に利用を続けることです。
入金状況の表示は最大24ヶ月ですから、これを過ぎれば自動的に記録は消えてしまいます。これが最も早い方法です。
解約すると登録消えに5年かかる!
最悪なのが、延滞の記録が表示されている状態で解約してしまうことです。
解約後登録が消えるまでは5年かかるため、この間ずっと不名誉な記録が晒されたままになってしまいますよ。
但し完済するだけなら問題はありません。完済後も契約は継続しているので記録は2年で消えますが、解約すると記録が凍結します。
解約の前には、過去2年に遡って都合の悪い記録が残っていないか、一度よく考えてみてください。
自分の信用情報を開示請求してみよう!
どうしても思い出せないという方には、自分で自分の信用情報を確認する方法があります。これが信用情報の開示請求です。
信用情報機関窓口へ出向く必要はなく、どなたでもインターネットから簡単に申込むことができますよ。
CICなら以下のようにたったの3つの手順で、自分の信用情報のPDFファイルを入手できます。
- 電話をかけて受付番号を取得
- インターネットで受付番号を入力
- PDFファイルをダウンロード
自分の信用情報を見ると、延滞以外にも思わぬ発見もありますよ。
信用情報はミスがあれば削除できる
自己破産経験者の方に意外とあるのが登録の「消し忘れ」。免責後は全ての記録が消えるはずなのに、一部の残高が消されずに残っているのです。
これが原因で審査に通りにくくなっては困りますよね。事実とは異なる記載なら、異議申立てによって削除してもらえます。
手数料(CICは1000円)はかかりますが、開示は一度はやっておく価値がありますよ。今後のカードローン利用にもきっと役立つはずです。
自分の信用情報を上手に管理して、今後もできるだけ審査に通りやすい状態を維持できるようにしてください。
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